【豊田利晃監督の演出】東出昌大との出会いが生んだ新しいクローズ

目次

『クローズEXPLODE』の監督を務めたのは、映画『青い春』『空中庭園』『モンスターズクラブ』などで知られる豊田利晃。前2作を監督した三池崇史とは異なる作家性を持つ監督が、新しい『クローズ』の世界を作り上げた。

映画.comの2014年4月公開のインタビューによれば、豊田監督は当初、不良高校生を題材にした映画を積極的に撮りたい気分ではなかったという。しかし、複数回のオファーを経て本作の監督を引き受けた。

ケンカの強さだけでなく、人間の弱さを描く

東出クローズ

豊田監督の演出で特徴的なのは、登場人物の内面や人間らしさを重視している点だ。シネマトゥデイの東出・勝地涼インタビューでも、新しい『クローズ』の魅力として、人間の格好悪さや仲間との関係性が話題になっている。

従来のシリーズでは、誰が鈴蘭の頂点を取るのかという競争が大きな軸だった。一方、本作には頂点を目指さない旋風雄や、友情を優先する小岐須、手段を選ばず上を目指す藤原など、異なる価値観を持つ人物が登場する。

そのため、勝敗だけで人物を評価できない構成になっている。ケンカの強さを描きながら、その裏側にある迷いや孤独、仲間を求める気持ちにも焦点を当てている。

アクションのリアリティにも注目

TBSの作品紹介では、豊田監督がケンカのシーンにおいて、本当に殴り合うことを演出上要求したと紹介されている。作品全体のアクションに、従来とは異なる生々しさを持たせようとしたことが分かる。

また、東出昌大は映画.comのインタビューで、監督から細かな演技指導を受けた経験を振り返っている。豊田監督の映画に憧れてオーディションに参加した東出にとって、本作は主演として大きな挑戦だった。

このように、監督の作家性と東出の新しい主演像が組み合わさったことが、『クローズEXPLODE』を旧作とは異なる作品にしている。

【クローズEXPLODEの評判・映画評価】面白い?つまらない?

『クローズEXPLODE』の評価を考える際には、前2作との比較が欠かせない。小栗旬、山田孝之らが築いた人気シリーズの新章である以上、観客には新しい作品への期待だけでなく、旧作との比較意識もあった。

Filmarksの評価から見る2026年の評判



Filmarks掲載評価
2026年11月確認時


2.7


/ 5.0

レビュー15,962件

評価の分布
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出典:Filmarks掲載データ。割合は表示値の概数で、端数処理により合計が100%にならない。

Filmarksでは、確認時点で平均評価2.7、レビュー件数は15,962件。高評価よりも中評価・低評価の割合が大きく、作品への反応は必ずしも一様ではない。

レビューで評価されているポイントには、豪華な出演者、アクションシーン、個性的なキャラクター、青春映画としての熱量などがある。一方、前2作と比較した際のキャラクターの印象の違いや、ストーリー展開に物足りなさを感じる意見も見られる。

評価が分かれる最大の理由はキャストと世界観の刷新

本作の評価が分かれる背景には、シリーズの主要キャストが一新されたことがある。

『クローズZERO』で小栗旬が演じた滝谷源治は、鈴蘭の頂点を目指す分かりやすい主人公だった。それに対し、東出昌大の鏑木旋風雄は、そもそも頂点争いに興味を示さない。

この変更は、新しい物語を作るうえでは効果的だが、旧作の熱量や主人公像を期待していた観客には違和感を与える可能性がある。作品の方向性が変わったこと自体が、評価を左右する要素になっている。

『クローズEXPLODE』がおすすめできる人・できない人

観賞スタイル おすすめ度 理由
東出昌大の主演作品を見たい おすすめ 鏑木旋風雄という新主人公を楽しめる
柳楽優弥・早乙女太一の演技を見たい おすすめ 主要キャラクターとして出演
岩田剛典の映画出演を振り返りたい おすすめ 柴田浩樹役で出演
鈴蘭高校の新世代の物語を見たい おすすめ 前作から1か月後の新しい抗争が描かれる
小栗旬の滝谷源治を中心に見たい やや不向き 主人公も主要キャストも一新されている
原作漫画の展開を忠実に見たい やや不向き 映画独自のオリジナル要素が強い

前作と同じ作品を期待するのではなく、新しい主人公と新しい鈴蘭の物語として見ることが、本作を楽しむためのポイントだ。

【東出クローズに関するよくある質問(FAQ)】

Q1:東出昌大は『クローズ』で何役を演じていますか?
A1:2014年公開の映画『クローズEXPLODE』で、主人公の鏑木旋風雄を演じています。鈴蘭高校に転入する3年生で、頂点争いに興味を示さない一匹狼的な人物です。

Q2:東出昌大は『クローズZERO II』にも出演していますか?
A2:いいえ。東出昌大が出演したのは2014年の『クローズEXPLODE』です。『クローズZERO II』の主演は小栗旬で、東出はシリーズ第3作から新主人公として参加しました。

Q3:『クローズEXPLODE』の公開日はいつですか?
A3:2014年4月12日です。上映時間は129分で、配給は東宝。豊田利晃が監督を務めました。

Q4:柳楽優弥と早乙女太一は何役ですか?
A4:柳楽優弥は鈴蘭高校の頂点に最も近い強羅徹、早乙女太一は好戦的な新1年生・加賀美遼平を演じています。

Q5:岩田剛典はどのような役で出演していますか?
A5:岩田剛典は黒咲工業高校を束ねる柴田浩樹役です。永山絢斗演じる藤原一との対立が、鈴蘭高校を巻き込む抗争につながります。

Q6:『クローズEXPLODE』は原作漫画の続きですか?
A6:髙橋ヒロシの漫画『クローズ』を原作としていますが、映画のストーリーはオリジナル要素が強い作品です。原作漫画のエピソードをそのまま映画化したものではありません。

まとめ:東出昌大とクローズの関係を正しく理解する

東出昌大と『クローズ』の関係を一言でまとめると、2014年公開の『クローズEXPLODE』で主演・鏑木旋風雄を演じたことに尽きる。

本作は『クローズZERO II』から劇中で1か月後を描くシリーズ第3作であり、東出昌大、柳楽優弥、早乙女太一、岩田剛典らを中心にキャストを刷新した新世代の物語だ。

特に押さえておきたいポイントは次の4つ。

- 東出昌大の役名は鏑木旋風雄。鈴蘭高校に転入する3年生。
- 柳楽優弥は強羅徹、早乙女太一は加賀美遼平を演じる。
- 岩田剛典は黒咲工業高校の柴田浩樹役で出演。
- 監督は豊田利晃。髙橋ヒロシの漫画を原作としながら、映画独自のストーリーを展開する。

2026年に本作を見直すなら、単に東出昌大の若い頃の出演映画としてだけでなく、鈴蘭高校の世代交代を描いた作品として注目したい。小栗旬主演の前2作とは異なる主人公像や、豊田利晃監督による人間描写に目を向けると、作品の位置づけがより明確になる。

『クローズ』シリーズのファンはもちろん、東出昌大、柳楽優弥、早乙女太一、岩田剛典らの出演歴を振り返りたい人にとっても、押さえておきたい一本である。