いかのおすしの意味とは?5つの約束・由来・考案者・子どもへの教え方を2026年最新情報で徹底解説

目次

「いかのおすし」は、子どもを誘拐や不審者による犯罪被害から守るために作られた防犯標語です。イカやお寿司を意味する言葉ではなく、「行かない・乗らない・大声を出す・すぐ逃げる・知らせる」という5つの行動の頭文字を組み合わせています。2003年ごろに東京都教育庁と警視庁によって考案され、2004年度からのセーフティ教室などを通じて広く知られるようになりました。

2026年11月現在も、警視庁をはじめ各地の警察や教育機関が子どもの防犯教育に活用しています。特に、2026年10月15日に更新された警視庁の公式案内では、標語を繰り返し具体的に教えることや、親子で危険な場面を想定した練習をすることが呼びかけられています。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】 - 意味:「行かない・乗らない・大声を出す・すぐ逃げる・知らせる」の5つの約束。 - 由来: 警視庁少年育成課と東京都教育庁指導企画課が、子どもに覚えやすい防犯標語として考案。 - 考案者: 特定の個人ではなく、警視庁と東京都教育庁の担当部署による共同の取り組み。 - 覚え方: イカとお寿司をイメージしながら、5つの行動を順番に覚える。 - 家庭での対策: 防犯ブザーの練習、通学路の確認、子ども110番の家の把握が大切。

【意味を完全解説】いかのおすしの5つの約束とは?

いかのおすし意味

「いかのおすし」は、子どもが不審者に声をかけられたり、連れ去られそうになったりしたときに、自分の身を守るための行動を覚える合言葉です。

5つの文字には、それぞれ具体的な防犯行動が割り当てられています。

1. 「いか」=知らない人についていかない

いかのおすし意味

知らない人に声をかけられても、誘いに応じてついていかないという約束です。

例えば、次のような誘いには注意が必要です。

- 「お菓子をあげるから一緒に来ない?」
- 「かわいい犬がいるから見に行こう」
- 「ゲームを一緒にしよう」
- 「お母さんがけがをしたから迎えに来たよ」

親切そうな言葉や、家族の名前を使った誘いであっても、保護者に確認できない場合はついていきません。

2. 「の」=知らない人の車に乗らない

いかのおすし意味

知らない人から車に乗るように誘われても、絶対に乗らないという意味です。

「家まで送ってあげる」「雨が降っているから乗っていきなさい」など、親切を装った誘いにも注意しましょう。

特に、保護者が迎えを頼んだという話をされた場合は、必ず家族に確認することが大切です。

3. 「お」=大声を出す

危険を感じたり、無理やり連れていかれそうになったりしたら、大きな声で助けを求めます。

具体的には、次のような言葉を覚えておきましょう。

- 「助けて!」
- 「やめて!」
- 「誰か来て!」

単に悲鳴を上げるのではなく、周囲の人に危険が伝わるように「助けて!」と叫ぶ練習をしておくと役立ちます。

大声を出すことが難しい場合には、防犯ブザーを鳴らす方法もあります。

4. 「す」=すぐ逃げる

危険を感じたら、相手と話し続けず、すぐにその場から離れるという約束です。

逃げる方向も大切です。

- 人通りの多い場所
- コンビニや商店
- 交番や警察署
- 子ども110番の家

など、助けを求められる場所を目指します。

相手に立ち向かったり、正体を確かめようとしたりする必要はありません。

5. 「し」=大人に知らせる

不審者に声をかけられた場合や、怖い思いをした場合には、必ず信頼できる大人に伝えます。

知らせる相手は、保護者、学校の先生、近くの安全な場所にいる大人などです。

実際に被害に遭わなかったとしても、声かけやつきまといがあった場合には報告しましょう。

警視庁も、些細な出来事であっても警察への通報と学校への連絡を呼びかけています。

【由来と考案者】いかのおすしはいつから始まった?

