【2026年最新】NHK総合の第1戦は世帯5.0%、米国は平均約1,169万人
2026年のワールドシリーズは、ミルウォーキー・ブルワーズとタンパベイ・レイズの対戦となった。ブルワーズが4勝1敗でシリーズを制し、球団史上初のワールドシリーズ制覇を達成した。
日本の視聴率調査で注目されたのは、10月24日にNHK総合で放送された第1戦だ。
ビデオリサーチの週間リアルタイム視聴率ランキングによると、関東地区の数字は次のとおりだった。
- 世帯視聴率:5.0%
- 個人視聴率:2.6%
- 放送日:2026年10月24日
- 放送局:NHK総合
- 放送開始:午前9時
この数字は関東地区のテレビ視聴率であり、日本全国の視聴者数を示すものではない。
一方、米国では第1戦の平均視聴者数が約1,226万人に達した。FOX単独の集計では1,151万人で、FOX以外の放送・配信を含む数字とは区別する必要がある。
シリーズ全体については、最新のスポーツメディアウォッチの集計で、FOX単独の5試合平均が1,169万人と報じられた。
なお、試合終了直後には、FOX、FOX Deportes、Univisionなどを含む速報ベースの平均約1,183万人という推計も流通した。こちらは確定したFOX単独集計とは異なる数字だ。
ミルウォーキーでは驚異の視聴率33.9%

2026年の対戦で特に注目されたのが、ブルワーズの本拠地ミルウォーキーの数字だ。
第1戦では、同地域の世帯視聴率が33.9%、占有率が70%に達した。
占有率とは、その時間帯にテレビをつけていた世帯のうち、実際にワールドシリーズを見ていた世帯の割合を指す。
つまり、ミルウォーキーではテレビをつけていた世帯の約7割が試合を視聴していた計算になる。
第2戦も視聴率35.4%、占有率71%とさらに上昇した。大都市圏のスター球団が出場しなくても、地元球団への支持が非常に強ければ、高い視聴率を生み出せることを示した事例だ。
【2024〜2026年比較】ドジャース出場年とブルワーズ出場年で何が変わった?

ワールドシリーズ視聴率を比較すると、2024年と2025年のドジャース出場時には米国の視聴者数が1,500万人を超えていた。
2026年は約1,169万人に下がったものの、2023年の低迷時と比べれば回復している。
ここでは米国のFOX単独平均、日本の地上波第1戦の世帯視聴率、日本国内の平均視聴者数を分けて整理する。
年度別の視聴率・視聴者数比較

出典:Sports Media Watch、ビデオリサーチ、MLB発表など。米国はFOX単独の平均、日本は地上波第1戦の関東地区世帯視聴率。日本の平均視聴者数はMLB公表値。2026年の米国値はFOX単独の集計。
2025年ドジャース対ブルージェイズは米国で1,571万人
2025年のワールドシリーズは、ドジャースとトロント・ブルージェイズによる7試合の激闘となった。
米国のFOX単独平均は約1,571万人。FOX系列のほか、FOX Deportesや配信サービス、ユニビジョンの第1戦中継を含む米国内の平均は約1,610万人だった。
日本でも大きな反響があった。
NHK総合で放送された第1戦の平均世帯視聴率は18.2%、個人視聴率は10.2%。ビデオリサーチの年間高個人視聴率番組にもランクインした。
MLBが公表した日本のシリーズ平均視聴者数は約970万人。第6戦はNHK総合だけで1,310万人を記録し、日本国内の単一ネットワークによるワールドシリーズ中継として歴代最多となった。
2025年は、ドジャースの大谷翔平と山本由伸に加え、カナダのブルージェイズが32年ぶりにワールドシリーズに進出したことも国際的な関心を高めた。
第7戦は米国、カナダ、日本の合計で5,100万人が視聴。MLBによれば、1991年以来34年ぶりの大きな世界的視聴者数となった。
2024年ドジャース対ヤンキースは日本で過去最多級の人気
2024年は、ドジャースとニューヨーク・ヤンキースという歴史的な人気球団同士の対戦だった。
大谷翔平と山本由伸が所属するドジャース、アーロン・ジャッジを擁するヤンキースという構図は、日米双方の野球ファンを引きつけた。
MLBが公表した日本の平均視聴者数は1試合約1,210万人。第1戦は1,440万人、第2戦は1,590万人だった。
米国ではFOX系列全体の平均が約1,580万人。FOX単独の集計では約1,521万人となっている。
日本の地上波ではフジテレビ系が第1戦を中継し、関東地区の平均世帯視聴率は12.7%。第2戦は13.9%だった。
この比較から分かるのは、2024年と2025年の数字が高かった背景には、単なる球団人気だけでなく、大谷翔平や山本由伸という日本人スター選手の存在、対戦カードの話題性、国際的なファン層が重なっていたということだ。
【日本と米国の視聴率比較】5.0%と1,169万人はなぜ違う?
