【主演ドラマ】草川拓弥の代表作は『みなと商事コインランドリー』と『地獄は善意で出来ている』
草川拓弥の主演作を語るうえで、特に重要なのが『みなと商事コインランドリー』シリーズと『地獄は善意で出来ている』、そして2026年の『俺たちバッドバーバーズ』だ。
これらの作品には、恋愛、ヒューマンドラマ、サスペンス、アクションという明確な違いがある。主演作を並べると、草川がどのように演じる人物の幅を広げてきたのかが見えてくる。
『みなと商事コインランドリー』湊晃役|2022年・2023年

草川拓弥の代表作として真っ先に挙げたいのが、テレビ東京の『みなと商事コインランドリー』だ。
2022年7月から9月まで放送された第1シリーズで主演を務め、2023年7月から9月まで放送された第2シリーズでも引き続き主人公・湊晃を演じた。
湊晃は、都会のブラック企業で働いて体を壊し、地元に戻ってきたアラサー男性。祖父から受け継いだ歴史あるコインランドリーを管理しながら暮らしている。高校時代の水泳部顧問への思いを抱えたまま、日々を過ごす人物だ。
物語では、西垣匠演じる高校生・香月慎太郎との関係が中心に描かれる。慎太郎は湊にまっすぐな好意を寄せる一方、湊は恋愛に臆病で、自分の気持ちを簡単には表に出せない。
テレビ東京の公式キャスト紹介でも、湊の思いやり深さや、自分より周囲を優先してしまう性格が説明されている。草川自身も、湊の弱さや不器用さを大切に演じたいという思いを語っていた。
この作品が大きな意味を持つのは、草川にとって初主演ドラマだったことだ。主人公として物語を引っ張る経験が、その後の『ビジネス婚』や『地獄は善意で出来ている』などの主演につながっている。
また、恋愛感情を大げさな演技だけで表現するのではなく、視線や表情、相手との距離感によって見せることが求められる役柄でもあった。草川の繊細な人物表現を知るうえで、外せない一作である。
『地獄は善意で出来ている』高村樹役|2025年10月~12月
2025年の主演作『地獄は善意で出来ている』では、これまでの恋愛ドラマとは異なる人物を演じた。
草川が演じる高村樹は、傷害罪で2年間服役し、出所後も仕事が長続きせず、社会生活に苦労している男性。ある日、謎の男カトウから元受刑者向けの特別更生プログラムに招待される。
そこで樹は、さまざまな前科を持つ参加者たちと共同生活を送ることになる。プログラムの表向きの目的は社会復帰の支援だが、参加者たちの間では疑念や対立が生まれていく。
共演者には高野洸、渡邉美穂、吉田健悟、井頭愛海、細田善彦らが名を連ねる。
本作で重要なのは、高村樹が単純な善人でも悪人でもないことだ。過去の罪を背負いながら、他人を信用できず、社会との距離を測りかねている人物として物語の中心に立つ。
2025年10月16日にスタートし、12月18日に最終回を迎えた。主演俳優として、複雑な心理を持つ人物の内面を表現した作品である。
『俺たちバッドバーバーズ』月白司役|2026年
2026年の『俺たちバッドバーバーズ』も、草川の主演作として重要だ。中島歩とのダブル主演で、理容室の店主でありながら裏用師として活動する月白司を演じた。
『みなと商事コインランドリー』の湊晃が人とのつながりに悩む繊細な青年だったのに対し、月白司は冷徹で喧嘩にも強い人物。両者の性格や作品の世界観は大きく異なる。
この対照性こそ、主演作を続けて見る面白さだ。草川の出演作を選ぶ際には、主演という肩書だけでなく、演じる人物の性格や作品ジャンルにも注目すると、より幅広い魅力を楽しめる。
【2024~2025年】草川拓弥の出演ドラマと注目の役柄
2026年の出演ラッシュに至るまで、草川拓弥は2024年、2025年にも多くのドラマに参加してきた。特に注目したいのは、恋愛ドラマからアクション作品、サスペンスまで、出演ジャンルが広がっている点だ。
『ビジネス婚』堂ノ瀬司役|2024年5月~7月
『ビジネス婚―好きになったら離婚します―』は、菅井友香と草川拓弥のダブル主演作品。MBSのドラマフィル枠で2024年5月23日から7月18日まで放送された。
草川が演じた堂ノ瀬司は、仕事もプライベートも完璧なハイスペック社長。恋愛感情を持たないことを条件に、佐山雅(菅井友香)とビジネスパートナーとして結婚する。
