映画『嘘八百』シリーズ全3作を公開順に解説!あらすじ・キャストと1億円の結末

目次

映画『嘘八百』は、中井貴一と佐々木蔵之介がダブル主演を務める、骨董品と贋作をテーマにした痛快コメディシリーズです。2018年公開の第1作から、京都を舞台にした『嘘八百 京町ロワイヤル』、大阪の歴史とお宝を題材にした『嘘八百 なにわ夢の陣』まで、古物商と陶芸家の異色コンビが、欲望渦巻く骨董の世界で騙し合いを繰り広げます。

シリーズの魅力は、単なる詐欺や贋作づくりではありません。千利休、古田織部、豊臣秀吉といった歴史上の人物にまつわるお宝を軸に、職人の誇り、人間関係、親子の絆、そして予想を裏切るどんでん返しが描かれています。特に第1作の終盤に登場する、いまりと誠治による1億円の持ち逃げ計画は、シリーズを象徴する意外性のある展開です。

【この記事の重要ポイントまとめ】

嘘八百



シリーズは全3作品。 2018年、2020年、2023年の順に劇場公開された。
主演は中井貴一と佐々木蔵之介。 古美術商・小池則夫と陶芸家・野田佐輔を演じる。
作品ごとにお宝が変わる。 千利休の茶器、古田織部の茶器、豊臣秀吉ゆかりの「鳳凰」が物語の中心。
1億円の逃亡計画は第1作の終盤。 いまりと誠治の行動が予想外の結末につながる。
監督は武正晴。 3作品すべてで監督を務め、シリーズの世界観を作り上げた。

【作品の基本情報】映画『嘘八百』とは?中井貴一と佐々木蔵之介の骨董コンビが誕生

嘘八百

『嘘八百』は、2018年に第1作が公開された日本の映画シリーズです。

物語の中心となるのは、目利きの腕はあるものの商売がうまくいかない古物商・小池則夫と、陶芸家としての才能を持ちながら、贋作づくりに関わってきた野田佐輔。

それぞれ人生に挫折を抱えた2人が、骨董品をめぐる騙し合いに挑みます。

則夫を演じるのは中井貴一、佐輔を演じるのは佐々木蔵之介です。

中井の演じる則夫は、相手の心理を読むしたたかさと、口のうまさを武器にする人物。一方の佐輔は、陶芸の腕は確かでありながら、自分の才能を十分に生かせずにいる職人です。

性格も得意分野も異なる2人が、時には対立し、時には協力する関係がシリーズを通じた見どころになっています。

「嘘八百」の物語を支える骨董と贋作

嘘八百

作品に登場する贋作とは、本物の美術品や骨董品に似せて制作された作品のことです。

シリーズでは、茶碗や箱書き、書状など、骨董品の価値を左右するさまざまな要素が物語に登場します。

興味深いのは、作品が単純に「偽物を作って高く売る」という話にとどまらない点です。

本物と偽物の境界には、歴史的背景、作り手の技術、鑑定する人間の思惑など、複雑な事情が絡み合います。

佐輔の陶芸家としての技術も、単なる贋作づくりの道具ではありません。物語が進むにつれ、自分自身の作品を生み出すことの意味が重要になっていきます。

映画の企画段階から堺の歴史や陶芸について取材が重ねられ、骨董に関する知識がコメディの仕掛けに取り入れられています。

【公開順一覧】『嘘八百』歴代作品の公開年・あらすじ・キャストを比較

シリーズを初めて見る人は、公開順に鑑賞するのがおすすめです。

各作品は独立したお宝騒動を描いていますが、主人公2人の関係や家族、仲間たちの変化を理解するには、第1作から順番に見ると物語がより楽しめます。

公開順 作品名 劇場公開日 主なお宝・舞台
第1作 嘘八百 2018年1月5日 千利休の幻の茶器・大阪堺
第2作 京町ロワイヤル 2020年1月31日 古田織部の茶器・京都
第3作 なにわ夢の陣 2023年1月6日 秀吉七品の「鳳凰」・大阪

第1作『嘘八百』(2018年)


監督:武正晴

主演:中井貴一、佐々木蔵之介

舞台:大阪府堺市

千利休ゆかりの茶器をめぐり、則夫と佐輔が一攫千金を狙う物語。シリーズの出発点となる作品です。

第2作『嘘八百 京町ロワイヤル』(2020年)


