茜屋珈琲店は高い?神戸三宮の歴史・メニュー・評判と2026年最新情報を徹底解説
神戸・三宮の繁華街に、60年にわたって独自の喫茶文化を守り続けてきた老舗がある。1966年創業の「茜屋珈琲店(あかねやこーひーてん)」だ。阪急神戸三宮駅のすぐ近くにありながら、ビルの2階に広がる店内は、街の喧騒を忘れさせる落ち着いた空間。萩原珈琲の炭火焙煎豆を使った一杯のコーヒー、約200客の高級ブランドカップ、そして「高いが旨いお菓子」という印象的な名前の手作りスイーツで知られている。
2026年は創業60周年という節目の年。大倉陶園との記念カップ企画や創業感謝セールなど、老舗ならではの取り組みも話題になった。一方、2026年11月1日には公式オンラインストアで価格改定が告知されており、訪問前にメニューや予算を把握しておきたい人も多いはずだ。ここでは、創業の背景からコーヒーの特徴、メニューと価格、口コミ、アクセス、営業時間まで、2026年11月2日時点の情報を整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 創業60周年:1966年1月25日に神戸・三宮で開業。2026年に創業60周年を迎えた。
- 最大の魅力:萩原珈琲の炭火焙煎豆と、約200客の高級陶磁器カップによる特別なコーヒー体験。
- 名物スイーツ:「高いが旨いお菓子」は、くるみ入りの濃厚な手作りチョコレートケーキ。2026年の取材価格はセット1,850~1,900円。
- アクセス:阪急神戸三宮駅西口から徒歩約1分。北長狭通のビル2階にある。
- 最新情報:2026年11月1日に公式オンラインストアで価格改定を告知。店内メニューの最新価格は来店前の確認がおすすめ。
【茜屋珈琲店とは?】神戸三宮で60年愛される高級喫茶店の魅力

茜屋珈琲店は、一般的なカフェとは少し異なる価値観を持つ老舗喫茶店だ。コーヒーを飲むだけでなく、器を眺め、クラシック音楽を聴き、カウンター越しに一杯が仕上がる様子を楽しむ。そうした時間そのものを提供している。
公式オンラインストアでは、1966年に神戸でオープンした日本初の高級珈琲専門店として紹介されている。創業以来、世界各国の有名陶磁器ブランドのカップを使い、上質な炭火焙煎コーヒーを提供するスタイルを大切にしてきた。
駅前なのに隠れ家のような店内

店舗は兵庫県神戸市中央区北長狭通1丁目9-4、コースト岸卯ビルの2階にある。阪急神戸三宮駅の西口からすぐという便利な場所だが、路面店ではないため、初めて訪れる人には少し見つけにくいかもしれない。
階段を上がって扉を開けると、レトロで落ち着いた内装と、壁面やカウンター周辺に並ぶコーヒーカップが目に入る。店内はカウンター席のみで、食べログの店舗情報では16席。レコードプレイヤーからクラシック音楽が流れ、繁華街の中心にいることを忘れるような空気が広がる。
大人数で盛り上がるカフェというより、ひとりでコーヒーを味わったり、親しい人と静かに過ごしたりするための場所だ。旅行中の休憩だけでなく、仕事や買い物の合間に気持ちを切り替えたいときにも向いている。
2026年は食べログ「喫茶店 百名店」にも選出

茜屋珈琲店は、2026年の食べログ「喫茶店 百名店」にも選出されている。2026年11月2日時点で、食べログの店舗ページには評価3.71、口コミ812件と掲載されている。
もちろん、グルメサイトの評価だけで喫茶店の価値が決まるわけではない。それでも、長年の営業実績に加えて、現在も多くの利用者が口コミを投稿していることは、老舗としての存在感を示す材料になる。
【創業1966年からの歴史】船越敬四郎と萩原珈琲が築いた茜屋スタイル
茜屋珈琲店の歴史を理解するうえで欠かせないのが、初代店主の船越敬四郎氏と、神戸の老舗焙煎会社・萩原珈琲との関係だ。
阪神沿線活性化WEB「エンカチ」の2021年の取材記事によると、船越氏は1966年、神戸・三宮に茜屋珈琲店を開いた。建築にも造詣が深かった船越氏は、内装を自ら手がけ、当時の一般的な喫茶店とは異なる高級志向の空間をつくり上げたという。
コーヒー1杯995円という大胆な価格設定
創業当時、一般的なコーヒーが約80円だった時代に、茜屋珈琲店では270円から最高995円という価格帯でコーヒーを提供していた。最高価格の995円は、当時としては非常に大胆な設定だった。
