黒の組織コードネーム一覧【2026年最新】酒名の由来と正体・生死を徹底解説
『名探偵コナン』に登場する黒の組織(黒ずくめの組織)のメンバーには、ジン、ウォッカ、ベルモット、ラムなど、酒にちなんだコードネームが与えられている。2026年11月1日時点では、原作コミックス最新刊は109巻(2026年10月16日発売)。組織のボスである烏丸蓮耶を頂点に、幹部、科学者、狙撃手、各国の諜報機関から潜入したスパイなど、複雑な人物関係が描かれている。
読者が気になるのは、コードネームの一覧だけではない。バーボンの正体は降谷零なのか、キールと水無怜奈は同一人物なのか、ラムの正体は脇田兼則なのか。そして、シェリーやライ、スコッチは現在どうなっているのか。この記事では、原作の主要メンバーを本名・役割・生死とともに整理し、酒名の由来や劇場版限定のメンバーまで解説する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】 - コードネームの基本法則: 黒の組織では、地位の高い構成員に酒の名前が与えられる。男性は蒸留酒、女性はワインやカクテルなどが多い。 - 主要人物の正体: ラムは脇田兼則、バーボンは降谷零、キールは本堂瑛海、シェリーは宮野志保。 - 現在の状況: 組織に残る人物、潜入を続けるスパイ、離脱した人物、死亡した人物はそれぞれ異なる。劇場版限定メンバーも原作とは分けて整理する。
【2026年最新】黒の組織コードネーム一覧と現在のメンバー構成

黒の組織のコードネームは、単なるニックネームではない。組織内で一定の地位を得た構成員に与えられる活動名であり、ジンやラムのような幹部から、専門的な任務を担うメンバーまで幅広く使われている。
まず、原作に登場する主要なコードネームを確認したい。
原作に登場するコードネームは14人が中心
主要なコードネーム持ちの人物は、次の14人に整理できる。
- ジン(Gin)
- ウォッカ(Vodka)
- ベルモット(Vermouth)
- ラム(Rum)
- キャンティ(Chianti)
- コルン(Korn)
- バーボン(Bourbon)
- キール(Kir)
- シェリー(Sherry)
- ライ(Rye)
- スコッチ(Scotch)
- ピスコ(Pisco)
- テキーラ(Tequila)
- カルバドス(Calvados)
この14人は、現在の組織への所属状況で分類すると、次のようになる。
組織側で活動している人物
- ジン
- ウォッカ
- ベルモット
- ラム
- キャンティ
- コルン
組織に潜入しているスパイ
- バーボン(降谷零)
- キール(本堂瑛海)
組織を離脱して生存している人物
- シェリー(宮野志保)
- ライ(赤井秀一)
死亡した人物
- スコッチ(諸伏景光)
- ピスコ(枡山憲三)
- テキーラ
- カルバドス
この分類で重要なのは、コードネームを持っていることと、組織に忠誠を誓っていることは同じではないという点だ。
バーボン、キール、ライ、スコッチは、いずれも組織に潜入していた別組織の諜報員である。組織側から見れば有能な構成員でも、実際にはそれぞれ別の目的を持っていた。
ボス「あの方」の正体は烏丸蓮耶
組織の頂点に立つ人物は「あの方」と呼ばれている。
その正体は、烏丸蓮耶(からすま れんや)。原作95巻で正体が明かされた大富豪である。
烏丸蓮耶には、ジンやラムのような酒名のコードネームは与えられていない。組織の構成員から「あの方」「ボス」と呼ばれている。
また、黒の組織という呼称自体も通称であり、組織の正式名称や活動の最終目的は、物語の大きな謎として残されている。
【酒名の由来】黒の組織のコードネームにはどんな法則がある?
