警察からの電話番号はどれ?110・#9110の違いと偽装電話の見抜き方【2026年最新】
警察から電話がかかってきたとき、着信画面に表示された番号は本物なのか、折り返しても問題ないのか、不安に感じる人は少なくありません。警察署の代表番号には末尾が「0110」の番号が使われることがありますが、2026年現在、実在する警察署や警察本部の電話番号を偽装して表示する「ニセ警察詐欺」が大きな問題になっています。
警察に連絡するための基本番号は、緊急時の110番と、緊急性のない相談に使う警察相談専用電話「#9110」です。一方、各警察署や警察本部の代表電話番号は地域によって異なります。この記事では、2026年11月1日時点の警察庁・警視庁の最新公表情報をもとに、警察からの電話番号の調べ方、実在する番号を装う手口、着信を受けたときの対応方法まで詳しく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:緊急時は110番、緊急ではない警察への相談は全国共通の#9110を利用する。
- 要点2:末尾0110や実在する警察署の代表番号が表示されても、本物の警察からの電話とは限らない。
- 要点3:警察を名乗る相手からSNSへの誘導や金銭の振り込みを要求された場合は、電話を切って公式窓口に確認する。
【基本情報】警察からの電話番号は110番と#9110のどちら?

警察に電話をかけたい場合、まず理解しておきたいのが110番と#9110の違いです。どちらも警察につながる番号ですが、利用する目的が異なります。
110番は事件・事故の緊急通報

110番は、犯罪や事故などが発生した場合に警察へ緊急通報するための番号です。
例えば、次のような状況で利用します。
- 目の前で犯罪が発生している
- 交通事故が起きて負傷者がいる
- 不審者につきまとわれて身の危険を感じている
- 暴力や侵入などの緊急事態が発生している
事件や事故が進行している場合は、最寄りの警察署の電話番号を探すよりも110番への通報を優先してください。
#9110は緊急性のない警察相談
警察相談専用電話「#9110」は、事件や事故の緊急通報ではない相談を受け付ける全国共通の短縮ダイヤルです。
電話をかけると、原則として発信地を管轄する都道府県警察本部などの総合相談窓口につながります。
次のような相談に適しています。
- 不審な電話が警察からのものか確認したい
- 詐欺の可能性がある電話を受けた
- 近隣トラブルについて警察に相談したい
- ストーカーや迷惑行為について相談したい
- 犯罪被害に遭う前に対応方法を確認したい
なお、#9110は通話料がかかります。携帯電話からも利用できますが、ダイヤル回線や一部のIP電話では利用できない場合があります。土日祝日や夜間は、当直または音声案内などによる対応となることがあります。
警察署の代表電話番号は地域によって違う
警察署に直接連絡したい場合は、各都道府県警察の公式ウェブサイトに掲載されている警察署一覧から、管轄の警察署を探す方法があります。
警察署の代表番号には、末尾が0110となっている番号が多く見られます。ただし、すべての警察署が同じ番号を使っているわけではありません。また、番号の末尾が0110だからといって、本物の警察からの着信だと判断することもできません。
【2026年最新】警察からの電話番号をめぐる詐欺被害と最新ニュース
2026年に警察からの電話番号が注目されている最大の理由は、警察官を装った特殊詐欺の深刻化です。
警察庁が2026年6月5日に公表した2025年の確定統計によると、ニセ警察詐欺の認知件数は11,014件、被害額は1,005.0億円に達しました。警察官などを名乗り、捜査や資産調査を理由に現金をだまし取る手口が大きな被害を生んでいます。
2026年8月末時点の最新統計
警察庁が2026年10月2日に発表した令和8年8月末の暫定統計では、特殊詐欺全体の認知件数は29,687件、被害額は2,360.7億円でした。
このうちニセ警察詐欺は6,346件、被害額728.6億円です。前年同期と比較すると、認知件数は4.1%減少した一方、被害額は27.0%増加しています。
