【北海道文化放送の会社概要】1971年設立、札幌に本社を置くテレビ局

目次

北海道文化放送株式会社は、1971年(昭和46年)6月に設立されたテレビ放送事業者です。札幌市中央区に本社を構え、北海道内のテレビ放送と関連事業を展開しています。

公式会社案内に掲載されている2026年時点の基本情報は次のとおりです。

項目 会社情報
正式名称 北海道文化放送株式会社
英語表記 Hokkaido Cultural Broadcasting Co., Ltd.
略称 UHB
設立 1971年6月
開局 1972年4月1日
本社 北海道札幌市中央区北1条西14丁目1番地の5
資本金 5億円
代表者 代表取締役社長・鶴井亨
売上高 89億500万円(2025年度)
従業員数 153名(2026年4月現在)
事業内容 北海道内のテレビ放送および関連事業
放送系列 フジテレビ系列

UHBの設立から現在までの歩み

北海道文化放送

UHBの歴史を理解するうえで、設立年と開局年を区別することが大切です。

会社が設立されたのは1971年6月ですが、実際にテレビ放送を開始したのは翌1972年4月1日です。

公式会社案内に記載された沿革から、代表的な節目を整理すると次のようになります。

- 1971年6月: 北海道文化放送株式会社を設立。
- 1972年4月: テレビ放送を開始。
- 1983年10月: 新しいロゴマークを発表。
- 1984年3月: 新社屋、新放送システム、ニューススタジオが完成。
- 1987年9月: 北海道マラソンの生中継を開始。
- 1991年3月: モスクワに海外特派員を配置。
- 2006年6月: 地上デジタル放送を開始。
- 2011年7月: 地上デジタル放送へ完全移行。

設立から半世紀以上が経過した現在、UHBはテレビ放送だけでなく、イベントやインターネットを活用した情報発信にも取り組んでいます。

UHBを代表する番組と地域事業

北海道文化放送の特徴は、フジテレビ系列の全国ネット番組を放送するだけでなく、北海道独自の情報を扱う番組を制作している点です。

公式会社案内では、次の番組が主要番組として紹介されています。

- 「みんテレ」
- 「発見!タカトシランド」
- 「いっとこ!みんテレ」
- 「&sauna」
- 「SASARU」
- 「レバンガホスピタル」
- 「コンサラボ」

また、北海道マラソン、北海道meijiカップ、UHB杯ジャンプ大会、さっぽろ雪まつりなどにも関わっています。

こうした事業を見ると、UHBはニュースを伝える放送局であると同時に、北海道のスポーツ、観光、文化、地域経済を発信するメディアでもあることが分かります。

【UHBの放送エリアとチャンネル】北海道全域で視聴できる?

UHBの放送対象地域は北海道です。

札幌だけでなく、函館、旭川、帯広、釧路、北見方面など、道内各地域に向けてテレビ放送を行っています。

北海道は日本の都道府県の中でも面積が大きく、都市部と山間部、沿岸地域などで地理的条件が大きく異なります。そのため、広域放送を実現するには、親局だけでなく各地の送信所や中継局が重要な役割を担います。

リモコンキーIDは「8」

リモコンキーID:8

UHBの地上デジタル放送におけるリモコンキーIDは「8」です。

これはフジテレビと同じ番号で、北海道内でテレビのチャンネル設定を行う際にも覚えやすい識別番号となっています。

ただし、リモコンキーIDと実際の電波の物理チャンネルは別物です。

リモコンの「8」は視聴者が番組を選ぶための番号であり、放送設備が使用する周波数や物理チャンネルを直接示すものではありません。

コールサインはJOBM-DTV

UHBの地上デジタル放送のコールサインは、JOBM-DTVです。

コールサインとは、放送局を識別するために割り当てられた呼出符号です。

「JOBM-DTV」は放送局の識別情報であり、「8」はテレビのリモコン操作に使われる番号です。両者は役割が異なります。

識別項目 UHBの情報 意味
放送対象地域 北海道 放送の対象となる地域
放送系列 FNN・FNS フジテレビ系列
コールサイン JOBM-DTV 地上デジタル放送の識別符号
リモコンキーID 8 テレビの選局番号
デジタル放送 地上デジタルテレビ 現在の主要なテレビ放送方式

なお、北海道全域が放送対象地域であっても、すべての場所で同じ受信条件が保証されるわけではありません。地形、送信所からの距離、建物の構造、アンテナ設備などによって受信状況は変わります。