単に高価なコーヒーを売るのではなく、上質な豆、丁寧な抽出、選び抜かれたカップ、静かな店内を一体化させた点に独自性があった。
また、当時の喫茶店ではサイフォン式が主流だったなか、ペーパードリップによる一杯ずつの抽出にこだわったことも特徴だ。こうした独自の営業スタイルは「茜屋スタイル」と呼ばれ、全国各地に影響を与えた。エンカチの取材では、フランチャイズ方式ではなく、影響を受けた人々が独自に喫茶店を開いた経緯も紹介されている。
茜屋珈琲店を取り巻く人物・企業・ブランドの関係
創業から現在までの歴史を、関係する人物や企業とともに整理すると、茜屋珈琲店の特徴がより明確になる。
| 人物・企業・年代 | 茜屋珈琲店との関係 | 主な出来事・特徴 |
|---|---|---|
| 1966年・船越敬四郎氏 | 初代店主・創業者 | 神戸三宮に開業。高級カップと一杯ずつのペーパードリップを取り入れる。 |
| 萩原珈琲 | 創業当初からのコーヒー豆の仕入れ先 | 1928年創業。伝統的な炭火焙煎豆を提供する神戸の老舗。 |
| 大倉陶園 | 創業時のカップブランド | 創業者と親交があり、当初は同社のカップを中心に使用。2026年には60周年記念カップも登場。 |
| 若山氏 | 二代目オーナー | 創業者のファンとして店と関わり、クラシック音楽へのこだわりを引き継いだ。 |
| 森氏 | 三代目店主 | 長年店で働いた後に店を継承。伝統を守りながら新しい取り組みを進める。 |
| 2026年1月25日 | 創業60周年 | 公式オンラインストアで60周年感謝セールを告知。記念カップ企画も実施。 |
この関係で興味深いのは、茜屋珈琲店がコーヒー豆の仕入れ先だけでなく、器や音楽、店内装飾にまで一貫した美意識を持っていることだ。単一のブランドや商品に依存するのではなく、複数の専門家や老舗企業の技術を組み合わせて独自の喫茶体験を築いてきた。
2026年1月25日に創業60周年を達成
食べログに登録された開業日は1966年1月25日。2026年1月25日には、正式に創業60周年を迎えた。
公式オンラインストアは2026年2月1日付で「60周年感謝セール」を告知し、2月1日から3月1日まで創業感謝セールを実施したと発表している。
さらに、Kiss PRESSが2026年3月1日に掲載した現地取材記事では、創業60周年を記念した大倉陶園の特製カップが紹介された。単なる記念展示ではなく、コーヒーを楽しんだ後にカップを持ち帰れる企画で、100客限定とされていた。
60周年は、過去の歴史を振り返るだけの節目ではない。初代店主の発想を現代のサービスとして復活させた点に、茜屋珈琲店らしい意味がある。
【萩原珈琲の炭火焙煎と高級カップ】一杯のコーヒーが特別な理由
茜屋珈琲店の魅力を支える柱は、大きく分けて二つある。ひとつは萩原珈琲の炭火焙煎豆、もうひとつは約200客の高級陶磁器カップだ。
1928年創業の萩原珈琲を使い続ける理由
萩原珈琲株式会社は1928年10月1日に神戸で創業した。公式の企業情報によると、創業者の萩原三代治氏がコーヒー豆の焙煎卸業を始め、独自の炭火焙煎技術を築き上げた。
炭火焙煎の特徴は、機械任せにできない繊細さにある。萩原珈琲の公式説明では、炭の投入量や空気量、豆の色、はぜる音、温度の変化などを職人が感覚的に判断しながら火力を調整するという。
一般的な大量生産型の焙煎と比べると、手間と熟練を必要とする方法だ。その分、萩原珈琲は独特の深いコクとまろやかな味わいを大切にしている。
茜屋珈琲店は、創業当初から萩原珈琲の豆を使い続けている。60年間にわたる取引関係は、両者が単に商品を売買するだけでなく、味に対する価値観を共有してきたことを物語る。
看板メニュー「茜屋特製ブレンド」の味わい
初めて訪れるなら、まず試したいのが茜屋特製ブレンドだ。
2026年5月のるるぶ&more.の取材記事では、コロンビア・スプレモなどを扱う萩原珈琲の豆を使用し、苦みと酸味のバランスがよく、ブラックでも飲みやすい味わいとして紹介されている。
同店では、注文を受けてから豆を挽き、一杯ずつハンドドリップで抽出する。抽出中に立ち上がる香りや、カップに注がれるまでの時間も含めて楽しむスタイルだ。