件数が減っているからといって安心できる状況ではありません。被害額が大きく増えていることからも、電話で相手を信用させ、高額な金銭をだまし取る手口への警戒が必要です。
警察からの電話番号と関連する重要情報一覧
| 項目・番号 | 役割・最新情報 | 確認すべきポイント |
|---|---|---|
| 110番 | 事件・事故の緊急通報 | 緊急事態が発生したときに利用 |
| #9110 | 警察相談専用電話 | 不審電話や犯罪に関する相談に利用 |
| 警察署代表番号 | 各警察署の問い合わせ窓口 | 都道府県警察の公式情報から確認 |
| 末尾0110の番号 | 警察署などで使われる電話番号の一例 | 発信者番号の偽装に悪用される場合がある |
| ニセ警察詐欺 | 2026年8月末までに6,346件、被害額728.6億円 | 電話番号だけで本物かどうか判断しない |
| 消費者ホットライン188 | 消費生活に関する相談窓口 | 詐欺被害や契約トラブルなどの相談に利用 |
警察庁は2026年から、被害が急増しているニセ警察詐欺を特殊詐欺の独立した手口として位置付けています。統計上も個別の被害状況が把握されるようになり、対策の重要性が一段と高まっています。
【噂の真相】警察署の電話番号0110は偽装される?実際の手口を解説
警察からの電話番号を調べる際に、特に注意したいのが発信者番号偽装です。これは、電話を受けた人の画面に表示される番号を偽装し、実在する警察署や警察本部からの着信であるかのように見せる手口です。
実在する警察本部の代表番号が悪用された事例
警察庁は2025年3月25日、警察官を装う犯人が実在する警察署などの電話番号を偽装表示する手口について注意喚起しました。
公表された事例では、被害者の携帯電話に愛知県警察本部の代表電話番号である052-951-1611が表示されました。
電話に出ると、警察官を名乗る人物から、本人名義の口座が不正に開設されており、資金洗浄事件の容疑者になっているという趣旨の説明を受けます。
その後、SNSのビデオ通話に誘導され、顔写真付きの警察手帳を見せられたうえで、口座の資金を調査するためとして送金を要求されました。被害者はインターネットバンキングを利用して250万円を振り込んでしまいました。
最終的に、最初に表示されていた愛知県警察本部の代表番号へ自分で電話して確認したところ、詐欺であることが判明しています。
この事例が示すのは、着信画面に本物の警察署の電話番号が表示されていても、電話をかけている相手が本物の警察官とは限らないという事実です。
末尾0110の電話番号が安全とは限らない
警察署の代表番号には0110で終わる番号が多くあります。この特徴を利用し、犯人が警察からの電話だと信じ込ませるケースが確認されています。
2026年4月15日更新の警視庁の注意喚起でも、警視庁の代表電話03-3581-4321や末尾0110の警察署代表番号を偽装表示させる手口が紹介されています。
さらに、2025年11月27日の国家公安委員会資料では、特定の通信事業者の設備を通過した偽装電話番号について、捜査で判明した発信数が約197万件、偽装番号数が約147万番号と報告されました。関連する特殊詐欺被害は少なくとも11事件、約2,800万円に及んでいます。
これは特定の通信事業者に関係する調査結果であり、全国すべての偽装電話の総数を示すものではありません。それでも、番号表示を信用させる手口が相当な規模で利用されていたことが分かります。
国際電話番号にも注意が必要
警察官を装う詐欺では、海外の国番号から始まる電話番号も利用されています。
例えば、電話番号の先頭に「+1」や「+44」などが表示されるケースです。日本の国番号は+81であり、見慣れない国番号からの着信には慎重に対応する必要があります。
警察庁の公表情報によると、2025年中に特殊詐欺に利用された電話番号の約75.5%が国際電話番号でした。
ただし、海外番号だから必ず詐欺というわけではありません。海外からの正当な連絡もあり得ます。重要なのは、電話の内容と相手の要求を確認し、番号だけで信用しないことです。
【本物と偽物の見分け方】警察から電話が来たときの確認ポイント
