【2026年最新】ファン・アラーノの現在はスポルチ・レシフェ所属
アラーノは2026年8月10日、ブラジルのスポルチ・レシフェへの加入が正式に発表されました。セアラーSCとの契約を解消し、新天地でブラジル全国選手権セリエBを戦うことになりました。
スポルチはブラジル北東部ペルナンブーコ州レシフェを本拠地とする伝統あるクラブです。アラーノは加入時に背番号8を与えられ、8月12日に本拠地イルハ・ド・レチーロで正式な入団会見に臨みました。
スポルチとの契約期間は2028年までの可能性
契約についても注目すべき特徴があります。当初の契約期間は2027年2月28日までですが、その後は2027年12月31日、さらに2028年12月31日まで自動更新される条項が設定されています。
スポルチの公式発表によると、最初の更新についてはクラブまたは選手のどちらかが100万レアルを支払うことで契約を終了できる仕組みです。また、翌シーズン以降の報酬は所属カテゴリーや選手の競技成績に連動します。
単純に長期契約を結んだというだけではなく、クラブの昇格と選手のパフォーマンスを契約条件に反映させた形です。
【経歴・年表】インテルナシオナルから鹿島、G大阪、ブラジルへ

ファン・アラーノは1996年9月2日、ブラジル南部のクリチバで生まれました。本名はJUAN MATHEUS ALANO NASCIMENTO。身長172cm、体重69kg、右利きの選手です。
プロとしての出発点はブラジルの名門インテルナシオナル。2017年から2018年にかけて同クラブで経験を積み、2019年にはコリチーバへ移籍しました。
コリチーバ時代は出場機会を増やし、ブラジル2部リーグで33試合5得点を記録。クラブの1部昇格に貢献した経験が、その後のキャリアを支える重要な実績となりました。スポルチも加入発表の中で、この昇格経験を紹介しています。
ファン・アラーノのキャリア年表
出典:鹿島アントラーズ、ガンバ大阪、セアラーSC、スポルチ・レシフェの各クラブ発表およびサッカーキングの年度別記録。
この年表から分かるのは、アラーノのキャリアが日本で突然終わったわけではないということです。ブラジルで経験を積み、日本で約6年間プレーした後、再び母国のクラブへ戻るという流れをたどっています。
【Jリーグ通算成績】鹿島69試合8得点、G大阪86試合10得点
日本でのアラーノを振り返るうえで欠かせないのが、鹿島アントラーズとガンバ大阪で残した成績です。
サッカーキングに掲載された年度別リーグ記録を合算すると、J1リーグでは155試合18得点。鹿島では得点力を示し、G大阪では攻撃の組み立てやチャンスメークでも存在感を発揮しました。
鹿島アントラーズ時代の成績
2020年に鹿島へ加入したアラーノは、J1初年度から30試合4得点を記録しました。
2021年は27試合3得点、2022年は12試合1得点。攻撃的なポジションで起用され、得点だけでなく前線での連係にも関わりました。
2022年7月31日、鹿島はアラーノのガンバ大阪への完全移籍を発表しています。当時のクラブ公式発表では、鹿島在籍時のJ1成績は68試合8得点と記載されました。年度別記録の合計69試合とは1試合の差があるため、資料による集計基準の違いには注意が必要です。
ガンバ大阪時代の成績
G大阪では2022年7月から2025年までプレーしました。
特に目立ったのが2023年です。J1で28試合7得点を記録し、攻撃面で大きな役割を担いました。2024年は20試合1得点、2025年は27試合1得点となっています。
ただし、得点数だけで評価するのは適切ではありません。2025年のG大阪での公式戦成績は、スポルチの加入発表によれば33試合出場、2得点、8アシスト。得点とアシストを合わせて10ゴールに直接関与しています。J1リーグの27試合1得点という数字とは、対象とする大会が異なります。
