オトメの帝国は完結した?全307話・全20巻と最終回の真相を2026年版で徹底解説
『オトメの帝国』は、漫画家・岸虎次郎が描く女子高生たちの恋愛、友情、学校生活を題材にした百合コメディだ。2010年に「ビジネスジャンプ」で連載を開始し、グランドジャンプWEB、少年ジャンプ+へと掲載媒体を移しながら約15年間にわたって続いた。2025年9月10日、少年ジャンプ+で公開された第307話をもって、ついに最終回を迎えている。
2026年11月現在、作品は全307話・全20巻で完結済み。最終巻となる第20巻は2025年12月4日に発売された。最終回は、すべての登場人物の恋愛に明確な決着をつける大団円ではなく、作品らしい日常の空気を残す締めくくりとなっている。連載終了の経緯、主要キャラクターの関係、最終話の意味、百合漫画としての評価まで、集英社の公式書誌と完結時の報道をもとに整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 完結日:2025年9月10日、少年ジャンプ+掲載の第307話で約15年間の連載が終了。
- 単行本:全20巻。最終巻は2025年12月4日発売、税込880円、376ページ。
- 最終回:九条綾乃と桜井美好の日常を中心に、作品らしい余韻を残すエンディング。
- 作品の特徴:女子校を舞台に、複数の少女たちの恋愛や友情を並行して描く群像劇。
- 2026年最新情報:本編は完結済み。岸虎次郎は2026年に別作品『旧友と不倫してみた』も刊行している。
【作品概要】オトメの帝国のあらすじは?岸虎次郎が描く女子高生の日常

『オトメの帝国』は、女子校に通う高校生たちの人間関係を中心に展開する学園コメディである。作者は岸虎次郎、出版社は集英社。ジャンルとしては百合、恋愛、ギャグ、日常系の要素を併せ持つ。
物語の中心にあるのは、特別な事件や大きな目標ではない。教室での何気ない会話、休み時間のふざけ合い、放課後の寄り道、部活動、友人への嫉妬、好きな相手を意識してしまう瞬間など、女子高生たちの身近な出来事だ。
登場人物たちは、それぞれ異なる性格や価値観を持っている。明るく積極的な少女もいれば、内向的で自分の気持ちをうまく表現できない少女もいる。相手を好きだと自覚している人物、友達という関係にとどまっている人物、恋愛感情と友情の境界で揺れる人物など、感情の形も一様ではない。
そのため、作品全体を一組のカップルだけで説明することは難しい。複数の少女たちが、それぞれのペースで相手との距離を縮めていく群像劇として読むのが適している。
岸虎次郎の作風と作品の位置づけ

岸虎次郎は1997年に集英社の『COLORFUL』で漫画家デビューした作家だ。『オトメの帝国』のほか、『MAKA-MAKA』『僕と』などの作品でも知られる。
本作の特徴は、少女たちの表情や身体の仕草、視線の動きといった細かな描写にある。会話では冗談を言っていても、相手を見つめる目や一瞬の沈黙によって、言葉にできない好意が伝わる場面が少なくない。
また、笑いを中心にしたエピソードの中に、恋愛の切実さや思春期特有の不安定さが自然に入り込んでいる。集英社の各巻の紹介文にも、日常の何気ない瞬間と少女たちの深い感情を結びつける作品性が表れている。
【連載年表】2010年の開始から2025年の完結まで、掲載媒体はどう変わった?