監督:武正晴

主演:中井貴一、佐々木蔵之介

共演:広末涼子、山田裕貴、加藤雅也、竜雷太

京都を舞台に、古田織部の幻の茶器「はたかけ」をめぐる新たな騙し合いが始まります。

第3作『嘘八百 なにわ夢の陣』(2023年)


監督:武正晴

主演:中井貴一、佐々木蔵之介

共演:安田章大、中村ゆり、友近、森川葵

豊臣秀吉ゆかりの幻のお宝「鳳凰」をめぐり、シリーズ最大級の騙し合いが展開します。

このように、3作品は堺、京都、再び大阪という舞台の変化とともに、扱う歴史上のお宝も変わっています。

【第1作のあらすじと結末】贋作で1億円を手にした則夫と佐輔、いまりと誠治の逃亡計画

ネタバレあり

2018年公開の第1作は、大阪・堺を舞台に、古物商と陶芸家が千利休の幻の茶器をめぐって大勝負を仕掛ける物語です。

小池則夫と野田佐輔の出会い

中井貴一が演じる小池則夫は、目利きの腕を持ちながら、大物のお宝をなかなか手に入れられない古物商です。

ある日、則夫は娘の大原いまり(森川葵)を連れて大阪・堺へ向かいます。

そこで出会うのが、佐々木蔵之介演じる陶芸家・野田佐輔です。

佐輔は才能がありながらも、古美術商の樋渡や大御所鑑定士の棚橋に利用され、贋作づくりに関わっていました。

則夫は佐輔の屋敷で茶器を見つけ、その価値を見抜きます。しかし、相手の仕掛けた罠にはまり、偽物をつかまされてしまいます。

その後、則夫は佐輔の仲間たちが贋作づくりに関わっていたことを知ります。

幻の利休の茶器をめぐる一発逆転作戦

則夫と佐輔には、樋渡や棚橋に人生を狂わされたという共通点がありました。

則夫は佐輔の陶芸家としての実力を見込み、仕返しを兼ねた一世一代の計画を持ちかけます。

狙いは、千利休ゆかりの幻の茶器です。

佐輔の技術に、則夫の目利きと交渉術、さらに周囲の職人たちの力が加わり、大規模な贋作作戦が動き始めます。

物語の面白さは、単に精巧な偽物を作る技術だけではありません。

相手が何を信じ、どこで疑い、何に価値を感じるのか。その心理を利用した駆け引きが、次々と状況を変えていきます。

最終的には、樋渡たちを相手にした大勝負が成功し、則夫と佐輔は1億円規模の大金を手にします。

いまりと誠治の結婚式をめぐる騒動

もう一つの重要なエピソードが、則夫の娘・いまりと佐輔の息子・誠治(前野朋哉)の関係です。

2人は出会いを重ねるうちに親しくなり、結婚を考えるようになります。

しかし、則夫は誠治との結婚に反対します。娘の将来を心配する父親としての気持ちもあり、結婚式を壊そうと画策するのです。

ところが、騒動は則夫の思惑どおりには進みません。

いまりと誠治は、則夫たちが手に入れた大金を持って海外へ逃亡する計画を立てていたのです。

1億円を持って空港へ!最後に待っていた意外な結末

則夫と佐輔は、いまりと誠治が大金を持って姿を消したことを知り、空港へ急ぎます。

しかし、2人は飛行機に乗ろうとする若いカップルを止めることができません。

結局、則夫と佐輔は飛び立つ飛行機を見送ることになります。

ここで印象的なのが、則夫の考え方の変化です。

佐輔が再び贋作で一儲けしようとするのに対し、則夫は贋作ではなく、佐輔自身が作った作品を売っていこうと提案します。

これは、佐輔が本来持っている陶芸家としての才能を認めた言葉でもあります。

しかし、物語にはさらに後日談が用意されています。

実はいまりは、空港の税関で大量の現金を発見され、取り調べを受けることになります。海外逃亡は思いどおりにはいかなかったのです。

その後、誠治も現れ、いまりは彼の姿を見て安心した表情を浮かべます。

1億円を持って逃げる計画が、最後には2人の関係を描く人情味のある展開へ変わる。 この予想外の結末が、第1作の大きな見どころです。