黒の組織のコードネームを調べると、ある共通点が浮かび上がる。
それは、すべて酒に関連する名称であることだ。
ジンやウォッカのような蒸留酒だけでなく、ワイン、カクテル、ブランデーなども採用されている。
男性は蒸留酒、女性はワインや甘い酒が中心
よく知られているのが、性別による酒の分類だ。
男性メンバーには、ジン、ウォッカ、ラム、バーボン、スコッチなどの蒸留酒が多い。
一方、女性メンバーには、ベルモット、シェリー、キール、キャンティなど、ワインやカクテルに関連する名称が目立つ。
この傾向は、劇場版『黒鉄の魚影』でもコナンが推理の材料として取り上げている。
ただし、これは絶対的な規則ではない。酒の分類だけで性別や組織内の階級を断定することはできない。
主要コードネームと実際のお酒の関係
| コードネーム | お酒の種類・由来 |
|---|---|
| ジン | ジュニパーベリーで香り付けした蒸留酒 |
| ウォッカ | 穀物などを原料とする蒸留酒 |
| ベルモット | ハーブなどで香り付けしたワイン |
| ラム | サトウキビを原料とする蒸留酒 |
| バーボン | アメリカ発祥のトウモロコシ主体のウイスキー |
| キール | 白ワインとカシスリキュールのカクテル |
| シェリー | スペイン産の酒精強化ワイン |
| ライ | ライ麦を主原料とするウイスキー |
| スコッチ | スコットランド産ウイスキー |
| キャンティ | イタリア・トスカーナ地方の赤ワイン |
| コルン | ドイツの穀物蒸留酒 |
| ピスコ | ブドウを原料とする蒸留酒 |
| テキーラ | メキシコのアガベを原料とする蒸留酒 |
| カルバドス | リンゴを原料とするブランデー |
酒の強さが組織内の序列を表している?
ファンの間では、アルコール度数や酒の強さがメンバーの実力や組織内の地位を示しているのではないか、という考察もある。
確かに、ジン、ウォッカ、ラムといった強い蒸留酒の名称は、冷酷な組織のイメージによく合う。
しかし、酒名の種類と戦闘力、組織内の序列が直接連動するという明確な設定はない。
たとえば、組織のNo.2であるラムは蒸留酒の名称を持つが、同じ蒸留酒のコードネームを持つ全員がラムと同格というわけではない。
酒名は組織の世界観を統一する重要な設定であり、階級表として読むのは適切ではない。
【原作メンバーの正体】ジン・ラム・バーボン・キールらの役割と生死
ここからは、特に物語への影響が大きいメンバーを詳しく見ていく。
ジン:新一を幼児化させた実行部隊の中心人物
コードネーム:ジン(Gin)
ジンは、黒の組織を象徴する幹部格の人物である。
銀髪と黒い帽子、冷酷な判断力が特徴。ボスの命令に忠実で、組織の障害になる人物や裏切り者を容赦なく排除する。
工藤新一にAPTX4869を飲ませた張本人でもあり、コナンにとって最も危険な敵の一人だ。
組織から逃げ出したシェリーを執拗に追い続けており、灰原哀に対する執着も物語の重要な要素になっている。
本名は原作で明確に公表されていない。2026年11月時点でも死亡描写はなく、組織側で活動を続けている。
ウォッカ:ジンを支える忠実な補佐役
コードネーム:ウォッカ(Vodka)
ウォッカは、ジンと行動を共にすることが多い組織の構成員だ。
ジンを「兄貴」と呼び、裏取引や潜入、各種任務の実務をサポートする。
ジンが冷静に判断を下す一方、ウォッカは現場での補助や情報伝達を担当することが多い。
本名は明確に判明しておらず、2026年時点では組織側で生存している。
ベルモット:ボスに特別扱いされる謎多き女性幹部
コードネーム:ベルモット(Vermouth)
ベルモットは、変装術を駆使する女性幹部である。
「千の顔を持つ魔女」と呼ばれるほどの変装能力を持ち、他人の容姿や声を巧みに再現する。
表向きには女優シャロン・ヴィンヤード、クリス・ヴィンヤードという名前で知られる。