ワールドシリーズの数字を読む際に、最も注意したいのが測定方法の違いだ。
日本ではビデオリサーチによる世帯視聴率や個人視聴率が広く報道される。一方、米国のスポーツ報道ではニールセンによる平均視聴者数が中心となる。
両者は同じ尺度ではない。
世帯視聴率・個人視聴率・視聴者数の違い
| 指標 | 意味 | 主な用途 |
|---|---|---|
| 世帯視聴率 | テレビを見ている世帯の割合 | 日本の番組人気の比較 |
| 個人視聴率 | テレビを見ている個人の割合 | 年齢層などを含む分析 |
| 平均視聴者数 | 平均して何人が視聴したか | 米国・国際市場の比較 |
| 占有率 | テレビをつけている世帯のうち番組を見ている割合 | 地域の熱量の分析 |
例えば、2026年のミルウォーキーの33.9%は地域内の世帯視聴率だ。米国全体の視聴者数1,169万人とは対象範囲が異なる。
また、日本の5.0%は関東地区のNHK総合第1戦の数字であり、NHK BSや配信サービスを含めた日本全体の視聴者数ではない。
2026年はNHK総合の中継が第1戦のみ
2026年の放送環境にも注目したい。
日本では第1戦がNHK総合で生中継された一方、第2戦以降はNHK BSなどが中心となった。
そのため、地上波の週間視聴率ランキングに掲載される数字だけでシリーズ全体の人気を判断するのは難しい。
2025年は第1戦のNHK総合中継が18.2%、2026年は5.0%だったが、この差をそのまま野球人気の低下と結びつけることはできない。
放送局、放送時間、試合展開、対戦カード、視聴方法が異なるためだ。
【大谷翔平の影響】ワールドシリーズ視聴率を押し上げるスターの存在
日本の視聴者数を考えるうえで、大谷翔平の存在は欠かせない。
ただし、彼の影響は日本国内だけにとどまらない。
2024年のドジャース対ヤンキースでは、米国の18〜34歳の視聴者数が2023年比で101%増加した。MLBも大谷と山本の出場を含めたスター選手の存在を、世界的な注目度の背景として紹介している。
大谷翔平が視聴者を引きつける3つの理由
1. 日本国内に大きなファン層がある
大谷の出場試合は、日本の早朝から午前中にかけて放送されても多くの視聴者を集めてきた。
2024年のワールドシリーズでは、日本の平均視聴者数が約1,210万人に達した。第2戦では1,590万人を記録している。
2. 米国でもスター選手として認知されている
大谷の二刀流という独自性は、従来の野球ファン以外にも関心を広げる要素となっている。
2024年の18〜34歳の視聴者増加は、MLBの若年層への訴求力を考えるうえで重要なデータだ。
3. 国際的な視聴者を呼び込める
2025年のドジャース対ブルージェイズでは、日本だけでなくカナダでも大きな視聴者数を獲得した。
第7戦の米国・カナダ・日本の合計視聴者数は5,100万人。スター選手と地域的な応援需要が重なった結果だった。
ただし、大谷個人が視聴者数を何万人増やしたのかを正確に切り分ける統計は公表されていない。
2026年のブルワーズ対レイズではドジャースが出場していなかった。それでもミルウォーキーの視聴率が33.9%に達したことは、スター選手以外にも地域密着型の人気という強力な要素があることを示している。
【なぜ高い?】ワールドシリーズ視聴率を左右する5つの要因
ワールドシリーズは、MLBの年間王者を決める最終決戦だ。通常のレギュラーシーズンとは異なる注目度を持つ。
しかし、毎年同じような視聴率になるわけではない。
1. 人気球団同士の対戦
ドジャース、ヤンキースなど、歴史とファン層を持つ球団が出場すると、地元以外の視聴者も集まりやすい。
2024年のドジャース対ヤンキースは、まさにその代表例だった。
2. スター選手の出場
大谷翔平、アーロン・ジャッジ、山本由伸など、国際的な知名度を持つ選手が出場すると、通常の野球ファン以外にも視聴の動機が生まれる。
3. 第7戦まで続く接戦
シリーズが長引くほど、優勝決定の瞬間を見届けたい視聴者が増える。
2025年は第7戦までもつれ、11回までもつれる展開となった。第7戦の米国視聴者数はFOX単独で2,688万人に達している。
4. 地域に根付いたファンの熱量
2026年のミルウォーキーの例は、地元の支持が全国平均とは別の形で視聴率に反映されることを示した。
大都市の球団が出場していなくても、地域のファンが一体となって応援すれば高い数字を獲得できる。
5. NFLなど他競技との放送時間の競合
米国ではNFLの人気が非常に高く、同じ時間帯に試合が重なるとワールドシリーズの視聴者数にも影響する。
2026年の第3戦はカウボーイズ対イーグルスのNFL中継と重なり、ワールドシリーズの平均視聴者数は約833万人まで落ち込んだ。
一方、第4戦は約1,348万人、第5戦は約1,422万人に回復している。
対戦カードだけでなく、放送曜日や競合番組も視聴率を左右する重要な条件だ。
