青学駅伝監督は原晋!2026年9度目の箱根制覇と指導法・経歴の全貌を徹底解説
2026年現在、青山学院大学陸上競技部の駅伝監督を務めているのは、原晋(はら・すすむ)監督です。2004年の監督就任から青学を箱根駅伝の常勝チームへと育て上げ、2026年1月の第102回大会では、3年連続9度目の総合優勝を達成しました。大会新記録となる10時間37分34秒での優勝は、同一大学による史上初の2度目の3連覇という歴史的な記録でもあります。
原監督の強さは、選手個人の走力を伸ばすだけでは説明できません。社会人経験を生かした組織マネジメント、選手の主体性を引き出す目標管理、データを活用したコンディション調整など、独自のチームづくりが青学の競争力を支えています。さらに2026年4月には女子駅伝チームも創設され、原監督の指導は新たな段階に入りました。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 青学駅伝監督は原晋氏: 2004年に監督へ就任し、2026年現在も男子長距離ブロックを率いる。
- 箱根駅伝9度の総合優勝: 2026年の第102回大会で3連覇を達成し、総合タイム10時間37分34秒の大会新記録を樹立。
- 強さの秘密は組織力: 個人目標の設定、データに基づく指導、選手同士の連携を重視する。
- 2026年の新展開: 4月1日に青山学院大学女子駅伝チームが創設され、原監督が監督を兼任。
【青学駅伝監督は誰?】原晋監督の経歴・プロフィールと2026年現在

原晋(はら・すすむ)
青山学院大学陸上競技部 長距離ブロック監督
青山学院大学 地球社会共生学部教授
1967年3月8日生まれ・広島県三原市出身
青学駅伝監督として知られる原晋氏は、陸上競技の専門家であると同時に、企業での営業経験を持つ異色の指導者です。
選手時代から監督として一直線に歩んできた人物ではありません。競技引退後に会社員として働き、ビジネスの現場で培った経験を大学駅伝のチーム運営に持ち込みました。
原晋監督の基本プロフィール
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 原晋(はら・すすむ) |
| 生年月日 | 1967年3月8日 |
| 出身地 | 広島県三原市 |
| 出身高校 | 広島県立世羅高校 |
| 出身大学 | 中京大学 |
| 大学時代の実績 | 日本インカレ5000m3位 |
| 実業団 | 中国電力陸上競技部 |
| 監督就任 | 2004年 |
| 大学での役職 | 地球社会共生学部教授 |
| 2026年の年齢 | 59歳 |
原監督は世羅高校時代に主将として全国高校駅伝準優勝を経験。中京大学では3年時に日本インカレ5000mで3位に入賞しました。
1989年には中国電力陸上競技部の第1期生として入部し、1993年には主将として全日本実業団駅伝の初出場に貢献しています。
しかし、故障によって1995年に現役を引退。その後は中国電力の社員として10年間、営業などの仕事に従事しました。
2019年4月からは青山学院大学地球社会共生学部の教授も務めています。
2026年現在、原監督は駅伝指導だけでなく、教育や講演などを通じた人材育成にも取り組んでいます。
選手として箱根駅伝に出場した経験はある?
ここは意外に思われる部分です。
原監督自身には、選手として箱根駅伝に出場した経験がありません。
大学卒業後に実業団へ進んだものの、故障によって競技生活を終えています。その後、会社員として働いた期間が長く、大学駅伝の監督経験もない状態で青学の指揮を執ることになりました。
選手としての実績だけでなく、組織を動かす能力や人材育成への考え方が、現在の指導スタイルにつながっています。
【2004年就任の真相】原晋監督はなぜ青学の指揮官になったのか
原晋監督が青山学院大学陸上競技部の監督に就任したのは、2004年です。
当時の青学は、現在のような駅伝の強豪校ではありませんでした。
青山学院大学陸上競技部は1918年創部の歴史ある組織ですが、箱根駅伝への出場は1976年を最後に途絶えていました。
2016年に公開された金融広報中央委員会のインタビューでは、当時は専用グラウンドもなく、競技部の体制を一新して箱根駅伝を目指すプロジェクトが進められていたことが紹介されています。
監督就任のきっかけは高校時代の後輩
原監督に就任の話を持ちかけたのは、世羅高校時代の後輩にあたる青学OBでした。
中国電力で会社員として働いていた原氏に対し、後輩が母校の駅伝強化について相談したことが転機になります。
