【結論】45歳での出産は可能?2025年の出生統計が示す現実
まず押さえておきたいのは、45歳で出産した人は実際に存在し、初産も含まれているという事実だ。
厚生労働省が2026年6月3日に公表した2025年人口動態統計月報年計(概数)では、母親が45歳以上だった出生数は1,644人。内訳を見ると、第1子が734人、第2子が498人、第3子以上が412人だった。
つまり、45歳以上で初めて子どもを出産した人も734人いる。45歳以上の出生のうち、約44.6%が第1子だった計算になる。
ただし、この数字には重要な注意点がある。統計上の区分は「45歳以上」であり、45歳ちょうどの人数ではない。46歳、47歳、それ以上の年齢も含まれている。また、これは実際に出生に至った件数であって、妊娠を試みた人の数や妊娠成功率を表す数字でもない。
2026年9月30日には2025年の出生総数の確定値671,270人が公表されたが、年齢別の詳細は別途公表予定とされている。そのため、45歳以上の1,644人は、現段階では6月公表の概数として読む必要がある。
45歳以上の出生数と初産の内訳

45歳以上の出生数1,644人

45歳以上の第1子734人

第1子
734人
第2子
498人
第3子以上
412人
このデータから読み取れるのは、45歳以上の初産が統計上も確認できるということだ。一方で、出生数が存在することと、妊娠を希望した場合に同じ結果を得られることは別問題である。
【妊娠率を徹底検証】45歳の自然妊娠と体外受精はどれくらい可能?
45歳の妊娠を考えるとき、自然妊娠と不妊治療は分けて考える必要がある。どちらも可能性は残されているが、妊娠に至る仕組みや成功率の見方は異なる。
45歳の自然妊娠確率は?
日本生殖医学会の「生殖医療Q&A」では、女性の年齢と自然妊娠の成立しやすさについて、月経1周期あたりの妊娠成立率を比較した研究が紹介されている。
21~24歳のカップルを1.00とした場合、年齢別の相対的な妊孕力は次のようになる。
| 女性の年齢 | 相対的な妊孕力 |
|---|---|
| 21~24歳 | 1.00 |
| 25~27歳 | 0.91 |
| 28~30歳 | 0.88 |
| 31~33歳 | 0.87 |
| 34~36歳 | 0.82 |
| 37~39歳 | 0.60 |
| 40~45歳 | 0.40 |
出典:日本生殖医学会「女性の加齢は不妊症にどんな影響を与えるのですか?」
ここで注意したいのは、40~45歳の0.40は、21~24歳と比較した相対的な指標だという点だ。「45歳なら自然妊娠する確率が40%」という意味ではない。
45歳ちょうどの1周期あたりの自然妊娠率を、このデータから正確に算出することもできない。個人の排卵状況、卵巣予備能、卵管や子宮の状態、パートナーの精子の状態などによっても変わる。
日本生殖医学会は、女性の加齢による妊孕力の低下について、卵巣内の卵子数の減少、卵子の染色体分配に関する異常の増加、ホルモン環境の変化などを要因として挙げている。35歳以降に低下が目立ち、40歳以降はさらに急速になる。
つまり、45歳でも自然妊娠の可能性はゼロではないが、妊娠を希望するなら長期間の自己判断による様子見は避けたい。年齢を踏まえ、早い段階で生殖医療を専門とする医師に相談することが現実的だ。
45歳の体外受精妊娠率と出産率
自然妊娠が難しい場合、体外受精や顕微授精を検討する選択肢がある。ただし、体外受精をすれば年齢の影響がなくなるわけではない。
日本産科婦人科学会の2023年ARTデータをもとにした全国の治療成績では、45歳の女性について次の結果が報告されている。
45歳のART治療成績(2023年)
胚移植あたりの妊娠率11.4%
登録治療周期あたりの妊娠率4.2%
登録治療周期あたりの生産率1.7%
妊娠あたりの流産率55.2%
数字の意味を正しく理解するため、分母にも注目したい。