コーヒーの種類はブレンドだけではない。コロンビア・スプレモ、モカ、グアテマラ、キリマンジャロ、マンデリン、サントス・ニブラなどのストレート系も扱い、月替わりのコーヒーを含めて常時約8種類が紹介されている。
約200客の高級カップから選ばれる楽しみ
茜屋珈琲店を象徴するもうひとつの特徴が、高級ブランドのカップだ。
2026年のるるぶ&more.の取材では、店内に約200客のブランドカップが並ぶ様子が紹介された。大倉陶園をはじめ、ウェッジウッド、ロイヤルコペンハーゲンなど、国内外の高級陶磁器ブランドのカップを取りそろえている。
創業当初は、大倉陶園のカップのみを使用していた。しかし、阪神・淡路大震災で多くのカップが破損したことをきっかけに、現在のように複数ブランドのカップを取り入れる形になったという。
カップは店主がお客の雰囲気に合わせて選ぶのが基本。自分で好きなデザインを指定できる場合もある。どんな器でコーヒーが出てくるのか、待っている時間にも楽しみがある。
これは単なる高級食器のコレクションではない。器の色や形、手に持ったときの感触まで含めて、コーヒーを味わう体験を設計しているのだ。
60周年記念の大倉陶園カップは持ち帰りも可能だった
2026年3月のKiss PRESSと5月のるるぶ&more.では、60周年記念の大倉陶園製カップが紹介されている。
取材記事によると、記念カップでコーヒーを飲んだ後、気に入ればコーヒー代込みで持ち帰れる企画だった。価格は税込11,000円相当で、税抜10,000円。数量は100客限定とされている。
かつて提供されていたカップ持ち帰り付きコーヒーのアイデアを、60周年に合わせて復活させたものだ。2026年11月現在、販売が継続しているか、在庫が残っているかは公開情報から判断できないため、購入を希望する場合は店舗への確認が必要になる。
【茜屋珈琲店のメニューと価格】高いが旨いお菓子はいくら?
茜屋珈琲店を訪れる前に気になるのが、やはり価格だ。一般的なチェーンカフェと比べると高級な価格帯だが、コーヒーとスイーツを一緒に楽しむことを前提にすると、店のコンセプトが見えてくる。
2026年に紹介された主なメニューと価格
以下は2026年3月・5月の取材記事と公式オンラインストアに掲載された価格情報を整理したものだ。特に店内メニューは取材時期によって金額に差があるため、現在の確定価格としてではなく参考価格として確認してほしい。
- 茜屋特製ブレンド:900円(税込・2026年3月取材時)
- コロンビア・スプレモ:900円(2026年5月取材時)
- モカ:900円(2026年5月取材時)
- グアテマラ:900円(2026年5月取材時)
- キリマンジャロ:900円(2026年5月取材時)
- マンデリン:900円(2026年5月取材時)
- サントス・ニブラ:900円(2026年5月取材時)
- チーズケーキセット:1,750円(2026年5月取材時)
- コーヒーゼリーセット:1,750円(2026年5月取材時・数量限定)
- 高いが旨いお菓子セット:1,850~1,900円(2026年3月・5月の各取材時)
なお、スイーツは好きな飲み物とのセット提供で、単品注文はできないと、るるぶ&more.の2026年5月の記事で紹介されている。
名物「高いが旨いお菓子」の正体
メニュー名を見ただけで興味を引かれるのが「高いが旨いお菓子」だ。
その正体は、くるみを入れた濃厚なチョコレートケーキ。2026年の取材記事では、ガトーショコラ、ザッハトルテ、ブラウニーを組み合わせたような味わいとして紹介されている。
特徴は、しっとりとしたチョコレート生地と、くるみの香ばしさ。上部はザッハトルテ、下部はガトーショコラを思わせる二層仕立てで、甘さを控えめに仕上げている。
長年にわたり手作りされてきた看板スイーツであり、深煎りコーヒーとの相性を重視して作られている。単に甘いケーキを食べるというより、コーヒーの苦みやコクと組み合わせて完成するデザートだ。
「高い」という言葉がメニュー名に入っているのも印象的だが、価格の高さを隠さず、味への自信をそのまま表現している点が面白い。
チーズケーキとコーヒーゼリーも人気