『オトメの帝国』の連載は2010年に始まった。約15年という長期連載を実現できた背景には、掲載媒体の変更を経ても作品が継続して読者に届けられたことがある。
ビジネスジャンプからグランドジャンプWEBへ
連載開始時の掲載誌は、集英社の青年漫画誌「ビジネスジャンプ」。2010年17号から連載がスタートした。
その後、ビジネスジャンプの休刊に伴い、後継媒体にあたるグランドジャンプのウェブ掲載へ移行する。作品は掲載場所を変えながら継続し、グランドジャンプWEBでは第162話まで掲載された。
少年ジャンプ+への移籍と最終回
次の大きな転換点は、少年ジャンプ+への移籍だ。ウェブ漫画を日常的に読む読者との接点が広がり、連載後期は同サービスを通じて作品が更新されていった。
そして2025年9月10日、少年ジャンプ+で第307話が公開され、連載終了が正式に報じられた。コミックナタリーも同日、約15年の連載に幕を下ろしたことを伝えている。
連載の変遷と刊行情報を整理すると、次のようになる。
- 2010年:ビジネスジャンプ17号で連載開始。
- 2011年以降:掲載誌の休刊に伴いグランドジャンプWEBへ移行。
- その後:少年ジャンプ+へ掲載媒体を移す。
- 2025年9月10日:第307話で最終回を迎える。
- 2025年12月4日:最終第20巻が発売される。
注目したいのは、媒体の変更と連載終了を混同しないことだ。掲載場所が変わったこと自体は作品の打ち切りを意味しない。実際、最終回を迎えるまで物語は継続し、単行本も20巻まで刊行された。
【登場人物一覧】主要キャラクターと百合カップルの関係性を整理
本作の魅力を理解するうえで欠かせないのが、登場人物同士の関係だ。中心となる人物だけでなく、それぞれ異なる恋愛模様を持つ少女たちが作品世界を形づくっている。
集英社は、作中の特定の人物に焦点を当てた電子書籍限定の総集編も刊行している。2019年の「あーちえスペシャル」、2020年の「ほのエリスペシャル」、2024年の「あさみおスペシャル」などがその例だ。こうした関連書籍からも、複数のカップルを軸にした作品構成が読み取れる。
| 人物・組み合わせ | 関係性 | 作品内での特徴・見どころ |
|---|---|---|
| 九条綾乃・桜井美好 | 親友としての関係を中心に描かれる組み合わせ | 綾乃の好意と美好の自然体な振る舞いが生む微妙な距離感。最終話にも登場する中心的な二人。 |
| 神園ちえ・岡山亜衣 | 互いに強い関心を持つ少女同士 | 性格や外見の対照性、けんかや仲直りを通して深まる関係が魅力。 |
| 山田ほのか・エリーシャ・サマセット | 留学生と日本人女子高生の関係 | オタク趣味をきっかけに距離を縮めていく組み合わせ。 |
| 浅水静香・市ノ瀬美緒 | 先輩と後輩の関係 | 憧れから始まる感情と、すれ違いを乗り越えて近づく過程が描かれる。 |
| 小野田奏恵など | 生徒会や学校生活を通じて他の少女たちと関わる | 恋愛だけではない学校内の人間関係や日常のエピソードを広げる存在。 |
綾乃と美好――作品の中心を支える二人
九条綾乃と桜井美好は、本作を象徴する組み合わせだ。二人の関係には、わかりやすい恋愛漫画のような一直線の展開とは異なる面白さがある。
相手を強く意識している側と、自然体で接している側。その温度差が、何気ない会話や仕草に独特の緊張感を生み出す。二人の関係が最終話まで作品の余韻を支えることも、長く読み続けてきた読者にとって大きな意味を持つ。
ちえと亜衣――性格の違いが生む魅力
神園ちえと岡山亜衣は、作中でも印象的な組み合わせだ。集英社の公式総集編「あーちえスペシャル」では、新学期の出会いから二人の関係の変化までをまとめている。
性格の異なる二人が衝突したり、相手の意外な一面に気づいたりする展開は、単なる仲良し描写にとどまらない。相手を理解することで関係が変わっていく過程が、物語の見どころになっている。
ほのかとエリーシャ――共通の趣味が結ぶ関係
山田ほのかとエリーシャ・サマセットの組み合わせも重要だ。集英社の「ほのエリスペシャル」では、留学生エリーシャを最初は避けていたほのかが、オタクという共通点をきっかけに距離を縮めていくエピソードが紹介されている。
人付き合いが得意とはいえない人物が、自分を理解してくれる相手と出会う。こうした展開は、恋愛だけでなく、友情や自己表現の物語としても楽しめる。
浅水と市ノ瀬――先輩への憧れから始まる物語
浅水静香と市ノ瀬美緒は、先輩への憧れから始まる関係が特徴だ。2024年発売の公式総集編「あさみおスペシャル」では、市ノ瀬の片思いから恋人になった後までのエピソードが収録されている。
相手を好きになることと、実際に関係を築くことは同じではない。気持ちが通じた後にも心配やすれ違いが生まれる点に、この作品の恋愛描写の丁寧さがある。
【最終回ネタバレ】第307話はどんな結末?オトメの帝国らしい終わり方
『オトメの帝国』の最終回は、2025年9月10日に少年ジャンプ+で公開された第307話「オトメの帝国」だ。これにより、約15年続いた連載が完結した。
最終話は大事件ではなく、いつもの日常を描く
最終話の特徴は、作品全体を大きな事件や劇的な告白で締めくくるのではなく、少女たちの日常の延長線上に終わりを置いていることだ。
最終回の告知では、いつも以上に暑い夏と、変わらない綾乃と美好の姿が紹介された。最終巻の目次でも、最終話のタイトルは作品名と同じ「オトメの帝国」となっている。
岸虎次郎自身も、最終回について、当初から最終回らしくない「超日常回」として終える構想を持っていた旨を自身のSNSで説明している。
すべてのカップルに結論を出さない意味
最終回については、全キャラクターの恋愛関係を最後まで見届けたかった読者にとって、物足りなさを感じる部分もある。
しかし、作品の構造を振り返ると、この締めくくりには一貫性がある。『オトメの帝国』は、一組の主人公カップルが最終的なゴールを目指す物語ではない。複数の少女たちの日常が並行して続いていく群像劇だ。
だからこそ、全員の未来を説明する長いエピローグよりも、いつもの彼女たちの姿を残すことに意味がある。漫画の連載は終わっても、登場人物たちの日常は続いていく。そうした余韻を読者に委ねる終わり方と受け取れる。
連載終了は打ち切りだったのか?