- 胚移植あたりの妊娠率11.4%:実際に胚移植を行った周期を分母とする。
- 登録治療周期あたりの妊娠率4.2%:登録された治療周期全体を分母とする。
- 登録治療周期あたりの生産率1.7%:登録された治療周期全体のうち、出産に至った割合。
- 妊娠あたりの流産率55.2%:妊娠が成立したケースのうち、流産となった割合。
これらは個人の将来を予測する確率ではなく、全国の治療実績を集計した数字である。複数回の治療を行った場合の累積成功率とも異なる。
特に注目すべきなのは、45歳では妊娠が成立しても出産まで進む割合が低くなる点だ。胚移植あたりの妊娠率だけを見て治療の成功可能性を判断するのは適切ではない。
日本生殖医学会・日本産科婦人科学会などの役割とデータの関係
45歳の妊娠を考える際には、複数の公的機関や専門学会が発表する情報を組み合わせる必要がある。
それぞれが扱う数字は、調査対象も分母も違う。出生統計は実際に生まれた子どもの数、ARTデータは治療周期の結果、母体リスクの研究は妊娠・分娩時の合併症を示す。これらを同じ「45歳の妊娠確率」として扱わないことが大切だ。
【45歳の流産率と胎児リスク】染色体異常・NIPTの実態
45歳の妊娠で特に大きな関心事となるのが、流産と胎児の染色体異常だ。
女性の年齢が上がるにつれて卵子の染色体分配異常が増加し、受精卵の染色体数に異常が生じる可能性も高くなる。妊娠が成立しても、発育が継続せず流産に至るケースが増える背景には、このような生物学的な変化がある。
45歳の流産率はどのくらい?
前述の日本産科婦人科学会の2023年ART登録データでは、45歳の妊娠あたりの流産率は55.2%だった。
ただし、これは不妊治療によって成立した妊娠の集計であり、自然妊娠を含む45歳全員の流産率ではない。自然妊娠と体外受精では対象となる人や妊娠までの経緯が異なるため、同じ数字を当てはめることはできない。
流産率が高いという情報は精神的な負担にもなりやすい。しかし、統計上のリスクは個人の妊娠の結末を決定するものではない。妊娠が確認された後も、超音波検査などで胎児の発育を継続的に確認することが大切になる。
染色体異常とNIPTでわかること
妊娠後の検査として知られているのが、NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)だ。
NIPTは妊婦の血液中に含まれる胎児由来のDNA断片を分析し、胎児の染色体疾患の可能性を調べる非確定的検査である。
日本の出生前検査認証制度で対象となっている主な疾患は次の3つだ。
- 21トリソミー(ダウン症候群)
- 18トリソミー
- 13トリソミー
検査の大きな特徴は、妊婦の採血によって検査できること。ただし、NIPTは確定診断ではない。陽性と判定されても、胎児に染色体異常があると確定したわけではなく、必要に応じて羊水検査や絨毛検査などの確定的検査を検討する。
NIPT・羊水検査・絨毛検査の違い
| 検査 | 目的・特徴 |
|---|---|
| NIPT | 血液検査によって染色体疾患の可能性を調べる非確定検査 |
| 超音波検査 | 胎児の形態や発育を確認する |
| 絨毛検査 | 胎盤の組織を採取して染色体を調べる確定検査 |
| 羊水検査 | 羊水中の胎児由来細胞を調べる確定検査 |
こども家庭庁の出生前検査情報サイトによると、絨毛検査や羊水検査には流産のリスクがあり、その目安は絨毛検査で約0.2%、羊水検査で約0.1~0.3%とされている。
また、NIPTで調べられる疾患は限られており、すべての先天性疾患や遺伝性疾患を発見できるわけではない。検査の対象範囲や限界を理解したうえで選択する必要がある。
検査を受けるかどうかは本人と家族の価値観にも関わる問題だ。こども家庭庁は、検査の前後に専門家による遺伝カウンセリングを受け、結果が出た後の選択肢も含めて考えることを案内している。
【45歳出産の母体リスク】妊娠高血圧症候群・帝王切開・早産