【第2作のあらすじ】『嘘八百 京町ロワイヤル』は広末涼子演じる志野と幻の茶器が鍵

2020年1月31日に公開された『嘘八百 京町ロワイヤル』は、シリーズ第2作です。

第1作の骨董コンビが再び登場し、今度は京都を舞台に新たなお宝騒動を巻き起こします。

今回のお宝は古田織部の幻の茶器「はたかけ」

第2作で重要な役割を果たすのは、古田織部ゆかりの幻の茶器「はたかけ」です。

古田織部は千利休の茶の湯を継承した武将茶人として知られています。

第1作では千利休の茶器が中心でしたが、第2作ではその茶の湯の文化的なつながりを引き継ぎ、古田織部という人物に焦点を移しています。

則夫と佐輔の前に現れるのが、広末涼子演じる橘志野です。

志野は父親の形見である茶器を騙し取られたと訴え、2人に助けを求めます。

志野に惹かれた則夫と佐輔は、彼女を救うために再び贋作をめぐる作戦に乗り出します。

ただし、今回の騒動の背後には、古美術商や鑑定家たちの思惑が複雑に絡んでいます。

『京町ロワイヤル』の主要キャスト

登場人物 俳優 役割
小池則夫 中井貴一 古美術商
野田佐輔 佐々木蔵之介 陶芸家
橘志野 広末涼子 茶器をめぐる依頼人
野田康子 友近 佐輔の妻
大原いまり 森川葵 則夫の娘
野田誠治 前野朋哉 佐輔の息子
牧野慶太 山田裕貴 陶芸王子
嵐山直矢 加藤雅也 古美術店の主人
億野万蔵 竜雷太 大御所鑑定家

第2作で注目したい3つのポイント

1. 広末涼子の参加による物語の変化

第2作では広末涼子が橘志野を演じ、骨董コンビの間に新たな人間関係を持ち込みます。

これまでの男2人による騙し合いに、恋愛感情や志野を助けたいという動機が加わりました。

2. 山田裕貴演じる陶芸王子

山田裕貴が演じる牧野慶太は、陶芸界で人気を集める若手陶芸家です。

佐輔とは異なる立場の陶芸家が登場することで、作品づくりや才能をめぐるテーマにも広がりが生まれています。

3. 京都ならではの歴史的な舞台

公式作品紹介では、クライマックスの舞台として名勝・渉成園での大茶会が紹介されています。

テレビのお宝番組による生放送を絡めた大仕掛けも、本作ならではの見どころです。

【第3作のあらすじ】『嘘八百 なにわ夢の陣』は安田章大と豊臣秀吉の幻のお宝が登場

2023年1月6日に公開された『嘘八百 なにわ夢の陣』は、シリーズ第3作です。

第1作で堺、第2作で京都を舞台にしてきた物語は、再び大阪へ戻ります。

今回のテーマは、豊臣秀吉ゆかりの縁起物です。

秀吉七品の中で唯一所在不明の「鳳凰」

第3作で則夫と佐輔が狙うのは、豊臣秀吉に関係するとされる七つの縁起物「秀吉七品」です。

その中でも、唯一所在が分からなくなっているとされる茶碗「鳳凰」が物語の中心になります。

幻のお宝をめぐって、大坂秀吉博の開催やカリスマ波動アーティストの登場など、これまで以上に大規模な騒動が展開します。

今回の重要人物が、安田章大演じるTAIKOHです。

TAIKOHは、独特のパフォーマンスと作品によって人気を集めるカリスマ波動アーティスト。骨董コンビを翻弄する存在として登場します。

さらに、その財団を仕切る謎の美女を中村ゆりが演じています。

『なにわ夢の陣』のキャストと役柄

登場人物 俳優 作品内での立場
小池則夫 中井貴一 古美術商
野田佐輔 佐々木蔵之介 陶芸家
TAIKOH 安田章大 カリスマ波動アーティスト
野田康子 友近 佐輔の妻
大原いまり 森川葵 則夫の娘
野田誠治 前野朋哉 佐輔の息子
謎の美女 中村ゆり TAIKOHの財団関係者
田中四郎 塚地武雅 学芸員
青山一郎 吹越満 テレビ番組プロデューサー