原監督自身も、当時のインタビューで、箱根駅伝の出場経験も監督経験もない状態で指導者になることは異例だったと振り返っています。
それでも、大学側が進めようとしていた改革への思いに共感し、挑戦を決断しました。
就任当初は生活習慣の改革からスタート
原監督が最初に取り組んだのは、走り込みや特殊なトレーニングではありません。
選手の日常生活を整えることでした。
当時のインタビューで紹介された取り組みには、次のようなものがあります。
- 朝5時の起床
- 夜22時の門限
- 22時15分の消灯
- 規則正しい生活習慣の徹底
- 練習に取り組むための生活基盤の整備
当初は選手たちに反発もあり、大学関係者やOBから厳しすぎるという声も上がったといいます。
しかし、原監督は競技力を高めるには、まず生活の土台を整える必要があると考えました。
2009年、33年ぶりの箱根駅伝出場
改革が実を結び始めたのは、監督就任から5年目の2009年です。
青山学院大学は33年ぶりに箱根駅伝本戦への出場を果たしました。
翌2010年には8位となり、41年ぶりのシード権を獲得。その後、2012年には出雲駅伝で初優勝を飾ります。
2004年の就任当初は箱根駅伝出場を目指す段階だったチームが、徐々に大学駅伝の頂点を争う存在へと成長していきました。
この時期に築いた生活習慣、選手育成、チーム運営の基盤が、2015年の初優勝につながります。
【箱根駅伝9度の総合優勝】原晋監督の歴代優勝実績と2026年3連覇
原晋監督の指導力を語るうえで欠かせないのが、箱根駅伝での優勝実績です。
青学は2015年に初めて総合優勝を達成して以降、優勝を重ねてきました。
2026年の第102回大会では、ついに通算9度目の総合優勝を達成しています。
青学の箱根駅伝・歴代総合優勝一覧
| 大会・開催年 | 総合優勝 | 主な記録・出来事 |
|---|---|---|
| 第91回・2015年 | 優勝 | 青学初優勝 |
| 第92回・2016年 | 優勝 | 2連覇 |
| 第93回・2017年 | 優勝 | 3連覇・大学駅伝3冠 |
| 第94回・2018年 | 優勝 | 4連覇 |
| 第96回・2020年 | 優勝 | 5度目の総合優勝 |
| 第98回・2022年 | 優勝 | 6度目の総合優勝 |
| 第100回・2024年 | 優勝 | 7度目の総合優勝 |
| 第101回・2025年 | 優勝 | 8度目の総合優勝 |
| 第102回・2026年 | 優勝 | 9度目・3連覇 |
この優勝履歴は日本テレビの箱根駅伝公式記録などで確認できます。
2026年第102回箱根駅伝で達成した歴史的記録
2026年1月2日・3日に開催された第102回箱根駅伝で、青山学院大学は総合タイム10時間37分34秒を記録しました。
往路・復路・総合のすべてで大会新記録を樹立する圧倒的な結果でした。
特に注目されたのが、往路5区の黒田朝日選手の走りです。
青学は1区を16位でスタートし、5区に入る時点では首位の中央大学から3分24秒遅れていました。
しかし、黒田選手が山登りで驚異的な走りを見せ、前回の区間記録を1分55秒更新する1時間7分16秒を記録。首位を奪い返しました。
復路でも安定した走りを見せ、青学は3年連続9度目の総合優勝を達成しています。
原監督は優勝報告会で、選手たちや応援してくれた人々への感謝を伝え、特に5区で活躍した黒田選手の存在を評価しました。
2026年の優勝によって、青学は2015~2018年の4連覇に続き、2024~2026年にも3連覇を達成しました。
同一大学による2度目の3連覇は、箱根駅伝史上初の快挙です。
箱根駅伝以外の大学三大駅伝でも実績
原監督の実績は箱根駅伝だけではありません。
大学三大駅伝と呼ばれる出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝でも優勝を経験しています。
2017年にはこの3大会すべてを制し、大学駅伝3冠を達成しました。
箱根駅伝の優勝回数だけでなく、異なる距離や大会形式に対応できるチームを育ててきた点も、原監督の実績を評価するうえで重要です。
【青学駅伝が強い理由】原晋監督の指導方針と技体心の育成法
青学駅伝の強さを理解するには、原監督がどのように選手を育てているのかを知る必要があります。
その特徴は、選手個人の能力を伸ばすことと、チーム全体の力を高めることを両立させている点です。
1.選手自身に目標を設定させる
原監督の指導で特徴的なのが、目標管理ミーティングです。
選手に一方的に目標を与えるのではなく、それぞれが自分の目標を設定し、グループ内で共有します。