45歳の妊娠では、胎児だけでなく母体の健康管理も重要になる。
特に注意したいのが、妊娠高血圧腎症、前置胎盤、帝王切開、早産などのリスクだ。年齢だけでなく、初産か経産か、自然妊娠か生殖補助医療による妊娠か、妊娠前から持病があるかによっても状況は変わる。
45歳以上の妊娠で上昇する母体リスク
国立成育医療研究センターは、日本産科婦人科学会の周産期データベースを用いて、30歳以上で単胎出産した36万5,417人のデータを解析した。
この研究では、45歳以上の妊婦924人と30~34歳の妊婦を比較している。結果は次のとおりだった。
| リスク項目 | 45歳以上の相対リスク |
|---|---|
| 妊娠高血圧腎症 | 約1.90倍 |
| 前置胎盤 | 約2.19倍 |
| 帝王切開 | 約1.71倍 |
| 早産 | 約1.22倍 |
| 低出生体重児 | 約1.18倍 |
これらは30~34歳の妊婦を基準にしたリスク比であり、発症率そのものではない。
また、この研究の対象は2005~2011年の分娩データであり、現在の医療環境と完全に同じではない。年齢によるリスクの傾向を把握する資料として参考になるが、個人の診断に直接置き換えることはできない。
妊娠高血圧症候群はなぜ注意が必要?
妊娠高血圧症候群は、妊娠中に高血圧が生じる病気で、重症化すると母体の臓器や胎児の健康に影響する可能性がある。
日本産婦人科医会は、発症リスクに関係する要因として、35歳以上の高齢妊娠、初産、肥満、高血圧、糖尿病、腎疾患、過去の妊娠高血圧症候群などを挙げている。
45歳で初産を迎える場合は、年齢に加えて初産という要素も考慮した妊娠管理が必要になる。血圧や血糖値、体重、腎機能などを妊娠前から確認しておくことが望ましい。
45歳の初産は帝王切開になりやすい?
45歳以上では、帝王切開の頻度が高くなる傾向がある。前述の国立成育医療研究センターの研究でも、30~34歳と比較した帝王切開のリスク比は約1.71倍だった。
初産婦では年齢上昇に伴う緊急帝王切開のリスク上昇がより強く認められたという分析もある。
ただし、45歳だから必ず帝王切開になるわけではない。胎児の状態、胎盤の位置、母体の健康状態、分娩の進行状況などを踏まえ、医師が分娩方法を判断する。
【45歳で妊娠を目指すための準備】受診・検査・医療機関選び
45歳で妊娠を希望する場合、最初に考えたいのは、自然妊娠を待つ期間と医療機関に相談するタイミングだ。
年齢による妊孕力の低下は、生活習慣を改善すれば完全に元に戻るものではない。健康的な生活は母体の健康維持には役立つが、卵子の加齢そのものを止めることはできない。
妊娠前に確認したい5つの項目
妊娠前の確認リスト
1. 婦人科・生殖医療専門医への相談
月経周期、排卵状況、妊娠歴、治療歴などを確認する。
2. 卵巣・子宮の検査
超音波検査や必要に応じたホルモン検査などで、生殖機能を評価する。
3. 母体の健康評価
血圧、血糖値、体重、腎機能、甲状腺疾患、服薬状況などを確認する。
4. パートナーの検査
精液検査など、男性側の妊孕力も必要に応じて調べる。
5. 妊娠・出産後の生活設計
通院、出産施設、仕事、育児支援、経済的な準備を確認する。
特に重要なのは、検査結果を一つだけ見て妊娠可能性を判断しないことだ。例えばAMH(抗ミュラー管ホルモン)は卵巣予備能を評価する参考になるが、卵子の染色体の状態や自然妊娠の成功を直接判定する検査ではない。
検査は、妊娠できるかどうかを一つの数値で決めるためではなく、今後どのような選択肢があるのかを医師と検討するために活用したい。
45歳の不妊治療で知っておくべき保険適用の年齢制限
日本では2022年4月から体外受精や顕微授精などの生殖補助医療が保険適用となった。しかし、年齢と治療回数には制限がある。
こども家庭庁が案内する現行制度では、体外受精・顕微授精の保険適用条件は次のとおりだ。
| 初回の胚移植に関する治療計画時の年齢 | 保険適用の回数上限 |