チーズケーキは、一般的なものよりクリームチーズを約3倍使用していると、るるぶ&more.が紹介している。濃厚なチーズの風味を楽しめるタイプで、添えられるジャムは次の4種類から選べる。
- さくらんぼ
- いよかんのマーマレード
- ぐれいぷ
- ぶるうべりい
また、季節によって桜、いちご、抹茶などのチーズケーキが登場することもある。コーヒーゼリーは数量限定メニューとして紹介されているため、目当ての場合は売り切れにも注意したい。
2026年11月1日の価格改定に注意
2026年11月2日時点で特に注目したいのが、公式オンラインストアの価格改定告知だ。
公式発表によると、原材料価格、輸送コストの高騰、為替の影響などを理由に、2026年11月1日から価格を改定したという。ただし、告知ページには店内飲食メニューの新価格一覧は掲載されていない。
一方、公式オンラインストアで確認できる商品価格は、次のとおりだ。
- 茜屋特製ブレンド100g:1,200円(税込)
- モカ・ドリップコーヒー5個パック:1,100円(税込)
- 二ブラ・ドリップコーヒー5個パック:1,100円(税込)
- オリジナルブレンド・ドリップコーヒー5個パック:1,100円(税込)
ここで注意したいのは、オンライン販売の豆やドリップバッグの価格と、店内で飲むコーヒーの価格は別のものだという点だ。
また、2026年3月のKiss PRESSでは「高いが旨いお菓子」のセットが1,850円、5月のるるぶ&more.では1,900円と紹介されている。取材時期や価格変更の影響が考えられるものの、差額の理由を確定できる公表資料はない。
したがって、2026年11月以降の店内価格については、従来の900円や1,900円をそのまま最新価格と考えないほうがよい。正確な予算を知りたい場合は、電話で確認するのが確実だ。
【茜屋珈琲店の口コミ・評判】高いという声と満足度を検証
茜屋珈琲店の口コミを整理すると、評価されているポイントは大きく分けてコーヒーの味、カップの美しさ、店内の静けさの3つだ。一方で、価格については一般的なカフェと比較して高いと感じる人もいる。
良い口コミで目立つのはコーヒーと空間の評価
食べログの2026年の口コミでは、駅前の便利な場所にありながら、ビル2階の店内は落ち着いているという評価が見られる。
特に、カウンター越しにコーヒーを淹れる様子を眺められることや、深みのあるコーヒー、客ごとに異なるカップで提供される楽しさが印象に残るポイントだ。
2026年9月の口コミにも、レトロなカウンター空間やコーヒーの深い味わいを評価する投稿がある。ひとりで入店しても落ち着いて過ごせたという内容も見られ、ソロ利用との相性の良さがうかがえる。
価格に対する評価はどうなのか
価格については、一般的なカフェの基準で考えると高級な部類に入る。
食べログの予算表示は昼夜ともに1,000~1,999円。スイーツをセットにすれば2,000円前後になる可能性もあるため、安さやコストパフォーマンスだけを求める人には向かない。
しかし、コーヒーの味だけでなく、約200客のカップ、レコードによるクラシック音楽、一杯ずつの抽出、歴史ある店内の雰囲気まで含めて評価する人にとっては、価格の意味が変わってくる。
この店の価格を判断する際は、単純に「コーヒー1杯が何円か」だけでなく、どのような時間を過ごせるかを基準にすると理解しやすい。
口コミ評価から分かるメリット・注意点
- 味:萩原珈琲の炭火焙煎豆を使用した、コクのあるコーヒーが魅力。
- 雰囲気:クラシック音楽とレトロな内装で、静かに過ごしやすい。
- 器:毎回異なるカップとの出会いがあり、視覚的な楽しみも大きい。
- 価格:一般的なチェーン店より高め。スイーツとのセットでは予算に余裕が必要。
- 座席:カウンターのみ16席のため、混雑時には希望の席に座れない可能性がある。
食べログの評価は2026年11月2日時点で3.71、口コミ812件。2026年の喫茶店百名店にも選出されている。ただし、評価点は利用者の主観を集計したものであり、個人の好みや訪問時の状況によって印象は異なる。
【アクセス・営業時間】茜屋珈琲店 神戸三宮への行き方と利用情報