【北海道新聞社とフジ・メディア・ホールディングス】UHBの資本関係を整理

北海道文化放送の企業関係で、特に押さえておきたいのが北海道新聞社とフジ・メディア・ホールディングスという2つの存在です。

UHBは北海道新聞社の連結子会社であり、フジ・メディア・ホールディングスの持分法適用関連会社として位置づけられています。

一見すると似たような資本関係に見えますが、会計上の意味は異なります。

北海道新聞社との関係

は、北海道を代表する新聞社の一つです。

UHBは同社の企業グループに属し、北海道新聞社の連結子会社として整理されています。

北海道新聞社の公式グループ企業一覧にも、北海道文化放送株式会社が掲載されています。

新聞社とテレビ局という異なるメディアを持つことで、地域ニュースやイベント、地域経済に関する情報発信などで連携できる基盤が形成されています。

フジ・メディア・ホールディングスとの関係

は、フジテレビを中心としたメディア事業を展開する企業グループの持株会社です。

UHBはフジテレビ系列のネットワークに属しており、フジ・メディア・ホールディングスとの資本的な関係も持っています。

同社の有価証券報告書では、2012年3月に系列地方局の株式を追加取得し、北海道文化放送を持分法適用関連会社とした経緯が記録されています。

3者の関係を一覧で比較

企業・組織 UHBとの関係 主な意味
北海道文化放送 中核となる放送事業会社 北海道内のテレビ放送を担当
北海道新聞社 連結子会社としての親会社側 地域メディアグループとの資本関係
フジ・メディア・ホールディングス 持分法適用関連会社としての資本関係 フジテレビ系列との資本的なつながり
フジテレビ ネットワーク上のキー局 全国ネット番組や系列編成で連携
FNN・FNS ニュース・番組ネットワーク 報道や番組供給のネットワーク

ここで重要なのは、連結子会社と持分法適用関連会社は同じ意味ではないという点です。

連結子会社は、親会社が実質的に支配している企業として連結決算の対象になります。一方、持分法適用関連会社は、出資などを通じて重要な影響力を持つ企業として会計処理されます。

したがって、北海道新聞社との関係とフジ・メディア・ホールディングスとの関係は、別々の資本関係として理解する必要があります。

UHBが北海道の地域メディアでありながら、フジテレビ系列の一員でもある理由を理解するうえで、この構造は欠かせません。

【uhbロゴの由来と略称の理由】なぜ小文字なのか?

北海道文化放送のロゴを見て、最初に目を引くのが小文字の「uhb」です。

一般的な放送局の略称は大文字で表記されることが多いものの、UHBは視覚的なブランド表現として小文字のロゴを採用しています。

1983年10月のCI制定が転換点

UHBの公式会社沿革によると、1983年10月に新しいロゴマークが発表されました。

これが現在まで続く小文字表記の「uhb」の出発点です。

CIとはコーポレート・アイデンティティの略称で、企業の理念や個性をロゴ、デザイン、企業活動などを通して統一的に表現する考え方です。

つまり、単にアルファベットを小文字に変更しただけではなく、テレビ局としてのイメージを視覚的に再構築する取り組みだったと考えられます。

UHBは何の略?

ここは誤解されやすい部分です。

UHB公式サイトのFAQでは、3文字の語源について次のように説明しています。

- U:UHF波(Ultra High Frequency)のU
- H:Hokkaido CulturalのH
- B:BroadcastingのB

この説明に基づけば、UHBは「UHF Hokkaido Cultural Broadcasting」に由来する略称です。

一方、ロゴのデザインコンセプトについては、別の説明も紹介されています。

文字 ロゴのコンセプトとして紹介される意味
u Unique(ユニーク)
h Human・Hot・Heat
b Box(局・ボックス)

この説明では、親しみやすさや人間味、活気、視聴者に反応する軽快さなどがデザインのイメージとして結びつけられています。

ここで区別したいのは、略称そのものの語源と、ロゴのデザインに込められたイメージは別の説明であるということです。

正式な略称の由来を知りたい場合は、UHB公式FAQの説明を基準にするのが適切です。

「UHB」と「uhb」はどちらが正しい?

答えは、用途によって使い分けるということです。

- UHB: 放送局の略称としての表記。
- uhb: 1983年のCI制定以降に使用されているロゴの表記。

そのため、局名を文章で表すときは「UHB北海道文化放送」、ロゴを表すときは「uhb」とするのが自然です。

小文字のロゴが広く浸透しているため、正式な略称まで小文字だと認識されやすいことが、この疑問が生まれる理由の一つです。

【北海道文化放送のアナウンサー歴代一覧】糸口真子・柴田祐里菜から元アナウンサーまで

北海道文化放送を検索する人の中には、会社情報だけでなく、所属アナウンサーや過去に在籍していた女性アナウンサーについて知りたい人もいます。

UHBのアナウンス部には、長年にわたって北海道のニュースや情報番組、スポーツ中継などを担当してきた人材が在籍しています。

2026年の現役アナウンサー

2026年11月時点で公式アナウンサーページに掲載されている主な所属アナウンサーは以下のとおりです。

入社年 アナウンサー 備考
2026年 板橋優磨 2026年入社
2025年 板橋未悠 2025年入社
2024年 狐野彩人 2024年入社
2023年 糸口真子 女性アナウンサー
2023年 柴田祐里菜 女性アナウンサー
2020年 江上太悟郎 男性アナウンサー
2017年 田辺桃菜 女性アナウンサー
2017年 千須和侑里子 女性アナウンサー
2011年 中村剛大 男性アナウンサー
2008年 八木隆太郎 男性アナウンサー
2005年 廣岡俊光 男性アナウンサー
1990年 宇野章午 男性アナウンサー
1988年 吉田雅英 男性アナウンサー