|---|---|
| 40歳未満 | 1子ごとに6回 |
| 40歳以上43歳未満 | 1子ごとに3回 |
| 43歳以上 | 対象外 |
女性の治療開始日に43歳未満であることが年齢条件となる。そのため、45歳で新たに体外受精・顕微授精を始める場合、これらの基本治療は年齢要件を満たさず保険適用外となる。
この制度上の違いは、45歳で不妊治療を考える人にとって大きい。治療を受ける場合は、自由診療の範囲、検査費用、採卵・培養・胚移植の料金、追加治療の費用を事前に確認したい。
45歳の出産体験談を読むときの注意点
45歳で出産した人の体験談は、妊娠を考える人にとって励みになることがある。一方、インターネット上で目立つ成功体験だけを見て、自分にも同じ結果が得られると考えるのは危険だ。
国立成育医療研究センターが分析した45歳以上の妊婦は924人。自然妊娠、体外受精・顕微授精、初産、経産など、妊娠に至るまでの背景もさまざまだった。
この研究が示しているのは、45歳以上の妊娠でも出産に至るケースがある一方、妊娠方法や出産歴によってリスクの現れ方が異なるということだ。
体験談を参考にするなら、次の情報が明らかになっているかを確認したい。
- 妊娠した年齢と実際に出産した年齢
- 自然妊娠か、不妊治療による妊娠か
- 初産か経産か
- 妊娠中に合併症があったか
- 分娩方法と産後の経過
特に、45歳で出産したという結果だけでなく、妊娠までにどのような治療や経過があったかを確認することが重要になる。
【45歳出産の費用はいくら?】不妊治療・出産・産後の経済的準備
45歳の出産を考える場合、妊娠できる可能性だけでなく、妊娠成立までの治療費と出産後の生活費も計画しておきたい。
出産費用と出産育児一時金
厚生労働省の保険局が公表した2024年度の正常分娩費用によると、全国平均は519,805円だった。
地域差も大きく、東京都は648,309円、熊本県は404,411円となっている。
出産育児一時金は、公的医療保険の加入者が出産した場合、原則として子ども1人につき50万円が支給される。直接支払制度を利用すれば、医療機関に対して保険者から直接支払われる。
| 項目 | 金額・制度 |
|---|---|
| 正常分娩の全国平均(2024年度) | 519,805円 |
| 東京都の平均 | 648,309円 |
| 熊本県の平均 | 404,411円 |
| 出産育児一時金 | 原則50万円 |
なお、平均出産費用の統計は室料差額や産科医療補償制度の掛金、その他の費用を除いた金額である。出産育児一時金との差額だけで実際の自己負担額が決まるわけではない。
個室利用、入院日数、分娩方法、医療機関の料金設定などによって支払額は変わる。帝王切開など保険診療が行われる場合には、正常分娩とは費用の計算方法も異なる。
45歳の不妊治療費はどのくらい?
45歳から体外受精を検討する場合、原則として年齢制限によって保険適用外となるため、自由診療の料金を確認する必要がある。
採卵、培養、胚凍結、移植、薬剤、検査など、治療の段階ごとに費用が発生する。料金体系は医療機関によって異なるため、全国一律の治療総額を提示することはできない。
また、1回の治療で妊娠・出産に至るとは限らない。複数回の採卵や移植が必要になる可能性も考え、治療を始める前に総額の見積もりを確認することが大切だ。
医療機関を比較する際は、単純な初回料金だけでなく、次の項目を確認したい。
- 初診・検査費用
- 採卵・麻酔費用
- 受精・培養費用
- 胚凍結・保管費用
- 胚移植費用
- 薬剤や追加検査の費用
45歳では治療成績と費用の両方を考慮し、治療をどこまで続けるのか、どの段階で方針を見直すのかについても、医師と話し合っておきたい。
【45歳出産に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:45歳でも自然妊娠できますか?