彼女の最大の特徴は、組織のボスから特別扱いされていることだ。
ジンを含むほかの構成員も、ベルモットに対して容易に手を出せない。
さらに、灰原哀を敵視する一方で、工藤新一や毛利蘭には特別な感情を抱いている。この複雑な立場が、ベルモットを単純な悪役ではない存在にしている。
2026年時点で死亡描写はなく、組織側の重要人物として生存している。
ラム:正体は脇田兼則
コードネーム:ラム(Rum)
黒の組織のNo.2であるラムは、長い間正体が隠されていた人物だ。
その正体は、米花町の寿司店「米花いろは寿司」で働く板前、脇田兼則(わきたかねのり)。
ラムは組織の最高幹部であり、ボスの側近という重要な立場にいる。片目が義眼という特徴も持つ。
正体が判明するまで、候補として挙げられていたのは次の3人だった。
- 脇田兼則
- 黒田兵衛
- 若狭留美
原作100巻のFILE.1066「RUM」で読者に正体が明かされた。
一方、コナン自身が脇田=ラムと確信する展開は、原作108巻のFILE.1147~1150「混沌の行先」で描かれている。
つまり、読者が正体を知った時期と、コナンが確信した時期には違いがある。
この違いは、ラム編を読み返す際に押さえておきたいポイントだ。
キャンティとコルン:組織の狙撃を担う2人
コードネーム:キャンティ(Chianti)/コルン(Korn)
キャンティとコルンは、黒の組織の狙撃を担当する実力者だ。
キャンティは攻撃的な性格で、任務中も感情を表に出すことが多い。一方のコルンは寡黙で、狙撃の技術に優れている。
2人は行動を共にすることが多く、組織の暗殺計画において重要な役割を果たす。
両者に共通するのは、カルバドスを見捨てたベルモットを嫌っていることだ。
本名はいずれも明確に判明しておらず、原作109巻までに死亡描写はない。
バーボン:正体は公安警察の降谷零、表の顔は安室透
コードネーム:バーボン(Bourbon)
バーボンの正体は、公安警察の降谷零(ふるやれい)。
表向きには、私立探偵の安室透として活動している。
つまり、次の3つの名前は同一人物を指している。
- バーボン:黒の組織でのコードネーム
- 安室透:探偵としての表向きの名前
- 降谷零:本名
降谷零は、組織の内部情報を探るために潜入している公安警察の諜報員である。
情報収集能力に優れ、組織内でも重要な任務を任されている。ラムから工藤新一に関する情報収集を指示されるなど、組織側からも能力を評価されている。
赤井秀一とは複雑な因縁があり、スコッチこと諸伏景光をめぐる過去も2人の関係に影響している。
2026年時点でも生存し、公安警察側の人間として組織への潜入を続けている。
キール:正体はCIA諜報員の本堂瑛海
コードネーム:キール(Kir)
キールの正体は、本堂瑛海(ほんどうひでみ)。
表向きには、テレビ局のアナウンサーである水無怜奈として活動していた。
彼女の本当の所属先はCIA(アメリカ中央情報局)である。
キールの物語で重要なのは、父親のイーサン・本堂との関係だ。
父親もCIAの諜報員として組織に潜入していたが、娘の正体が露見する危険が生じた際、自らの命を犠牲にして娘を守った。
その後、キールは組織に戻り、FBIと協力しながら情報を提供する立場になった。
赤井秀一の死亡偽装にも関与しており、ジンからの疑いをかわすために重要な役割を担った。
2026年時点では生存しており、CIAの諜報員として潜入を続けている。
シェリー:正体は宮野志保、現在は灰原哀
コードネーム:シェリー(Sherry)
シェリーの正体は、宮野志保(みやのしほ)。
現在は灰原哀と名乗り、阿笠博士の保護のもとで生活している。
彼女は黒の組織でAPTX4869の研究を引き継いだ優秀な科学者だった。
姉の宮野明美がジンに殺害されたことをきっかけに組織に反発。自らAPTX4869を飲んだことで幼児化し、組織から逃亡した。