例えば、特定の大会で自己ベストを更新する、一定のタイムを目指すといった具体的な目標です。
控え選手なども交えた話し合いを通じて、目標の現実性を検討し、達成までの道筋を考えます。
この仕組みには、次のような効果があります。
- 自分の課題を理解できる
- 選手同士が互いの努力を認められる
- 控え選手もチームの一員として参加できる
- 個人の成長がチーム全体の競争力につながる
選手が指示を待つだけではなく、自分で考えて行動する文化が形成されるのです。
2.技・体・心をバランスよく育てる
原監督の指導を「技体心」という観点で整理すると、次の3つの要素が見えてきます。
| 要素 | 指導の重点 | 具体的な考え方 |
|---|---|---|
| 技 | 走力・技術 | 選手の能力や適性を把握し、区間に合った力を伸ばす |
| 体 | 体力・健康 | 練習負荷や身体データを管理し、故障を防ぐ |
| 心 | 精神力・主体性 | 個人目標、仲間との対話、チームへの責任感を育てる |
ここでいう技体心は、原監督の指導内容を理解するための整理の仕方です。
実際の公開インタビューで特に強調されているのは、データを活用した能力把握と、選手の主体性を引き出す組織づくりです。
3.データを活用して故障を防ぐ
駅伝は、選手の能力だけでなく、大会当日にどれだけ実力を発揮できるかが結果を左右します。
原監督は2026年のセイコー公式インタビューで、タイムだけでなく心拍関連や赤血球関連などの生理学的データも活用し、選手の能力を把握していると説明しています。
さらに、実力以上の練習を無理に課すのではなく、本番で持っている力を安定して発揮できる状態に導くことを重視しています。
監督の役割について、次のように説明しています。
「優勝するチームを作り上げるのに、魔法はいらない」
原監督のこの考え方は、特別な才能だけに頼らず、日々の小さな積み重ねを重視する姿勢を表しています。
4.16人全員が競争できるチームをつくる
箱根駅伝で実際に走る選手は10人ですが、原監督は登録メンバー16人全員の競争力を重視しています。
2026年の大会を振り返ったインタビューでも、10人だけが強くても優勝は難しく、11番手、12番手の選手も含めて高いレベルに仕上げる必要があると説明しています。
この考え方は、青学の選手層の厚さを理解するうえで重要です。
補欠選手が走る選手を支え、走る選手は選ばれなかった仲間の思いを背負って走る。
そうした相互の責任感が、個人競技である長距離走を組織競技として成立させています。
【コーチ陣とチームの組織力】安藤弘敏・田幸寛史と女子駅伝チーム
青学駅伝の強さを原監督一人の手腕だけで説明することはできません。
大学の公式部員紹介には、監督だけでなく複数のコーチや専門スタッフが掲載されています。
選手の育成、練習環境、栄養面などを支える体制が整えられています。
青山学院大学陸上競技部の主な関係者
以下は2026年の陸上競技部公式スタッフ紹介に掲載されている役職を整理したものです。
安藤弘敏氏、田幸寛史氏についても、大学陸上競技部の公式スタッフ紹介でコーチとして掲載されています。
それぞれの担当業務の詳細については、公開されている役職と個別の役割を区別して理解する必要があります。
2026年4月、青山学院大学女子駅伝チームが誕生
2026年の青学陸上競技部における大きな新展開が、女子駅伝チームの創設です。
青山学院大学は2026年3月19日に女子駅伝チームの創設を発表し、4月1日に正式に活動を開始しました。
4月4日に開催された創設記者会見には原晋監督のほか、第1期生となる芦田和佳選手、池野絵莉選手が出席しています。
チームのコンセプトは、「美しさ・爽やかさ・力強さ」です。
創設の目的には、次のようなものが掲げられています。
- 女性アスリートが競技とライフイベントを両立できる環境づくり
- 多様なメディアを通じた女性アスリートの活躍の場の拡大
- 次世代の女性に夢や希望を届けるロールモデルの提示
原監督は、男子チームで培った主体性を重んじる指導や、高い目標に挑戦する文化を女子チームにも生かす考えを示しました。
今後の目標として、2027年の全日本大学女子駅伝、2028年の富士山女子駅伝への初出場・初優勝を見据えています。
男子チームで実績を積み重ねてきた組織づくりが、女子駅伝という新しい領域でどのような成果につながるかも、2026年以降の注目ポイントです。
【原晋監督の現在2026年最新】今後の活動と青学駅伝の展望
2026年11月現在、原晋監督は青山学院大学陸上競技部の監督を継続しています。