A1:可能性は残されている。日本生殖医学会の資料では、40~45歳の自然妊娠の相対的な成立しやすさは、21~24歳を1.00とした場合に0.40とされている。ただし、45歳ちょうどの妊娠率を示す数字ではない。妊娠を希望する場合は、早めに婦人科や生殖医療専門医に相談したい。
Q2:45歳で初産を迎えることはできますか?
A2:可能だ。2025年の人口動態統計月報年計(概数)では、母親が45歳以上だった第1子の出生は734人だった。ただし、母親の年齢は45歳以上という区分であり、45歳ちょうどの人数ではない。
Q3:45歳で体外受精をすれば出産できますか?
A3:出産に至るケースはあるが、年齢によって成功率は大きく変わる。2023年の日本産科婦人科学会ART登録データでは、45歳の登録治療周期あたりの生産率は1.7%だった。個人の治療成績は卵巣予備能や胚の状態などによって異なる。
Q4:45歳の流産率は何%ですか?
A4:日本産科婦人科学会の2023年ART登録データでは、45歳の妊娠あたりの流産率は55.2%だった。ただし、これは不妊治療による妊娠のデータであり、自然妊娠を含むすべての45歳女性に当てはまる数値ではない。
Q5:45歳の妊娠ではNIPTを受けるべきですか?
A5:受検するかどうかは本人の意思による。NIPTは13・18・21トリソミーの可能性を調べる非確定検査であり、陽性の場合には確定検査を検討する。検査のメリットや限界を理解するため、事前の遺伝カウンセリングが役立つ。
Q6:45歳で出産する場合、費用はどのくらい必要ですか?
A6:2024年度の正常分娩費用の全国平均は519,805円で、出産育児一時金は原則50万円。ただし、実際の負担額は地域や施設、入院内容などで異なる。不妊治療を伴う場合は、45歳では体外受精・顕微授精の基本治療が保険適用外になる点にも注意したい。
まとめ:45歳の出産は可能性だけでなく準備と判断が重要
45歳での出産は、医学的に不可能ではない。2025年の厚生労働省人口動態統計月報年計(概数)では、45歳以上の出生が1,644人あり、そのうち第1子も734人確認されている。
しかし、自然妊娠の成立しやすさは年齢とともに低下し、体外受精でも妊娠率・生産率の低下と流産率の上昇が認められる。さらに、妊娠高血圧腎症、前置胎盤、帝王切開などの母体リスクも考慮しなければならない。
45歳で妊娠を希望する人が、現実的に押さえておきたい判断基準は次の3つだ。
- 医学的な可能性を早めに確認する。 自然妊娠にこだわって時間を費やすのではなく、婦人科や生殖医療専門医に相談し、卵巣・子宮・全身の健康状態を評価する。
- 妊娠率だけでなく出産率と母体リスクを見る。 妊娠成立と無事な出産は異なる段階であり、流産や妊娠合併症も含めて考える。
- 費用と出産後の生活まで計画する。 不妊治療の保険適用条件、自由診療費、出産施設、育児支援、仕事との両立を具体的に検討する。
45歳という年齢だけで、妊娠や出産の可能性を一律に否定する必要はない。一方で、成功した人の体験談だけを頼りに、医学的なリスクを軽視することも避けたい。
大切なのは、現在の自分の身体の状態を正確に把握し、医療的な選択肢と経済的な条件を理解したうえで、自分が納得できる道を選ぶことだ。45歳からの妊娠・出産を考えるなら、まずは専門医への相談から始めたい。
主な参考資料:厚生労働省「2025年人口動態統計月報年計(概数)」・「2025年人口動態統計(確定数)」、日本生殖医学会「生殖医療Q&A 2025」、日本産科婦人科学会ARTデータブック2023、国立成育医療研究センターの高齢妊娠に関する研究、こども家庭庁「出生前検査とは?」。