灰原哀がコナンと同じく幼児化しているのは、この薬が原因である。
組織を離脱した現在も、薬の研究や組織に関する情報の提供を通じてコナンを支えている。
ライとスコッチ:赤井秀一と諸伏景光の潜入記録
コードネーム:ライ(Rye)
ライの正体は、FBI捜査官の赤井秀一。
組織に潜入する際には、諸星大(もろぼしだい)という偽名を使っていた。
宮野明美に近づくことで組織への潜入に成功し、内部で実績を積み上げてライのコードネームを獲得した。
しかし、正体が露見したことで組織を離脱。
その後は死亡したように見せかける偽装工作を行い、沖矢昴としても活動している。
現在は生存しており、FBIの捜査官として組織と対峙する立場だ。
コードネーム:スコッチ(Scotch)
スコッチの正体は、公安警察の諸伏景光(もろふしひろみつ)。
降谷零の幼なじみであり、警察学校時代の同期でもある。
組織に潜入していたが、公安警察の人間であることが露見する危機に直面し、拳銃で自ら命を絶った。
その場に居合わせたのが赤井秀一だった。
さらに、近づいてきた足音を降谷零だと勘違いしたことが、この悲劇に関係している。
スコッチの死は、降谷と赤井の間に残る深いわだかまりの原因の一つとなっている。
スコッチは死亡しており、現在の組織構成員ではない。
ピスコ・テキーラ・カルバドス:死亡した歴代メンバー
コードネームを持つ人物の中には、すでに死亡した構成員もいる。
ピスコ(Pisco)
本名は枡山憲三(ますやまけんぞう)。
大手自動車メーカーの会長という表の顔を持つ古参メンバーだった。宮野夫妻とも関係が深く、シェリーの正体を見抜いた人物でもある。
しかし、任務中に犯行の瞬間を撮影される失態を犯し、ボスの命令でジンに始末された。
テキーラ(Tequila)
プログラマーに関する情報を集める任務を担っていた大柄な男性。
ゲーム会社関係者との取引中、爆弾入りのカバンを受け取ってしまい、爆発に巻き込まれて死亡した。
カルバドス(Calvados)
ベルモットの作戦を支援した腕利きのスナイパー。
シェリー抹殺計画に関与したものの、赤井秀一に追い詰められ、最終的に自ら命を絶った。
この3人にスコッチを加えた4人が、原作の主要コードネーム持ちメンバーの死亡者として整理できる。
【本名・潜入先・生死を比較】黒の組織メンバーの関係一覧
ここまで紹介した人物の関係を、原作と劇場版に分けて一覧にした。
2026年11月1日時点。映画オリジナルの人物は映画内での設定・生死を記載。
コードネームが与えられていない構成員もいる
忘れてはいけないのが、黒の組織には酒名のコードネームを持たない人物も存在することだ。
代表例は次の人物である。
- 宮野明美: 宮野志保の実姉。組織の末端構成員で、コードネームは持っていなかった。
- 宮野エレーナ: 宮野姉妹の母親。組織に関係する科学者。
- 宮野厚司: 宮野姉妹の父親。APTX4869の研究に関わった科学者。
- 楠田陸道: キールの入院先を調査していた末端構成員。
- イーサン・本堂: CIAから組織に潜入していたキールの父親。
- 沼淵己一郎: 組織から逃亡した元構成員。
したがって、酒名の一覧だけを見て黒の組織の全メンバーを把握したつもりになるのは早計だ。コードネームを与えられる人物と、一般構成員には違いがある。
【劇場版限定】アイリッシュ・キュラソー・ピンガなど映画オリジナルメンバー
劇場版『名探偵コナン』にも、原作漫画には登場しない黒の組織のコードネーム持ちがいる。
映画オリジナルの人物は、原作の正式なメンバー名簿と混同しないことが大切だ。
アイリッシュ:『漆黒の追跡者』
2009年公開の劇場版第13作『漆黒の追跡者』に登場した人物。
組織のNOCリストが入ったメモリーカードを回収するため、警視庁に潜入した。
コナンの正体が工藤新一であることを見抜くほどの洞察力を持つ。