契約上は恋愛禁止であるにもかかわらず、共同生活を通じて二人の気持ちが変化していくというストーリーだ。
MBSの公式キャストコメントで草川は、司について、周囲から憧れられる存在でありながら、大切な部分が欠けているようにも感じる人物だと説明している。完璧な社長という外側と、内面に抱える不器用さのギャップが演技のポイントとなった。
『みなと商事コインランドリー』で見せた恋愛に不器用な人物像とはまた違い、仕事のできる社長という立場から恋愛を描いた作品である。
『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』夏目敬役|2024年9月~11月
『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』では、殺し屋協会のプロジェクトマネージャー・夏目敬を演じた。
本作は、髙石あかりと伊澤彩織が演じる殺し屋コンビ、ちさととまひろを中心に展開するアクションドラマ。映画シリーズの世界観を引き継ぎ、2024年9月4日からテレビ東京で放送された。
夏目敬は、殺し屋協会の一大プロジェクト「風林火山」を取り仕切るマネージャー。草川は本作で阪元裕吾監督作品に参加し、後の『俺たちバッドバーバーズ』にもつながるアクション表現に挑戦した。
夏目敬から月白司へという流れを見ると、草川がアクションを含む役柄にも継続して取り組んできたことが分かる。
2025年の出演作もチェック
2025年は連続ドラマへの出演が続いた年でもある。所属事務所の公式芸歴には、以下の作品が掲載されている。
- 『最高のオバハン中島ハルコ~マダム・イン・ちょこっとだけバンコク~』:颯斗役、第3話。
- 『晩餐ブルース』:蒔田葵役。
- 『法廷のドラゴン』:第5話出演。
- 『あやしいパートナー』:梅原蓮役。
- 『海老だって鯛が釣りたい』:三浦拓未役。
- 『地獄は善意で出来ている』:高村樹役、主演。
- オリジナルショートドラマ『こころ』:W主演、「私」役。
特に『地獄は善意で出来ている』は、複数の出演作の中でも主演として作品を牽引した重要な仕事だった。
【歴代出演ドラマ一覧】2009年から2023年までの代表作
草川拓弥の俳優活動は、2020年代に始まったものではない。所属事務所の公式芸歴をたどると、2009年からテレビドラマに出演しており、子役時代から多様なジャンルを経験している。
2009年~2015年:子役時代から特撮・時代劇まで
初期の出演作には、時代劇や特撮ドラマが並ぶ。
- 2009年
- 『ボンビーメン』第5話:一美の兄の幼少期役。
- NHK大河ドラマ『天地人』:泉沢久秀の息子役。
- 2010年
- 『夏の恋は虹色に輝く』:大貴の中学生時代役。
- 『花嫁のれん』第1シリーズ:神楽翔太役。
- 2011年
- 『借王II~運命の報酬~』
- 『深追い』
- 『花嫁のれん』第2シリーズ:神楽翔太役。
- 2012年
- 『ブラックボード第3夜』
- NHK大河ドラマ『平清盛』:平宗盛役。
- 2013年
- 『ウルトラマンギンガ』:一条寺友也役。
- 2014年
- 『花嫁のれん』第3シリーズ:神楽翔太役。
- 『ウルトラマンギンガS』:一条寺友也役。
- 2015年
- 『花嫁のれん』第4シリーズ:神楽翔太役。
特に『ウルトラマンギンガ』シリーズの一条寺友也役は、初期の俳優キャリアを代表する役柄の一つだ。2012年の大河ドラマ『平清盛』への出演も含め、早い時期から幅広い作品に参加していた。
2017年~2021年:現代劇・恋愛ドラマへの出演が拡大
2017年以降は、現代を舞台にしたドラマや恋愛作品への出演が増えていく。
- 2017年
- 『兄に愛されすぎて困ってます』:美丘千秋役。
- 『帰ってきた家売るオンナ』:鍵村洋一役。
- 2018年
- 『ストリートワイズ・イン・ワンダーランド~事件の方が放っておけない探偵~』:タイムトラベラー編。
- 2019年
- 『同期のサクラ』:脇田草真役。
- 2020年
- 『家売るオンナの逆襲』:鍵村洋一役。
- 『FAKE MOTION-卓球の王将-』:西郷吉之助役。