自身の公式プロフィールでも2004年の就任と2026年の第102回箱根駅伝優勝を紹介しており、監督就任23年目を迎えたことを発信しています。
現在の活動は、主に次の3つに整理できます。
男子長距離ブロックの継続的な強化
2026年の箱根駅伝で3連覇を達成した男子チームは、次の世代への戦力継承が課題になります。
箱根駅伝は大学4年間で選手が入れ替わるため、前年の優勝メンバーが卒業しても競争力を維持しなければなりません。
2026年の優勝では、黒田朝日選手のようなエースの活躍に加え、他の区間を走る選手たちの安定した力も結果につながりました。
今後も、個人のスター選手だけに依存しないチームづくりが重要になります。
女子駅伝チームの育成
新設された女子チームは、男子チームとは異なる競技環境や選手育成の課題に向き合うことになります。
特に競技とライフイベントの両立を創設目的に掲げている点は、単なる競技成績だけではない取り組みです。
2027年、2028年の大会出場・優勝目標に向けて、選手の育成とチーム体制の整備が進められていきます。
指導経験を教育や社会に還元
原監督は青山学院大学の教授としても活動しています。
また、箱根駅伝での経験をもとに、人材育成や組織マネジメントをテーマとした講演活動も行っています。
中国電力での営業経験を持つ原監督にとって、駅伝は競技の世界にとどまらず、人を育て、組織を動かす実践の場でもあります。
2026年の3連覇を経て、その指導経験を次世代の選手や社会にどう還元するかも注目されます。
【青学駅伝監督に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:青学駅伝の監督は誰ですか?
A1:2026年現在、青山学院大学陸上競技部の男子長距離ブロック監督は原晋氏です。2004年に就任し、箱根駅伝で通算9度の総合優勝を達成しています。
Q2:原晋監督は何歳ですか?
A2:1967年3月8日生まれの59歳です。2026年11月現在の年齢です。
Q3:原晋監督はいつ青学の監督になりましたか?
A3:2004年です。中国電力で約10年間会社員として働いた後、世羅高校時代の後輩である青学OBからの紹介をきっかけに監督へ就任しました。
Q4:青山学院大学は箱根駅伝で何回優勝していますか?
A4:2026年の第102回大会終了時点で、通算9回です。2015年、2016年、2017年、2018年、2020年、2022年、2024年、2025年、2026年に総合優勝しています。
Q5:2026年の箱根駅伝で青学は何連覇しましたか?
A5:3年連続の総合優勝です。第102回大会では10時間37分34秒の大会新記録を樹立し、通算9度目の優勝を達成しました。
Q6:原晋監督の指導方法の特徴は何ですか?
A6:選手自身による目標設定、データに基づくコンディション管理、選手同士のコミュニケーション、16人全員の競争力向上を重視する点です。個人の能力と組織力を同時に高める指導が特徴です。
Q7:青山学院大学には女子駅伝チームもありますか?
A7:あります。2026年4月1日に女子駅伝チームが創設され、原晋監督が監督を兼任しています。2027年の全日本大学女子駅伝、2028年の富士山女子駅伝への初出場・初優勝を目指しています。
まとめ:青学駅伝監督・原晋の強さは組織を育てる力にある
青学駅伝監督の原晋氏は、2004年の就任から22年以上にわたって青山学院大学陸上競技部を率いてきた指導者です。
会社員から大学駅伝の監督へ転身した異色の経歴を持ち、生活習慣の改革、選手の主体性を重視する指導、データを活用したコンディション管理によってチームを強化してきました。
2015年の初優勝から2026年の第102回大会まで、箱根駅伝の総合優勝は通算9回。2026年には3連覇と大会新記録という歴史的な結果を残しています。
特に注目したいのは、原監督の成果がエース選手の個人的な能力だけに依存していないことです。控え選手を含めた競争環境、個人目標とチーム目標の連動、スタッフを含めた組織づくりが、長期的な強さを支えています。
【プロの結論】
原晋監督の最大の功績は、箱根駅伝で9回優勝したことだけではありません。監督が交代し、選手が卒業しても強さを維持できる組織文化を築いてきたことにあります。
2026年4月の女子駅伝チーム創設も、その組織づくりを新しい領域へ広げる挑戦です。
これから青学駅伝を見る際は、区間賞やエースの走りだけでなく、選手層の厚さ、控え選手の成長、チーム全体の連携にも注目すると、原監督が築いてきた強さの本質がより深く理解できます。