シリーズ最大級のお宝騒動と骨董コンビの危機

第3作では、これまで以上に歴史、アート、骨董が密接に結びついています。

大阪城を背景に、秀吉七品の「鳳凰」をめぐる争奪戦が進行。

TAIKOHという個性的な人物が加わったことで、従来の骨董品をめぐる騙し合いに、現代的なアートやカリスマ性という要素が加わりました。

さらに注目したいのが、則夫と佐輔のコンビが分裂の危機に直面する点です。

長年一緒に騒動を乗り越えてきた2人ですが、同じ目的を持っていても、考え方や行動が常に一致するわけではありません。

シリーズを見続けてきた人にとっては、2人の関係がどう変化するかも見逃せないポイントです。

公式作品紹介でも、前2作を見ていない人が楽しめる構成と、シリーズを知る人向けのファンサービスの両方が打ち出されています。

【キャスト・監督を徹底解説】中井貴一と佐々木蔵之介、武正晴監督が作るシリーズの魅力

『嘘八百』シリーズを支えているのは、主演2人の掛け合いだけではありません。

個性的な脇役、歴史や骨董を取り入れた脚本、そして武正晴監督の演出が組み合わさることで、独特の世界観が生まれています。

中井貴一が演じる小池則夫の魅力


小池則夫役。

目利きの知識と話術を持つ古物商。商売上の失敗を繰り返しながらも、逆境では大胆な作戦を考え出します。

中井貴一の演技で注目したいのは、則夫の持つ人間臭さです。

一見すると自分の利益を優先する調子のよい男ですが、仲間や家族に対する情も持っています。

特に第1作の終盤では、娘の結婚をめぐる騒動を通じて、父親としての不器用な一面が表れます。

騙し合いの場面で見せる余裕のある表情と、思いどおりにいかなくなったときの慌てぶり。その振れ幅がコメディとしての面白さにつながっています。

佐々木蔵之介が演じる野田佐輔の魅力


野田佐輔役。

高い技術を持ちながら、贋作づくりに関わってきた陶芸家。自分の作品と向き合うことが物語の重要なテーマになります。

佐輔は、則夫とは違って口先で相手を動かすタイプではありません。

彼の武器は、陶芸家として積み重ねてきた技術です。

佐々木蔵之介は、職人としての誇りと生活に困窮する男の哀愁を同時に表現しています。

興味深いのは、佐々木自身がシリーズに関するインタビューで、佐輔の仕事を単純な贋作づくりではなく、写しを作る陶芸家として捉えていることです。

この視点は、作品が描く贋作と芸術の境界を理解するうえでも重要です。

武正晴監督と脚本家が作る独特の世界


3作品すべての監督を担当。代表作に『百円の恋』があり、人間の弱さや再起を描く作品でも知られています。

武正晴監督は、2014年公開の『百円の恋』でも知られる映画監督です。

同作では、2016年の第39回日本アカデミー賞最優秀脚本賞などを受賞した脚本家・足立紳と組みました。

『嘘八百』シリーズでも、足立紳と今井雅子が脚本を担当しています。

特に今井雅子は堺出身で、堺の歴史や文化に関する知識を第1作の企画に生かしています。

公式プロダクションノートによれば、企画の始まりは2014年。堺を舞台に、千利休の茶器をめぐる現代の喜劇を作るという構想から物語が動き始めました。

歴史上の人物を題材にしながら、堅苦しい歴史映画にせず、現代の人間たちの欲望や失敗を描く。このバランスがシリーズの個性になっています。

シリーズを通じてつながる人物関係

作品ごとに新しい人物が登場する一方、則夫と佐輔の家族や仲間たちは続投しています。

- 友近:野田康子 — 佐輔の妻。佐輔の人生や家族関係に深く関わる人物。
- 森川葵:大原いまり — 則夫の娘。第1作では誠治との関係が物語を動かす。
- 前野朋哉:野田誠治 — 佐輔と康子の息子。いまりとの関係が第1作の重要な要素。
- 塚地武雅:田中四郎 — 骨董コンビと関わる学芸員。
- 宇野祥平:材木屋 — 贋作づくりに関わる職人仲間。

シリーズの面白さは、主人公2人だけで完結しないところにもあります。

家族や仲間が騒動に巻き込まれ、それぞれの思惑が交錯することで、単純な勧善懲悪ではない人間ドラマが生まれています。

【プロの結論】『嘘八百』シリーズは何が面白い?おすすめの鑑賞順と評価ポイント

3作品を比較すると、シリーズの魅力は大きく3つに整理できます。

1. 骨董品の知識がなくても楽しめる

千利休や古田織部、豊臣秀吉といった歴史上の人物が登場しますが、専門的な骨董知識がなくても物語を理解できます。

作品の中心にあるのは、価値ある品物をめぐる人間の欲望と駆け引きだからです。

骨董品に興味がある人はもちろん、コメディやどんでん返しが好きな人にも向いています。

2. 作品ごとに違う歴史的テーマがある

作品 歴史・文化のテーマ 物語の特徴
第1作 千利休と茶の湯 贋作を使った復讐劇
第2作 古田織部と茶器 恋愛と正義の騙し合い
第3作 豊臣秀吉と縁起物 アートと歴史を絡めた大騒動