連載終了の経緯について、コミックナタリーは15年間の歴史に幕を下ろしたと報道している。また、岸虎次郎は自身の発信で、15年間にわたる連載への感謝と、描き切ったことを伝えている。
そのため、掲載誌の休刊に伴う過去の移籍と、2025年の最終回を同じ意味で捉えるのは正確ではない。公表された情報からは、作品を最後まで描き終えたうえでの完結という経緯が読み取れる。
【百合漫画としての評判】オトメの帝国が長く支持された理由
『オトメの帝国』は、百合漫画のファンから長く支持されてきた作品だ。その評価を考える際に参考になるのが、百合ナビが実施した百合漫画総選挙である。
百合漫画総選挙での順位
百合ナビが公表した過去の投票結果では、本作は第1回で34位、第2回で8位、第3回で14位、第4回で17位にランクインしている。第4回では142票を獲得した。
この順位は特定の読者コミュニティによる投票結果であり、漫画市場全体の売上ランキングではない。ただし、複数回にわたって投票対象として支持されてきたことを示す参考材料にはなる。
投票者のコメントでは、複数のカップルが登場すること、それぞれ異なる恋愛模様を楽しめること、少女たちの感情が丁寧に描かれていることなどが評価されていた。
支持される理由1:複数の恋愛を同時に楽しめる
一般的な恋愛漫画では、主人公と相手役の関係が物語の大部分を占める。一方、本作では複数の少女たちの関係が並行して描かれる。
そのため、読者は自分の好みに合った人物やカップルを見つけやすい。あるエピソードではコミカルな掛け合いを楽しみ、別のエピソードでは切ない片思いや告白に感情移入できる。
支持される理由2:日常の描写に恋愛感情が溶け込んでいる
本作では、必ずしも大きな告白や劇的な出来事が必要ではない。授業中に視線を送る、相手の仕草を気にする、一緒に帰ることがうれしいと感じる。こうした細かな瞬間が、恋愛感情の表現として機能している。
集英社の単行本紹介文でも、授業中の視線や何気ない仕草、一緒にいることの喜びなどが作品の魅力として表現されている。
注意点:恋愛の進展だけを求める読者には好みが分かれる
一方、最初から最後まで一組のカップルの恋愛だけを追いかけたい人には、群像劇ならではの視点の切り替わりが気になる可能性がある。
また、ギャグやお色気表現を含むため、純粋に心理描写だけを楽しみたい読者にとっては、作風が少し刺激的に感じられる場面もある。
逆に、いろいろなタイプの少女たちが登場し、それぞれの関係が少しずつ変わっていく作品を読みたい人には、相性のよい一作だ。
【2026年最新情報】全20巻の発売日・価格・電子書籍と岸虎次郎の現在
2026年11月現在、『オトメの帝国』は全20巻で完結している。単行本の最終巻が発売されたのは2025年12月4日であり、紙版と電子版が同日に刊行された。
最終巻『オトメの帝国』20巻の基本情報
集英社の公式書誌によると、最終第20巻の情報は以下のとおりだ。
- 作品名:オトメの帝国 20
- 著者:岸虎次郎
- 発売日:2025年12月4日
- 価格:880円(税込)
- 判型:B6判
- ページ数:376ページ
- ISBN:978-4-08-894114-1
- 出版社:集英社
- 刊行形態:紙版・デジタル版
デジタル版には、少年ジャンプ+掲載時のカラーページが完全収録されている。ページ数も多いビッグボリューム版となっており、最終話までまとめて読みたい人に適した一冊だ。
全307話はどこまで単行本に収録されている?