- 『美食探偵 明智五郎』:明智六郎役。
- 『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』:六角祐太役。
- 2021年
- 『FAKE MOTION-たったひとつの願い-』:西郷吉之助役。
- 『ラブコメの掟~こじらせ女子と年下男子~』:九条惇太役。
- 『カラフラブル~ジェンダーレス男子に愛されています。~』:第6話、ささめ役。
- 『どうせもう逃げられない』:余雄彦役。
この時期には、コメディーから恋愛、ミステリーまで出演ジャンルが広がっている。『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』では六角祐太役を務め、後に映画版にも出演した。
2022年~2023年:『みなと商事コインランドリー』で主演へ
2022年から2023年にかけては、主演俳優としての存在感を確立していく時期となった。
- 2022年
- 『クロステイル ~探偵教室~』:藤巻敦也役。
- 『みなと商事コインランドリー』:主演・湊晃役。
- 『デブとラブと過ちと!』:出演。
- 2023年
- 『天使の耳~交通警察の夜~』:友野和雄役。
- 『ラストマン-全盲の捜査官-』第1話:植田明人役。
- 『かしましめし』:出演。
- 『みなと商事コインランドリー2』:主演・湊晃役。
- 『サブスク不倫』:淳弥役。
- 『SHUT UP』:宇野陽太役。
この時期の大きな転換点は、やはり『みなと商事コインランドリー』で主演を経験したことだ。シリーズ化された作品で同じ主人公を演じ続けた経験は、俳優として役柄を長期的に育てる機会にもなった。
【プロの結論】草川拓弥の俳優としての強みは役柄の振り幅にある
ここまでの出演歴を整理すると、草川拓弥のキャリアには大きく3つの特徴がある。
1.恋愛ドラマで人物の繊細な感情を表現できる
『みなと商事コインランドリー』や『ビジネス婚』では、恋愛に対する葛藤や不器用さを抱える人物を演じてきた。
同じ恋愛ジャンルでも、湊晃は自分の気持ちを表に出しにくい人物、堂ノ瀬司は仕事上の完璧さと内面の欠落を抱える人物という違いがある。単に恋愛ドラマへの出演が多いのではなく、異なる性格の主人公を演じ分けている点が特徴だ。
2.アクションやサスペンスにも活動領域を広げている
『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』の夏目敬、『俺たちバッドバーバーズ』の月白司、『地獄は善意で出来ている』の高村樹など、近年はアクションや緊張感のあるドラマにも出演している。
特に『俺たちバッドバーバーズ』では、阪元裕吾監督の演出のもとで本格的なアクションに挑戦。恋愛ドラマのイメージだけでは捉えきれない俳優としての可能性を示した。
3.超特急の活動と俳優業を並行している
草川拓弥は、メインダンサー&バックボーカルグループ「超特急」のメンバーとしても活動している。
グループ活動と俳優業を並行していることは、出演作の幅を考えるうえでも重要な背景だ。ステージ上での表現と映像作品における役作りでは求められる能力が異なるが、双方の経験が表現者としての活動を支えている。
所属事務所のプロフィールでも、俳優としての出演歴と超特急のメンバーとしての活動が併記されている。草川拓弥を調べる際は、ドラマだけでなく音楽活動も含めてキャリアを理解すると、活動全体が見えやすくなる。
2027年にはNHK大河ドラマ『逆賊の幕臣』への出演も決定
2026年11月2日時点で、次の大きな注目作として発表されているのが、NHK大河ドラマ『逆賊の幕臣』だ。
所属事務所の公式プロフィールによると、草川は荒川祐蔵役で出演し、2027年1月10日スタートの同作に参加する予定となっている。
2026年の連続ドラマ出演を経て、次はNHK大河ドラマという歴史作品へ。『平清盛』にも出演した経験を持つ草川が、再び大河ドラマの舞台に立つことになる。
【草川拓弥のドラマ出演作】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:草川拓弥の2026年最新ドラマは何ですか?