「いかのおすし」が生まれた背景には、子どもが犯罪被害に遭う事件や、学校への不審者侵入などによって、子どもの安全確保が社会的な課題になっていたことがあります。

考案したのは警視庁と東京都教育庁

この標語の考案に関わったのは、次の2つの部署です。

- 警視庁少年育成課
- 東京都教育庁指導企画課

子どもたちが危険な場面で必要な行動を思い出せるよう、覚えやすく、印象に残り、実際の行動につなげられる言葉として考案されました。

特に、イカやお寿司を連想させる親しみやすい語感が特徴です。

大人向けの難しい防犯用語を並べるのではなく、小さな子どもでも覚えられる言葉にした点が、この標語の大きな特徴です。

考案者は誰?個人名は公表されている?

検索されることの多い「いかのおすしの考案者」については、特定の個人を公式な考案者として紹介する資料は確認されていません。

2008年の警視庁少年育成課への取材記事でも、当時の担当者は、誰が個人として考案したのかまでは分からない旨を説明しています。

そのため、特定の著名人や教育関係者が一人で作った標語というより、警視庁と東京都教育庁の担当部署が共同で考案した防犯教育の取り組みと理解するのが適切です。

なぜ「いかのおすし」という名前になったのか?

理由は、子どもが覚えやすい語呂合わせにあります。

「いか」「の」「お」「す」「し」という文字を順番に思い出せば、5つの防犯行動を連想できます。

また、イカとお寿司という食べ物を連想させる言葉は、子どもにとって親しみやすく、学校での授業やポスターにも取り入れやすい特徴があります。

【歴史と関係性】いかのおすしが全国に広まった経緯

誕生から現在までの経緯を整理すると、単なる標語ではなく、学校・警察・家庭・地域が協力して子どもを守る防犯教育の一環として発展してきたことが分かります。

いかのおすしの年表・関係者一覧

時期・主体 出来事・役割 内容
2001年 大阪教育大学附属池田小学校事件 学校の安全確保が社会的な課題に
2003年(平成15年) 警視庁・東京都教育庁 警視庁の資料に標語の考案時期として記載
2004年度(平成16年度) セーフティ教室 学校での犯罪被害防止教育を本格的に展開
2006年 文部科学省 セーフティ教室の取り組みと実施状況を紹介
2026年10月15日 警視庁 親子で学ぶ最新の防犯案内を更新

この年表で注目したいのは、考案時期と学校での普及時期が必ずしも同じではない点です。

警視庁の資料では平成15年(2003年)に東京都教育庁と警視庁が考案したと記録されています。一方、平成16年度(2004年度)から東京都でセーフティ教室が実施され、学校教育の中で防犯指導が広がりました。

文部科学省が2006年2月に掲載した資料によると、セーフティ教室は2004年度に小・中学校合わせて1,306校、実施率65.6%で行われました。2005年度には1,837校、実施率93.1%での実施が予定されていました。

なお、この数値はセーフティ教室全体の実施状況であり、「いかのおすし」を採用した学校だけの集計ではありません。

関係する組織と役割

関係主体 主な役割 いかのおすしとの関係
警視庁少年育成課 子どもの犯罪被害防止 標語の共同考案
東京都教育庁指導企画課 学校での安全教育 標語の共同考案
東京都教育委員会 学校教育の推進 セーフティ教室の実施
警察庁 全国的な防犯啓発 子どもの防犯教材や指針の提供
学校・家庭・地域 子どもの見守り 防犯行動の実践と定着

このように、標語を考案した組織だけでなく、教育機関や地域社会も重要な役割を担っています。

【家庭での教え方】子どもが自然に覚える5つの実践方法

いかのおすしは、言葉を暗記するだけでは十分ではありません。

大切なのは、子どもが実際に危険な場面に遭遇したとき、どう行動すればよいかをイメージできるようにすることです。

警視庁も2026年10月15日更新の公式案内で、繰り返し具体的に伝え、親子でシミュレーションすることを推奨しています。

1. 5つの言葉をリズムで覚える

まずは「いか・の・お・す・し」と声に出して覚えます。

保護者が一つの文字を言い、子どもが意味を答えるクイズ形式もおすすめです。

例えば、

- 親:「いか!」
- 子:「知らない人についていかない!」
- 親:「の!」
- 子:「知らない人の車に乗らない!」

というやり取りを繰り返します。

2. 実際の声かけを想定して練習する

警視庁の公式案内では、ゲームへの誘いや秘密基地への誘い、乗り物への誘いなど、子どもが遭遇する可能性のある場面が紹介されています。

家庭では、次のような質問をしてみましょう。

- 知らない人に「お菓子をあげる」と言われたら?
- 家族の知り合いを名乗る人が迎えに来たら?
- 車に乗って道案内をしてほしいと言われたら?
- 後ろから誰かにつけられたら?