警察から電話がかかってきた場合、すべての着信を詐欺と決めつける必要はありません。事件の被害者や目撃者への確認、相談への回答など、実際の警察業務で電話連絡が行われることもあります。
しかし、相手が警察官を名乗っているという理由だけで信用するのは危険です。特に次のような内容には注意してください。
詐欺を疑うべき電話の特徴
- 「あなた名義の銀行口座が犯罪に使われている」と告げる。
- 「あなたに逮捕状が出ている」「逮捕される」と不安をあおる。
- LINEなどのSNSに移動するよう求める。
- 個人のスマートフォンにビデオ通話をかけ、警察手帳や逮捕状の画像を見せる。
- 口座の調査や資産保護を理由に送金を要求する。
- 暗証番号、キャッシュカード、銀行口座の情報を聞き出す。
- 金塊や現金などの資産を渡すよう要求する。
警察庁と警視庁は、警察官がSNSで連絡を取ったり、警察手帳や逮捕状の画像を送ったりすることはないと注意喚起しています。また、捜査対象になっていると電話で告げて、送金や資産の提出を要求する手口は詐欺です。
本物かどうかを確認する3つの手順
1. 所属・担当部署・氏名を確認する
相手が警察官を名乗った場合は、所属する警察署、担当部署、氏名、内線番号などを確認します。ただし、これらを正しく答えたとしても、それだけで本人確認が完了したわけではありません。
2. いったん電話を切る
相手から案内された電話番号には折り返さず、通話を終了します。急いで対応するよう迫られても、その場で判断する必要はありません。
3. 公式に掲載されている電話番号から確認する
都道府県警察の公式ウェブサイトで警察署の代表番号を調べるか、警察相談専用電話#9110を利用します。最初に表示された着信番号ではなく、自分で調べた公式窓口から確認することが大切です。
【対処法】警察を名乗る不審な電話を受けたらどうする?
不審な電話を受けたときは、相手の説明を最後まで聞こうとする必要はありません。個人情報や金銭を守るため、落ち着いて対応してください。
知らない番号から電話が来た場合
心当たりのない番号から着信があった場合、すぐに折り返す必要はありません。警察を名乗る相手からの着信であれば、番号を控えて公式の警察窓口で確認しましょう。
留守番電話にメッセージが残っていても、そこに記載された連絡先を無条件に信用しないことが大切です。
電話で個人情報を伝えてしまった場合
住所、氏名、生年月日、銀行口座、運転免許証の画像などを伝えてしまった場合は、速やかに警察や関係する金融機関に相談してください。
銀行口座の情報を伝えた場合は、金融機関にも連絡して不正利用を防ぐための対応を確認します。パスワードや認証情報を伝えた場合は、正規のサービスから変更することも必要です。
お金を振り込んでしまった場合
すでに送金してしまった場合は、すぐに振込先の金融機関へ連絡し、振込の停止や被害回復に向けた対応について相談してください。
あわせて警察にも被害を申告します。振込記録、電話番号、通話履歴、SNSのメッセージ、相手から送られた画像などは、可能な範囲で保存しておきましょう。
国際電話による不審な着信を減らす方法
国際電話を利用する予定がない人は、着信を制限する方法もあります。
警察庁は国際電話を利用した特殊詐欺への対策として、国際電話の着信ブロックを推進しています。
- 固定電話では、国際電話不取扱受付センターを通じた利用休止の申し込みを検討する。
- 携帯電話では、通信会社の着信拒否機能や国際電話着信規制に対応したアプリを活用する。
- 家族にも不審な電話の特徴や確認方法を共有する。
固定電話の国際電話利用休止については、国際電話不取扱受付センター(0120-210-364)で案内されています。利用条件などを確認したうえで手続きを進めてください。
【ネットの反応・噂の真相】警察からの電話番号をめぐる誤解と注意点
警察からの電話番号について調べると、「0110なら警察なのか」「警察署の代表番号から電話が来たのに詐欺だったのはなぜか」といった疑問が生まれます。
こうした疑問の背景には、電話番号表示に対する信頼と、実際に確認されている番号偽装の手口との間に大きなギャップがあります。
誤解1:末尾が0110なら本物の警察
これは正確ではありません。0110は警察署などで使われる電話番号の特徴ですが、犯人がその番号を偽装表示する事例が確認されています。