茜屋珈琲店は、神戸三宮駅周辺での買い物や観光の途中にも立ち寄りやすい立地にある。阪急沿線からのアクセスが特に便利だ。
住所と最寄り駅からのアクセス
住所:兵庫県神戸市中央区北長狭通1-9-4 コースト岸卯ビル2階
電話番号:078-331-8884
- 阪急神戸三宮駅:西口から徒歩約1分
- JR三ノ宮駅:徒歩約5分
- 神戸市営地下鉄:三宮駅周辺から徒歩圏内
目印は、ビルの2階へ続く階段と歴史を感じさせる看板。路面に大きなカフェスペースがあるわけではないため、店名の看板を見つけて階段を上がるのがポイントだ。
営業時間・定休日・座席情報
- 営業時間:12:00~22:00
- ラストオーダー:21:30(食べログ掲載情報)
- 定休日:不定休
- 席数:16席
- 座席:カウンター席のみ
- 喫煙:全席禁煙
- 駐車場:専用駐車場なし
- 予約:食べログでは予約不可
営業時間については、掲載媒体によってラストオーダーの表記に差がある。食べログの店舗情報では21:30、ほかの店舗紹介では22:00とされる場合もあるため、閉店間際の訪問は避けると安心だ。
また、不定休のため、特に遠方から訪れる場合は事前に営業状況を確認したい。
初訪問なら何時に行くのがおすすめ?
2026年5月のるるぶ&more.の取材では、12時~13時や17時~19時は比較的ゆったり過ごせる時間帯として紹介されている。
ただし、曜日や観光シーズンによって混雑状況は変わる。2026年9月の食べログ口コミには、土曜日の13時30分ごろに訪問した際、店内に多くの先客がいたという内容もある。
静かに過ごしたい人は、平日の午後や開店直後を候補にするとよいだろう。
【茜屋珈琲店の店舗の違い】神戸三宮と軽井沢などの同名店舗は別物?
検索すると、神戸三宮だけでなく、軽井沢や東京などにも「茜屋珈琲店」という名前の店舗が見つかる。そのため、すべて同じ運営会社による全国チェーンなのか、メニューや価格は共通なのかと疑問に感じる人もいるだろう。
この点を理解するには、茜屋珈琲店の歴史的な広がりを知る必要がある。
全国に広がった「茜屋スタイル」
阪神沿線活性化WEBの2021年の取材記事によると、初代店主の船越氏は、神戸三宮での営業を続ける一方、大倉陶園との縁から軽井沢にも店舗を展開したという。当時の取材では、神戸三宮のほか、軽井沢に3店舗、東京に1店舗を船越氏自身が手がけた店舗として紹介している。
一方、独特の書体の看板、高級カップ、ペーパードリップというスタイルに影響を受け、自ら喫茶店を開く人も現れた。記事では、こうした広がりについて、フランチャイズ方式ではなかった点も説明されている。
つまり、「茜屋スタイル」という喫茶文化の広がりと、全国で統一運営されるチェーン展開は同じではない。
店舗ごとにメニュー・価格・営業時間が異なる可能性
軽井沢などの店舗や、同じ名前を掲げる別地域の店舗では、立地や運営形態、提供するメニューが異なる場合がある。
例えば、軽井沢の店舗情報では、駅前店でコーヒーのほか紅茶、グレープジュース、ビーフカレー、サンドイッチなども紹介されている。これは神戸三宮店のメニューと同一ではない。
そのため、口コミを調べる際には、必ず所在地を確認したい。軽井沢店や東京の店舗の価格を、神戸三宮店の最新価格として扱うのは誤解につながる。
今回紹介している1966年創業、萩原珈琲の豆、16席のカウンター、60周年記念カップなどの情報は、神戸三宮の店舗を中心としたものだ。
初めて行く人におすすめの楽しみ方
初訪問なら、次の順番で楽しむと茜屋珈琲店らしさを感じやすい。
- 1. まずは茜屋特製ブレンドを注文する。
- 2. 提供されるカップのブランドやデザインを楽しむ。
- 3. コーヒーを飲みながらクラシック音楽に耳を傾ける。
- 4. 予算に余裕があれば「高いが旨いお菓子」をセットで味わう。
- 5. 気に入った豆があれば、オンライン販売や店頭商品も検討する。
スマートフォンを見続けるよりも、コーヒーを淹れる様子やカップの細部に目を向けてみる。そうした過ごし方が、この店の魅力をより深く感じさせてくれるはずだ。
【茜屋珈琲店に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:茜屋珈琲店はいつ創業しましたか?