2026年の出演作には『俺たちバッドバーバーズ』『ぜんぶ、あなたのためだから』『東京P.D. 警視庁広報2係』『LOVED ONE』『ラストノート』があります。2026年の放送作品のうち、最後に放送されたのは7月9日から9月17日まで放送された『ラストノート』です。
Q2:草川拓弥の主演ドラマは何ですか?
代表的な主演作は『みなと商事コインランドリー』と『みなと商事コインランドリー2』です。そのほか『地獄は善意で出来ている』『ビジネス婚』『俺たちバッドバーバーズ』でも主演を務めています。『ビジネス婚』と『俺たちバッドバーバーズ』はダブル主演作品です。
Q3:『みなと商事コインランドリー』で草川拓弥が演じた役は?
主人公の湊晃です。祖父から引き継いだコインランドリーを営むアラサー男性で、西垣匠演じる香月慎太郎との恋愛模様が描かれています。2022年の第1シリーズと2023年の第2シリーズの両方で主演しました。
Q4:『俺たちバッドバーバーズ』で草川拓弥が演じた人物は?
月白司です。月白理容室の店主であり、裏では「裏用師」として依頼人の問題を解決する人物です。中島歩演じる日暮歩とのダブル主演で、アクションコメディーを展開しました。
Q5:草川拓弥は『ベイビーわるきゅーれ エブリデイ!』にも出演していますか?
出演しています。2024年9月から11月に放送された同作で、殺し屋協会のプロジェクトマネージャー・夏目敬を演じました。『俺たちバッドバーバーズ』と同じく阪元裕吾監督作品への出演です。
Q6:草川拓弥の次のドラマ出演予定は?
所属事務所からは、2027年1月10日スタート予定のNHK大河ドラマ『逆賊の幕臣』への出演が発表されています。役名は荒川祐蔵です。
まとめ:草川拓弥のドラマは代表作から最新作まで見ると面白い
草川拓弥のドラマ出演歴を振り返ると、2009年の出演開始から、時代劇や特撮、恋愛ドラマ、サスペンス、アクションまで、着実に活動の幅を広げてきたことが分かる。
俳優としての大きな転換点は、2022年の『みなと商事コインランドリー』での初主演だろう。続編でも湊晃を演じ、2024年の『ビジネス婚』、2025年の『地獄は善意で出来ている』、2026年の『俺たちバッドバーバーズ』へと主演作を重ねてきた。
2026年は、5作品で異なる役柄に挑戦した充実した一年となった。特に月白司役、伊澤嘉人役、杉浦誠役、篠塚拓実役、平野龍太役を比較すると、作品ごとに異なる表情を見せていることが分かる。
これから草川拓弥の出演作を見始めるなら、恋愛ドラマが好きな人には『みなと商事コインランドリー』、アクションが好きな人には『俺たちバッドバーバーズ』、心理描写を楽しみたい人には『地獄は善意で出来ている』がおすすめだ。
そして2027年には『逆賊の幕臣』への出演も控えている。超特急のメンバーとしての活動とともに、俳優・草川拓弥が次にどのような人物を演じるのか、今後の出演情報にも注目したい。