クラブ別J1リーグ成績
| クラブ | 出場 | 得点 |
|---|---|---|
| 鹿島アントラーズ | 69試合 | 8得点 |
| ガンバ大阪 | 86試合 | 10得点 |
| 合計 | 155試合 | 18得点 |
※年度別リーグ記録の合算。鹿島公式の2022年7月発表では、鹿島在籍時のJ1成績は68試合8得点と記載されています。
日本での6年間は、単に試合数を重ねただけではありません。鹿島では得点を奪う攻撃的MFとして、G大阪では周囲の選手を生かす役割も担うなど、プレーの幅を広げた期間でした。
【プレースタイル・ポジション】FW起点の攻撃的MF、サイドでもプレー可能
ファン・アラーノの基本プロフィール
- 生年月日:1996年9月2日
- 年齢:30歳(2026年11月現在)
- 出身地:ブラジル・クリチバ
- 身長・体重:172cm・69kg
- 利き足:右足
- ポジション:MF
- 本来のタイプ:攻撃的な選手
アラーノのポジションを理解する際に重要なのは、登録上のMFという肩書きと、実際にプレーできる場所を分けて考えることです。
セアラーSCは2025年12月の加入発表で、アラーノを攻撃的な選手として紹介しながら、近年の日本でのプレーでは中盤の役割も多く担っていたと説明しています。スポルチも攻撃的MFとして獲得しましたが、ブラジルの報道ではサイドでもプレーできる選手として紹介されています。
具体的なプレーの特徴
1.攻撃の組み立てに関与する
アラーノは最終局面でシュートを狙うだけの選手ではありません。前線へボールを運ぶパスや、味方のシュートにつながるパスにも関与します。
スポルチが2025年の日本リーグでのデータとして紹介した数字では、MF40人の比較において、90分当たりの縦方向への深いパスが0.5本で上位、キーパスが0.6本で上位3位相当でした。また、相手ペナルティーエリア内でのタッチ数も90分当たり3.4回と紹介されています。
2.パスの精度を生かせる
スポルチが紹介した2026年セリエBのMF比較データでは、アラーノは最終3分の1のエリアへのパス成功率88%、ロングパス成功率74%、前方へのパス成功率77%という数値を残しています。
このデータからは、近距離での連係だけでなく、前方への展開や攻撃方向を変えるパスにも対応できることが読み取れます。
3.サイドでも起用できる
ブラジルの報道では、中央のMFだけでなく、両サイドの攻撃的なポジションにも対応できる点が紹介されています。
チーム事情に応じて配置を変えられることは、シーズン途中に加入した選手にとって大きな利点です。中盤と前線の間をつなぐ役割を担えることも、アラーノの持ち味と考えられます。
G大阪で見せたチームへの貢献意識
プレースタイルを語るうえで見逃せないのが、ガンバ大阪公式サイトが2025年3月に掲載した選手特集です。
同記事では、アラーノが負傷から復帰した後、東京ヴェルディ戦で決勝ゴールをアシストした場面が紹介されています。本人は、得点やアシストという結果だけでなく、チームのためにピッチ上で仕事ができたことへの喜びを語っていました。
「ガンバのユニフォームを着ている以上、どんな形でもいいからガンバのために仕事をしたい」
また、同記事では、アラーノが副キャプテンを務め、外国籍選手と日本人選手のコミュニケーションを支える役割も担っていたことが紹介されています。プレー以外の面でもチームに貢献していた選手です。
【移籍の経緯を検証】G大阪退団からセアラーSC、スポルチへ
今回の移籍で特に注目したいのは、G大阪からセアラーSCへの移籍と、わずか約7か月後のスポルチ加入という2段階の変化です。
2025年12月:G大阪との契約が満了
最初の転換点は2025年12月5日です。ガンバ大阪は、アラーノが契約満了に伴って2025シーズン限りで退団すると発表しました。