正解を一方的に教えるのではなく、子ども自身に答えてもらうことがポイントです。

3. 防犯ブザーを実際に鳴らしてみる

防犯ブザーは、持っているだけでは十分ではありません。

- どこに取り付けてあるか確認する
- どうすれば音が鳴るか練習する
- 電池切れがないか確認する
- いざというときにすぐ手が届く位置に付ける

特にランドセルの奥にしまい込まず、肩ベルトなど手の届きやすい場所に取り付けましょう。

大きな声が出ない場合でも、ブザーを使って周囲に危険を知らせられます。

4. 通学路の危険な場所を親子で確認する

普段歩いている道でも、見通しが悪い場所や人通りの少ない場所があります。

親子で実際に歩きながら、次の点を確認しましょう。

- 人目につきにくい路地
- 植え込みなどで視界が遮られる場所
- 駐車場や駐輪場
- 一人になりやすい公園
- 逃げ込めるコンビニや店舗

通学路だけでなく、塾や習い事への道、公園への行き帰りも確認しておくと安心です。

5. 何かあったら必ず話してよいと伝える

子どもが不審者に声をかけられたことを、親に言い出せない場合もあります。

「怒られるかもしれない」「大したことではない」と考えてしまうことがあるためです。

そのため、普段から次のように伝えておきましょう。

「怖いことや嫌なことがあったら、必ず教えてね。あなたが悪いわけではないから、何でも話して大丈夫だよ」

被害を防ぐためには、子どもが安心して相談できる家庭環境も欠かせません。

【場面別の対処法】不審者に遭遇したときはどうする?

いかのおすしを実際の行動につなげるには、場面ごとの対応を知っておくことが大切です。

知らない人から声をかけられた場合

「一緒に来ない?」「道を教えて」などと声をかけられたら、無理に相手の要求に応じる必要はありません。

きっぱり断り、相手が近づいてきたらすぐに離れます。

車に乗るよう誘われた場合

「家まで送るよ」「お母さんが病院にいるよ」と言われても、保護者に確認できない限り乗ってはいけません。

車に近づかず、安全な場所に移動しましょう。

後ろからつきまとわれた場合

人通りの多い道や店舗など、助けを求められる場所へ移動します。

相手が追いかけてくる場合は、防犯ブザーを鳴らしたり、大声で助けを求めたりしてください。

怖くて声が出なくなった場合

恐怖を感じると、子どもが思うように声を出せなくなることもあります。

その場合は、防犯ブザーを使う、近くの大人のいる場所に逃げるなど、声を出す以外の方法も教えておきましょう。

何かあった後はどうする?

危険から逃れた後は、保護者や学校の先生に状況を知らせます。

事件や犯罪被害の疑いがある場合は、警察への連絡も必要です。

- 110番: 犯罪被害や緊急の危険がある場合
- #9110: 緊急ではない警察への相談

警察庁も、被害に遭った場合や、子どもが連れ去られそうになっている場面を見かけた場合には110番するよう案内しています。

【地域の防犯対策】子ども110番の家と2026年最新の取り組み

子どもを犯罪から守るためには、本人の防犯意識だけでなく、周囲の大人が協力する環境づくりも必要です。

その代表的な取り組みが「子ども110番の家」です。

子ども110番の家とは?