MLBポストシーズン全体の視聴者数推移
2026年のポストシーズン全体では、FOX Sports、TNT Sports、NBCUniversalを合わせた平均視聴者数が約549万人となった。
これは2025年の約633万人から13%減少した数字だが、2019年以来では最も高い水準だった。
2024年は約496万人であり、2026年はそれを上回っている。
この結果は、ワールドシリーズ単体の視聴者数が落ち込んでも、MLBポストシーズン全体の関心が必ずしも同じ割合で低下するわけではないことを示している。
【歴代最高記録】ワールドシリーズ視聴率ランキングと歴史的な数字
現在の視聴者数と歴代最高記録を比べると、テレビ視聴の環境が大きく変化したことが分かる。
米国では1970年代後半から1980年代初頭にかけて、ワールドシリーズが非常に大きなテレビ視聴者を獲得していた。
歴代ワールドシリーズ平均視聴者数ランキング
| 順位 | 年 | 対戦カード | 平均視聴者数 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 1978年 | ヤンキース対ドジャース | 約4,428万人 |
| 2位 | 1980年 | フィリーズ対ロイヤルズ | 約4,230万人 |
| 3位 | 1981年 | ドジャース対ヤンキース | 約4,137万人 |
| 4位 | 1982年 | カージナルス対ブルワーズ | 約3,807万人 |
| 5位 | 1979年 | パイレーツ対オリオールズ | 約3,796万人 |
ワールドシリーズの歴代最高視聴率は32.8%
米国の世帯視聴率で見ると、1978年と1980年のワールドシリーズが、ともに平均32.8%で歴代最高記録に並んでいる。
1978年はヤンキース対ドジャース、1980年はフィリーズ対ロイヤルズだった。
また、1980年の第6戦は約5,486万人が視聴した歴史的な試合として記録されている。
この時代は、現在と異なり、テレビがスポーツ観戦の中心的な媒体だった。
したがって、1978年の4,428万人と2026年の1,169万人を比較して、単純に野球人気が4分の1になったと判断するのは適切ではない。
テレビの普及状況、視聴手段、人口構成、視聴率調査の仕組みが異なるからだ。
2026年のFOX単独平均1,169万人は、近年の歴史的な低水準に近いものの、2023年の約911万人や2020年の約982万人を上回っている。
【よくある質問】ワールドシリーズ視聴率に関するFAQ
Q1:2026年のワールドシリーズの視聴率は何%だった?
2026年10月24日の第1戦について、ビデオリサーチ調べの関東地区・NHK総合の世帯視聴率は5.0%、個人視聴率は2.6%だった。米国のFOX単独シリーズ平均は約1,169万人。
Q2:2025年と2024年はどちらの視聴率が高かった?
米国のFOX単独平均では、2025年のドジャース対ブルージェイズが約1,571万人、2024年のドジャース対ヤンキースが約1,521万人で、2025年が上回った。日本のシリーズ平均視聴者数は2024年が約1,210万人、2025年が約970万人だった。
Q3:ワールドシリーズの歴代最高視聴者数は?
シリーズ平均では1978年のヤンキース対ドジャースが約4,428万人で歴代最高。米国の世帯視聴率では1978年と1980年が平均32.8%で並んでいる。
まとめ:今後のワールドシリーズ視聴率を読むための判断基準
2026年のワールドシリーズ視聴率は、2024年・2025年のドジャース出場時と比べて米国の全国平均が低下した。
一方で、ミルウォーキーでは第1戦の世帯視聴率33.9%、占有率70%という非常に高い数字を記録した。
この結果から読み取れるのは、ワールドシリーズの人気を一つの視聴率だけで判断できないということだ。
【プロの結論】
ワールドシリーズの視聴動向を分析する際には、次の3つを分けて見る必要がある。
- 日本国内の人気を測る場合: ビデオリサーチの世帯視聴率・個人視聴率と、MLBが発表する日本の平均視聴者数を確認する。
- 米国全体の人気を測る場合: FOX単独と全放送プラットフォーム合算の平均視聴者数を区別する。
- 対戦カードの影響を測る場合: 大谷翔平などのスター選手、球団の市場規模、地元視聴率、試合数、NFLとの競合を合わせて分析する。
2024年と2025年は大谷翔平を中心とした国際的な注目が数字を押し上げた。一方、2026年はスター球団が不在でも、ブルワーズの地元ファンが強い視聴需要を生み出した。
今後のワールドシリーズでも、大谷翔平のような世界的スターの出場だけでなく、地域に根差した球団の躍進や第7戦まで続く競争力が、視聴者数を左右する重要なポイントになる。
ワールドシリーズ視聴率を見るなら、全国平均・地域視聴率・国際視聴者数の3つを組み合わせることが、数字の本当の意味を理解する近道だ。