この発表は契約期間の終了によるものであり、クラブが途中で一方的に契約を解除したという内容ではありません。
アラーノは退団コメントで、G大阪での3年半を幸せだったと振り返り、クラブのために持てる力を出し切ったという趣旨の感謝を伝えています。
2025年12月26日:セアラーSCへの加入が決定
Ceará Sporting Club
2025年12月26日、セアラーはアラーノを2026年シーズンに向けた攻撃陣の補強として正式発表しました。
セアラーの公式発表によると、契約は1年間。日本での7シーズンを終え、ブラジルで再スタートを切ることになりました。
同クラブはアラーノの実績について、鹿島で3シーズンにわたり公式戦85試合に出場し、19回のゴール直接関与を記録したこと、G大阪では4シーズンで103試合に出場し、26回のゴール直接関与を記録したことを紹介しています。
2026年8月:セアラーとの契約を解消してスポルチへ
次の転換点は2026年8月です。
ブラジルのスポーツメディアgeによると、スポルチは当初、別のMFであるギリェルメ・カスチーリョの獲得を試みていましたが、交渉が成立せず、アラーノ獲得に動きました。
アラーノはセアラーで2026年に27試合3得点1アシストを記録。最後の出場は7月22日のCRB戦でした。8月10日にはセアラーとの契約解消が発表され、その後スポルチへの加入が正式に決まりました。
移籍金は発生したのか?
この移籍には契約面で興味深い事情があります。
geの報道では、アラーノはセアラーで受け取っていた給与を10%引き下げる条件を受け入れたとされています。また、契約途中での解消に伴う補償については、選手が残りの契約期間で受け取る予定だった報酬を放棄したことに関係するものと説明されています。
一方、スポルチの公式発表は、今回の獲得が移籍金を支払わない形で行われ、選手の経済的権利100%をクラブが保有すると明記しています。つまり、スポルチがセアラーに通常の移籍金を支払って獲得したケースとは異なります。
アラーノ本人が語ったスポルチ移籍の理由
2026年8月12日の入団会見で、アラーノ本人はスポルチを選んだ理由について説明しています。
移籍前に対戦相手としてスポルチの試合を経験し、満員のスタジアムを目の当たりにしたことが決断の理由の一つだったと語りました。クラブには昇格を争える力があると感じ、実際に加入してからもチームの個々の能力と集団としての強さを確認したとしています。
さらに、インテルナシオナルとコリチーバでセリエBからの昇格を経験したことにも触れ、スポルチでも同じ目標に貢献したいという意欲を示しました。
したがって、今回の移籍は単なる所属クラブの変更ではありません。本人がスタジアムの雰囲気やクラブの昇格プロジェクトに魅力を感じ、自ら新しい挑戦を選んだという背景があります。
【誤解しやすいポイント】ファン・アラーノの名前・年齢・移籍情報
アラーノについて検索する際には、表記や年齢、成績の集計方法によって情報が異なって見える場合があります。
名前は「ファン・アラーノ」と「Juan Alano」
日本では「ファン・アラーノ」または「ファン アラーノ」という表記が使われています。一方、ブラジルではJuan Alanoという名前で報道されることが一般的です。
本名はJuan Matheus Alano Nascimento。別の選手ではなく、鹿島アントラーズとG大阪でプレーした同一人物です。
2026年の年齢は30歳
1996年9月2日生まれのため、2026年8月のスポルチ加入時には29歳でしたが、2026年9月2日に30歳になっています。
そのため、2026年11月現在の年齢を29歳と紹介する情報は、加入当時のプロフィールを更新していない可能性があります。
セアラーからの移籍は失敗だったのか?