単に舞台を変えるだけでなく、お宝の背景を変えることで物語に新鮮さを持たせています。

3. こんな人におすすめ





おすすめできる人

- 中井貴一と佐々木蔵之介の掛け合いが好き
- 骨董品や日本の伝統文化に興味がある
- 騙し合いやどんでん返しが好き
- 笑いと人情のある映画を見たい
- 家族や仲間を描いた群像劇が好き




好みが分かれる人

- 骨董品の鑑定を専門的に解説するドキュメンタリーを求めている
- 実際の歴史を忠実に再現した時代劇を期待している
- コメディ要素の少ないシリアスな犯罪映画を好む

どの作品から見るべき?

おすすめは、やはり公開順です。

第1作で則夫と佐輔の関係や家族、職人仲間の存在を理解しておくと、第2作、第3作の人物描写がより面白くなります。

特に第1作の1億円をめぐる結末は、シリーズの基本的な作風を知るうえで重要です。

2026年11月時点で、公開済みのシリーズはこの3作品。3作を続けて見ることで、骨董コンビの変化とシリーズの広がりを楽しめます。

【よくある質問】映画『嘘八百』に関するFAQ

Q1:映画『嘘八百』は全部で何作品ありますか?

A1:2026年11月時点で、劇場公開された作品は3作品です。2018年の『嘘八百』、2020年の『嘘八百 京町ロワイヤル』、2023年の『嘘八百 なにわ夢の陣』の順番です。

Q2:『嘘八百』の主演キャストは誰ですか?

A2:中井貴一と佐々木蔵之介です。中井が古美術商の小池則夫、佐々木が陶芸家の野田佐輔を演じています。

Q3:1億円を持ち逃げするのはどの作品ですか?

A3:2018年公開の第1作です。則夫の娘・いまりと佐輔の息子・誠治が大金を持って海外へ逃げようとしますが、いまりは空港の税関で現金を発見され、取り調べを受ける展開になります。

Q4:『京町ロワイヤル』のヒロインは誰ですか?

A4:広末涼子です。橘志野を演じ、古田織部の幻の茶器「はたかけ」をめぐる騒動に骨董コンビを巻き込みます。

Q5:『なにわ夢の陣』に安田章大は出演していますか?

A5:出演しています。安田章大はカリスマ波動アーティストのTAIKOH役です。中村ゆりや笹野高史なども出演し、シリーズに新しい顔ぶれが加わりました。

Q6:『嘘八百』の監督は誰ですか?

A6:武正晴です。第1作から第3作まで監督を務めています。脚本は足立紳と今井雅子が担当しています。

Q7:シリーズは第1作から見ないと楽しめませんか?

A7:各作品で異なるお宝を扱うため、単独でも楽しめる構成です。ただし、主人公2人の関係や家族の変化を理解するには、第1作から順番に見ることをおすすめします。

まとめ:『嘘八百』は贋作と人情が交差する大人の痛快コメディ

映画『嘘八百』シリーズは、中井貴一と佐々木蔵之介が演じる小池則夫と野田佐輔のコンビを中心に、骨董品、贋作、歴史、家族の絆を描いた作品です。

2018年の第1作では千利休の茶器と1億円をめぐる騒動、2020年の『京町ロワイヤル』では古田織部の茶器と広末涼子演じる志野、2023年の『なにわ夢の陣』では豊臣秀吉の「鳳凰」と安田章大演じるTAIKOHが物語を彩ります。

シリーズを通じて描かれるのは、偽物を作ることと、本物の価値を生み出すことの違いです。

特に佐輔が贋作づくりから離れ、自分自身の作品を世に出そうとする方向へ進むことは、シリーズの人間ドラマを理解するうえで欠かせません。

騙し合いの先にあるのは、お金だけでは買えない人間の誇りや信頼です。

骨董品の知識がなくても笑えて、最後には少し温かい気持ちになれる。それが『嘘八百』シリーズが持つ大きな魅力です。まだ見ていない人は、ぜひ2018年の第1作から順番に楽しんでみてください。