A1:1966年1月25日に神戸・三宮で創業した喫茶店です。2026年1月25日に創業60周年を迎え、公式オンラインストアでは2月1日から3月1日まで60周年感謝セールが実施されました。
Q2:茜屋珈琲店のコーヒーはいくらですか?
A2:2026年3月・5月の取材記事では、茜屋特製ブレンドを含むコーヒーが900円と紹介されていました。ただし、2026年11月1日に公式オンラインストアで価格改定が告知されているため、現在の店内価格は店舗への確認がおすすめです。
Q3:「高いが旨いお菓子」とは何ですか?
A3:くるみ入りの濃厚なチョコレートケーキです。ガトーショコラやザッハトルテを思わせる味わいで、コーヒーとの相性を重視した手作りスイーツです。2026年の取材時には、飲み物とのセットで1,850~1,900円と紹介されていました。
Q4:コーヒーカップは自分で選べますか?
A4:約200客の高級ブランドカップが用意されており、基本的には店主がお客の雰囲気に合わせて選びます。自分の好みを伝えて選ばせてもらえる場合もあります。希望がある場合は注文時に相談するとよいでしょう。
Q5:茜屋珈琲店は何時まで営業していますか?
A5:食べログの2026年掲載情報では12:00~22:00、ラストオーダー21:30、不定休です。営業時間や休業日は変更される可能性があるため、訪問前に電話で確認してください。
Q6:予約はできますか?
A6:食べログでは予約不可と掲載されています。16席のカウンター形式の店舗なので、混雑する時間帯は待ち時間が発生する可能性があります。
まとめ:茜屋珈琲店は価格以上の喫茶体験を求める人におすすめ
神戸三宮の茜屋珈琲店は、1966年の創業以来、コーヒーの品質と喫茶空間の美しさを追求してきた老舗だ。
萩原珈琲の炭火焙煎豆を使った一杯ずつのハンドドリップ、約200客の高級ブランドカップ、クラシック音楽が流れる店内、そして「高いが旨いお菓子」に代表される手作りスイーツ。これらが組み合わさることで、一般的なカフェとは異なる体験を生み出している。
2026年は創業60周年。大倉陶園の記念カップ企画や感謝セールなど、節目にふさわしい取り組みも行われた。さらに、食べログの喫茶店百名店にも選出され、長年の伝統と現在の人気が共存している。
一方、価格は決して安くない。短時間で安くコーヒーを飲みたい人や、にぎやかな会話を楽しみたいグループには、必ずしも最適とはいえないだろう。
反対に、コーヒーの味だけでなく、器の美しさや音楽、店内の静けさまで含めて楽しみたい人には、訪れる価値のある一軒だ。
初めてなら、茜屋特製ブレンドを一杯。余裕があれば名物の「高いが旨いお菓子」を添えてみたい。2026年11月以降は価格改定にも注意しながら、神戸が育んできた60年の喫茶文化を味わってほしい。
店舗情報(2026年11月2日時点)
店名:茜屋珈琲店
住所:兵庫県神戸市中央区北長狭通1-9-4 コースト岸卯ビル2階
電話:078-331-8884
営業時間:12:00~22:00(L.O.21:30・掲載情報)
定休日:不定休
アクセス:阪急神戸三宮駅西口から徒歩約1分
席数:16席(カウンターのみ)