糸口真子アナウンサー


2023年入社
UHB公式プロフィールによると、2000年5月29日生まれ、神奈川県横浜市出身。法政大学を卒業しています。趣味にはラーメン店巡りやスポーツ観戦などを挙げています。


糸口アナは2023年入社組の一人です。

公式プロフィールには趣味や資格なども掲載されており、アナウンサーとしての活動だけでなく、個性や人柄を伝える情報発信も行われています。

柴田祐里菜アナウンサー


2023年入社
1999年9月3日生まれ、大阪府出身。大阪府立大学を卒業しています。趣味は直売所巡り、山登り、サウナ、旅行などです。


柴田アナについては、元プロ野球選手の柴田佳主也氏の長女という経歴も知られています。

公式プロフィールでは、北海道の食材を使った料理研究や道内のサウナ巡りなど、北海道での生活に結びついた趣味も紹介されています。

糸口アナと柴田アナは同じ2023年入社で、同期として活動しています。

成田敦子アナウンサー

成田敦子さんは、過去に北海道文化放送に在籍していた女性アナウンサーです。

元NHK函館放送局のリポーターとして活動した経歴があり、1995年にUHBへ入社しました。

結婚後も仕事を続けていましたが、妊娠を理由に2004年に退社しています。

地方局のアナウンサーは、ニュースや情報番組への出演だけでなく、取材、リポート、地域イベントなど幅広い仕事を担当します。成田さんも北海道の放送現場で活動した歴代アナウンサーの一人です。

竹中美彩アナウンサー

竹中美彩さんは1998年にUHBへ入社した元アナウンサーです。

結婚に伴い、2006年11月30日をもって退社しました。

その後、2007年からフリーアナウンサーとしてオフィスキイワードに所属し、読売テレビの情報番組『情報ライブ ミヤネ屋』でリポーターを担当していました。

UHB退社後もテレビ出演を続けた経歴があり、地方局からフリーアナウンサーへ活動の場を広げた事例として紹介できます。

歴代アナウンサーを見るときのポイント

UHBのアナウンサーの変遷を追う際は、現在の公式プロフィールと過去の在籍記録を分けて見ることが大切です。

現役アナウンサーは公式サイトの掲載情報が基準になります。一方、成田敦子さんや竹中美彩さんのような退社済みのアナウンサーは、過去の在籍年や退社後の活動歴を含めて整理すると、局の歴史をより立体的に理解できます。

【北海道文化放送に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:北海道文化放送は何チャンネルですか?

北海道文化放送の地上デジタル放送のリモコンキーIDは「8」です。フジテレビと同じ番号が割り当てられています。

Q2:北海道文化放送のコールサインは何ですか?

地上デジタル放送のコールサインは「JOBM-DTV」です。リモコンキーIDの「8」とは異なる放送局の識別情報です。

Q3:北海道文化放送は北海道新聞社の子会社ですか?

はい。北海道文化放送は北海道新聞社の連結子会社として位置づけられています。また、フジ・メディア・ホールディングスとの間には持分法適用関連会社としての資本関係があります。

Q4:UHBの正式な略称の由来は何ですか?

UHB公式FAQによると、UはUHF波、HはHokkaido Cultural、BはBroadcastingに由来します。

Q5:uhbのロゴはいつから使われていますか?

1983年10月のCI制定に伴って新しいロゴマークが発表されました。小文字の「uhb」が特徴です。

Q6:北海道文化放送のアナウンサーには誰がいますか?

2026年の公式アナウンサー一覧には、糸口真子、柴田祐里菜、田辺桃菜、千須和侑里子、板橋未悠、板橋優磨などが掲載されています。

まとめ:北海道文化放送を理解するための5つの重要ポイント

北海道文化放送(UHB)は、1971年に設立され、1972年4月1日に開局した北海道の民間テレビ局です。

会社概要、放送エリア、資本関係、ロゴ、アナウンサーの情報を整理すると、その特徴が明確になります。

特に覚えておきたいのは次の5点です。

1. 会社の基本情報: 札幌市に本社を置く北海道文化放送株式会社で、1971年設立。
2. 放送エリア: 北海道を放送対象地域とするフジテレビ系列のテレビ局。
3. 資本関係: 北海道新聞社の連結子会社で、フジ・メディア・ホールディングスの持分法適用関連会社。
4. 放送識別情報: コールサインはJOBM-DTV、リモコンキーIDは「8」。
5. ブランドと人物: 1983年に小文字のuhbロゴを発表し、糸口真子や柴田祐里菜などのアナウンサーが在籍。

2026年のUHBは、地域ニュースや情報番組に加え、スポーツ、イベント、デジタルメディアなどにも活動領域を広げています。

北海道文化放送を調べる際には、単に「フジテレビ系列の地方局」と理解するだけでなく、北海道新聞社との関係、全国ネットワークとのつながり、そして北海道独自の番組制作という3つの視点を持つことが大切です。

地域に根差した報道機関であり、全国ネットワークの一員でもある。この二つの役割こそが、北海道文化放送の企業としての大きな特徴です。