セアラー在籍期間が短かったことから、移籍が失敗だったと受け取る人もいるかもしれません。しかし、27試合3得点1アシストという記録を残しており、出場機会がほとんどなかったわけではありません。
契約解消の背景にはスポルチ側の補強事情や選手との契約条件があり、競技成績だけを理由に退団したと判断することはできません。
情報を確認するときの判断基準
- 現在の所属先:過去の移籍報道ではなく、最新のクラブ公式発表を確認する。
- 出場数と得点数:J1リーグだけなのか、カップ戦を含む公式戦全体なのかを区別する。
- 契約期間:当初の契約終了日と自動更新条項を混同しない。
- 移籍金:クラブが支払う移籍金と、契約解消時の補償を区別する。
この4点を押さえるだけでも、アラーノに関する古いプロフィールや移籍情報を誤って解釈するリスクを減らせます。
【プロの結論】ファン・アラーノの評価は得点数だけでは決まらない
アラーノのキャリアを振り返ると、評価すべきポイントは大きく3つあります。
第一に、Jリーグで155試合18得点という実績を残したことです。鹿島では攻撃的な役割を担い、G大阪では得点に加えてアシストでも貢献しました。
第二に、プレーの柔軟性です。FWを起点とする攻撃的な選手でありながら、MFとしての組み立てやサイドでのプレーにも対応できます。2025年のG大阪で8アシストを記録したことは、得点以外の貢献を示す具体的な材料です。
第三に、ブラジル復帰後も新しい環境を求めて移籍を決断したことです。セアラーでの経験を経て、スポルチでは昇格を目標とするチームに加わりました。
プロの視点でアラーノを評価するなら、単純なゴール数だけでなく、パスの質、攻撃への関与、複数ポジションへの適応力、チームへの貢献度を合わせて見るべきです。
特にスポルチでの今後の評価を左右するのは、Jリーグで培った攻撃の組み立て能力をブラジルのセリエBでも継続して発揮できるかどうかでしょう。
ファン・アラーノに関するよくある質問(FAQ)
Q1:ファン・アラーノは現在どこのクラブに所属していますか?
A1:2026年11月現在、ブラジルのスポルチ・レシフェに所属しています。2026年8月10日に加入が正式発表され、背番号8を着用しています。
Q2:ファン・アラーノは鹿島アントラーズとガンバ大阪で何試合出場しましたか?
A2:年度別リーグ記録を合算すると、鹿島で69試合8得点、G大阪で86試合10得点です。合計はJ1リーグ155試合18得点となります。鹿島公式の移籍発表時点の記録には1試合の差があります。
Q3:ファン・アラーノはなぜセアラーSCからスポルチに移籍したのですか?
A3:スポルチがMFの補強を進める中で獲得交渉を行い、セアラーとの契約解消を経て加入しました。本人は、スポルチのサポーターの熱気やクラブの昇格プロジェクトに魅力を感じたと説明しています。
Q4:ファン・アラーノのポジションはどこですか?
A4:登録上はMFです。攻撃的MFを中心に、前線やサイドでもプレーできます。攻撃の組み立てやチャンスメークにも関与する選手です。
Q5:ファン・アラーノは何歳ですか?
A5:1996年9月2日生まれで、2026年11月現在は30歳です。ブラジルのクリチバ出身です。
Q6:スポルチとの契約はいつまでですか?
A6:当初の契約期間は2027年2月28日までです。その後、契約条件に基づいて2027年末、さらに2028年末まで自動更新される条項が設けられています。
まとめ:ファン・アラーノの現在と今後の注目ポイント
ファン・アラーノは、鹿島アントラーズとガンバ大阪で約6年間プレーした後、2025年12月にセアラーSCへ移籍しました。そして2026年8月、スポルチ・レシフェへの加入が正式に決定しています。
J1リーグでは年度別記録の合算で155試合18得点を記録。2023年のG大阪での7得点や、2025年の公式戦8アシストなど、得点とチャンスメークの両面で実績を残しました。
2026年11月現在は30歳。ブラジルでの新たな挑戦は、これまで日本で積み上げてきた経験を生かす重要なキャリアの段階です。
今後注目したいのは、スポルチでの出場機会、攻撃面での貢献、そしてクラブのセリエB昇格争いです。日本で活躍したアラーノが母国でどのような評価を築いていくのか、引き続き注目されます。