子ども110番の家は、子どもが危険を感じたときに駆け込める地域の緊急避難場所です。

民家や店舗などが協力し、助けを求めてきた子どもを一時的に保護したうえで、必要に応じて警察や学校、保護者に連絡します。

主な役割は次のとおりです。

- 危険を感じた子どもの保護
- 子どもの話を聞いて状況を確認
- 必要に応じた110番通報
- 学校や保護者への連絡

地域によってステッカーや看板のデザインが異なるため、実際に住んでいる地域で目印を確認しておきましょう。

警察庁も、子ども110番の家を地域ぐるみで子どもの安全を守るボランティア活動として位置付けています。

2026年最新の警視庁による防犯教育

2026年11月現在、警視庁の公式ページでは、いかのおすしを繰り返し具体的に教えることが引き続き推奨されています。

特に2026年10月15日の更新では、次のような内容が紹介されています。

防犯対策 具体的な取り組み
親子での確認 危険な誘いへの対応を一緒に考える
防犯ブザー 携帯・電池点検・操作練習
通学路の確認 逃げ込める店舗や場所を確認
子ども110番の家 実際の場所を親子で確認
事案の報告 小さな声かけやつきまといも警察・学校に連絡

注目したいのは、標語を覚えるだけでなく、実際に行動できるようにすることが重視されている点です。

また、警察庁の子ども向け防犯資料では、人通りの少ない道路や駐車場、公園、集合住宅の共用部分など、子どもが一人になりやすい場所への注意も呼びかけています。

知らない人だけを警戒すればよいわけではない

ここで押さえておきたいのが、「知らない人についていかない」という言葉の解釈です。

子どもに「知らない人だけが危険」と教えてしまうと、顔見知りや知人からの誘いには警戒しなくなる可能性があります。

そのため、現代の防犯教育では、相手が誰であっても、保護者の許可を確認できない誘いには応じないという考え方を取り入れることが大切です。

警察庁の防犯資料でも、「人に誘われてもついていかない」という形で注意を促しています。

子どもに過度な恐怖心を与えるのではなく、自分で判断できないときには安全な大人に確認する習慣を身につけさせましょう。

【いかのおすし意味】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:いかのおすしの意味を簡単に教えてください?

A1:「いかない・のらない・おおごえを出す・すぐ逃げる・しらせる」の5つの防犯行動を表す標語です。子どもが犯罪被害に遭わないために、自分の身を守る方法を覚える目的で作られました。

Q2:いかのおすしはいつから始まったのですか?

A2:2003年(平成15年)ごろに考案され、2004年度(平成16年度)からのセーフティ教室などを通じて学校で広く活用されました。考案時期と学校での本格的な普及時期には資料上の違いがあります。

Q3:いかのおすしを考案した人は誰ですか?

A3:警視庁少年育成課と東京都教育庁指導企画課が共同で考案しました。特定の個人を公式な考案者として示す資料は確認されていません。

Q4:子どもにいかのおすしを覚えさせるにはどうすればよいですか?

A4:「いか・の・お・す・し」と声に出して覚えるだけでなく、実際の声かけを想定したクイズやロールプレイを取り入れるのがおすすめです。防犯ブザーの操作や逃げ込める場所の確認も一緒に行いましょう。

Q5:いかのおすしは2026年現在も使われていますか?

A5:はい。2026年11月現在も警視庁などが子どもの防犯教育に活用しています。警視庁の公式案内は2026年10月15日に更新され、親子で繰り返し具体的に学ぶことが推奨されています。

まとめ:【プロの結論】いかのおすしは覚えるだけでなく行動につなげることが大切

「いかのおすし」は、子どもを犯罪被害から守るために、警視庁と東京都教育庁が共同で考案した防犯標語です。

5つの約束は、次のとおりです。

1. いか: 知らない人についていかない
2. の: 知らない人の車に乗らない
3. お: 危険を感じたら大声を出す
4. す: すぐに逃げる
5. し: 大人に知らせる

2003年ごろの考案から約23年が経過した2026年現在も、この5つの約束は子どもの防犯教育の基本として活用されています。

ただし、最も大切なのは、子どもに標語を暗記させることだけではありません。

危険を感じたときに逃げられる場所を知っていること、防犯ブザーを使えること、そして何かあったら安心して大人に相談できることが重要です。

また、子どもを守る責任は子ども本人だけにあるわけではありません。家庭、学校、警察、地域住民が協力し、安心して生活できる環境を整える必要があります。

「いかのおすし」を家庭で繰り返し確認し、実際の行動として身につけること。それが、子どもの安全を守るための第一歩です。