最終第20巻には、第284回から第306回までのエピソードに加え、最終話「オトメの帝国」が収録されている。巻末には奥付と追加ページも用意されている。
なお、各巻の目次では複数のエピソードが同じ回数表記になっている箇所もある。そのため、単行本の目次に並ぶ回数表記だけを単純に足して、連載全体の話数を計算するのは適切ではない。連載の最終話として報じられたのが第307話であることが、全307話という数字の根拠になる。
2026年の岸虎次郎は新作を発表している
2026年の岸虎次郎の活動で注目されるのが、新作『旧友と不倫してみた』だ。
同作は2026年6月1日に第1巻が発売された作品で、かつての親友との再会をきっかけに、複雑な感情や女性同士の関係を描く物語となっている。出版社のジーオーティーによる刊行発表でも、岸虎次郎の新作として紹介されている。
これは『オトメの帝国』の続編や21巻ではなく、別の新作である。2026年の作者の活動を追う際には、両作品を混同しないことが大切だ。
つまり、2026年における『オトメの帝国』の最新状況は、本編完結・全20巻刊行済みというもの。一方、作者自身は新しい作品を発表し、漫画家として活動を続けている。
【よくある質問】オトメの帝国に関するFAQ
Q1:オトメの帝国は完結していますか?
A1:はい。2025年9月10日に少年ジャンプ+で公開された第307話が最終回です。約15年間の連載を経て完結しました。
Q2:オトメの帝国は全何巻ですか?
A2:全20巻です。最終巻の第20巻は2025年12月4日に発売され、紙版・電子版ともに刊行されています。
Q3:最終巻の発売日はいつですか?
A3:2025年12月4日です。税込880円、B6判376ページで、ISBNは978-4-08-894114-1です。
Q4:最終回の内容はどのようなものですか?
A4:作品らしい日常を描いた締めくくりです。綾乃と美好の変わらない関係を中心に、連載全体の雰囲気を残すエンディングになっています。全登場人物の将来を詳細に説明する形式ではありません。
Q5:オトメの帝国は打ち切りになったのですか?
A5:完結時の報道では、15年間の連載を終えた作品として紹介されています。作者も描き切った旨を発信しており、掲載媒体の変更と最終回を同じ意味で捉えるのは正確ではありません。
Q6:オトメの帝国はどのような人におすすめですか?
A6:女子高生の日常、複数の百合カップル、友情と恋愛の境界、思春期の繊細な感情を描く漫画が好きな人におすすめです。反対に、一組の恋愛だけを一直線に追う作品を求める人は、群像劇という特徴を理解してから読むとよいでしょう。
Q7:2026年現在、オトメの帝国の続編や21巻はありますか?
A7:本編は第20巻で完結しています。2026年に岸虎次郎が発表した『旧友と不倫してみた』は別作品であり、『オトメの帝国』の続編ではありません。
まとめ:オトメの帝国は15年間の青春を全20巻に刻んだ百合群像劇
『オトメの帝国』は、岸虎次郎が2010年から2025年まで描き続けた女子高生の日常を題材にした百合コメディだ。ビジネスジャンプからグランドジャンプWEB、少年ジャンプ+へと掲載媒体を移しながら連載を続け、2025年9月10日の第307話で完結した。
単行本は全20巻。最終巻は2025年12月4日に発売され、376ページのボリュームで最終話まで収録されている。2026年現在、刊行情報と連載終了の状況は確定しており、作品を最初から最後まで一気に楽しめる状態だ。
この作品の本質は、ひとつの恋愛が成就するまでを描くことだけではない。綾乃と美好、ちえと亜衣、ほのかとエリーシャ、浅水と市ノ瀬など、異なる個性を持った少女たちが、相手を知り、自分の感情に向き合いながら関係を育てていくところにある。
最終回が大きな事件ではなく日常の延長として描かれたことも、作品全体のテーマと結びついている。15年間という長い連載の終わりでありながら、登場人物たちの時間はまだ続いていく。そこに『オトメの帝国』らしい魅力がある。
これから読み始める人は、単に百合漫画としてだけでなく、複数の少女たちの青春を描いた長編群像劇として手に取ってほしい。全20巻を通して読むことで、何気ない日常の積み重ねが生み出した作品の豊かさを、より深く味わえるはずだ。
主な確認資料
- 集英社公式書誌・最終20巻の発売日、価格、ページ数、ISBN、収録内容。
- コミックナタリー・2025年9月10日の完結報道と連載経緯。
- 集英社公式S-MANGA・各キャラクターの総集編と作品情報。
- 百合ナビ・百合漫画総選挙の過去の投票結果。
- ジーオーティーの2026年新作刊行発表。