番号の末尾だけで判断するのではなく、公式窓口への確認が必要です。
誤解2:警察の代表番号が表示されていれば安全
これも間違いです。実在する警察本部の代表番号が表示された詐欺事例は、警察庁が実際に公表しています。
着信画面に表示された番号は、相手の身元を完全に証明するものではありません。電話番号の表示と、実際の発信者の身元は別の問題です。
誤解3:警察は電話をかけてこない
警察が一般の人に電話連絡をすること自体はあります。被害者や目撃者への事情確認、相談対応など、正当な業務上の連絡も存在します。
問題なのは、警察を名乗る相手が電話で捜査対象だと告げ、SNSへ誘導したり、送金や資産の提出を要求したりするケースです。
ネット上の情報や番号共有を見るときの注意
SNSや掲示板では、不審な電話番号や詐欺の手口に関する情報が共有されることがあります。こうした情報は注意喚起に役立つ一方、投稿された番号だけで発信者の身元や犯罪への関与を断定することはできません。
また、実在する個人や企業の番号が誤って詐欺番号として拡散される可能性もあります。電話番号を公開する投稿や、出所の分からないスクリーンショットをそのまま信用するのは避けたいところです。
警察からの電話番号をめぐる話題がSNSで炎上したり、意見が分かれたりする場合も、判断の基準になるのは警察庁や各都道府県警察の公式発表です。ネットの反応と公的な事実を切り分けることが、誤情報に振り回されないためのポイントです。
【よくある質問】警察からの電話番号に関するFAQ
Q1:警察から電話が来るときの電話番号は何番ですか?
A1:全国共通の着信番号はありません。各都道府県警察本部や警察署の代表番号から連絡が来る場合があります。警察への緊急通報は110番、緊急ではない相談は#9110を利用してください。
Q2:末尾が0110の電話番号は警察からの電話ですか?
A2:警察署などで使われる番号の特徴ではありますが、発信者番号が偽装される事例も確認されています。0110という表示だけで本物と判断せず、公式の警察署代表番号から確認してください。
Q3:警察から不在着信があった場合、折り返しても大丈夫ですか?
A3:まずは着信番号を公式ウェブサイトなどで確認してください。警察を名乗る不審な電話の場合は、相手から案内された番号や着信履歴の番号にそのまま折り返さず、#9110または公式に掲載されている警察署の代表番号へ連絡する方法が安全です。
Q4:警察からLINEやビデオ通話で連絡が来ることはありますか?
A4:警察庁は、警察官がSNSで連絡したり、警察手帳や逮捕状の画像を送ったりすることはないと注意喚起しています。LINEなどに誘導された場合は、詐欺を疑って通話を終了してください。
Q5:警察から電話で銀行口座やお金について聞かれたらどうすればいいですか?
A5:暗証番号や認証情報を伝えたり、資産調査などの名目で送金したりしてはいけません。電話を切り、警察署の公式窓口や#9110に相談してください。
まとめ:警察からの電話番号は表示だけで信用しないことが大切
警察からの電話番号を確認するうえで覚えておきたいのは、緊急通報の110番、相談窓口の#9110、そして地域ごとに異なる警察署の代表電話番号の違いです。
2026年はニセ警察詐欺が依然として深刻な問題となっています。警察庁の8月末暫定統計でも、ニセ警察詐欺の被害額は728.6億円に達しました。実在する警察本部や警察署の番号を偽装する手口も確認されており、電話番号の表示だけでは安全性を判断できません。
警察を名乗る電話を受けたときは、焦って相手の指示に従わず、いったん電話を切ってください。そして、自分で調べた公式の警察署代表番号や#9110から確認することが重要です。
不審な電話を家族や周囲の人と共有し、日頃から相談先を把握しておくことも被害防止につながります。番号を信じるのではなく、正しい連絡経路で相手を確認する。この基本を徹底することが、2026年のニセ警察詐欺から身を守るための最も確実な対策です。
主な根拠資料: 警察庁の2026年8月末統計、警察庁のニセ警察詐欺対策、警視庁の2026年4月注意喚起、国家公安委員会の電話番号偽装対策資料、国民生活センターの注意喚起。