また、ピスコを父親のように慕っていたという背景があり、ジンに対する強い反感も抱いていた。
最終的にはコナンを守る形で銃撃を受け、死亡する。
キュラソー:『純黒の悪夢』
2016年公開の劇場版第20作『純黒の悪夢』に登場。
ラムの側近で、非常に優れた情報収集能力を持つ人物だった。
左右で色の異なる目が特徴的で、記憶力にも優れている。
警察庁からNOCリストを盗み出した後、事故によって記憶を失い、少年探偵団と交流することになる。
最終的には、観覧車の暴走を止めるために自ら行動し、命を落とした。
キュラソーは、組織の構成員でありながら人間的な優しさを見せたキャラクターとして、劇場版の中でも印象深い存在だ。
スタウト・アクアビット・リースリング:『純黒の悪夢』
同じく『純黒の悪夢』に登場する3人の潜入捜査官。
それぞれ異なる国の情報機関から組織に潜入していた。
- スタウト: イギリスのMI6所属。
- アクアビット: カナダのCSIS所属。
- リースリング: ドイツのBND所属。本名はレオナ・ブッフホルツ。
3人とも、キュラソーがNOCリストから情報を把握したことで正体が露見し、組織によって殺害される。
劇場版では、国際的な諜報機関と黒の組織の対立が描かれている。
ピンガ:『黒鉄の魚影』
2023年公開の劇場版第26作『黒鉄の魚影』に登場した人物。
キュラソーの死後、ラムの側近として活動していた。
エンジニアとしてパシフィック・ブイに潜入し、組織の任務を遂行する。
ジンに対抗心を抱いており、組織内でも独自の野心を見せる人物だった。
さらに、コナンの正体が工藤新一であることを突き止めるが、報告する前にジンの策略に巻き込まれ、潜水艦の爆発によって死亡する。
劇場版限定メンバーを原作の生死と混ぜない
ここで押さえたいのは、映画オリジナルキャラクターの生死は、原作漫画の本編における人物の生死と同じ扱いにはできないという点だ。
アイリッシュ、キュラソー、スタウト、アクアビット、リースリング、ピンガは、それぞれの劇場版で設定された人物である。
そのため、原作の組織メンバーが現在何人生存しているのかを調べる場合には、映画限定の人物を別枠にする必要がある。
【正体判明の経緯】黒の組織のメンバーに関するよくある誤解
黒の組織の人物は、登場した時点で本名や所属がすべて明かされるわけではない。
むしろ、別の人物として登場し、後から正体が明らかになる構成が作品の大きな魅力になっている。
バーボンの正体が安室透だと判明した経緯
バーボン編では、正体をめぐって複数の候補が登場した。
当初、バーボンの候補として考えられていたのは安室透、沖矢昴、世良真純だった。
その後、安室透がバーボンであること、そして公安警察の降谷零であることが明らかになる。
この展開によって、それまで探偵として登場していた安室透の行動や、赤井秀一への執着にも新しい意味が生まれた。
特に赤井と安室の関係は、スコッチの死を知ることで理解が深まる。
キールはなぜ組織に戻ったのか
キールは一度FBIに拘束されたが、CIAの諜報員としての任務を継続するため、再び組織に戻ることになった。
彼女の行動には、弟の本堂瑛祐を守るという事情も関係している。
さらに、赤井秀一の死亡偽装に協力したことで、ジンからの疑いを晴らすことにも成功した。
単純な裏切り者ではなく、複数の組織の思惑が交錯する人物である。
ラムの正体は脇田兼則だが、候補者は別人だった
ラム編では、黒田兵衛、若狭留美、脇田兼則という3人が正体候補として注目されていた。
しかし、原作100巻で読者に示された正体は脇田兼則だった。
さらに、原作108巻でコナン自身が確信に至るまでの展開も描かれている。
このように、黒の組織に関する謎は、読者が正解を知るタイミングと主人公が気づくタイミングを分けて描くことで、物語に緊張感を生み出している。
よくある誤解:コードネームがある人物は全員、組織の味方?
これは間違いだ。
バーボンやキールは、組織の一員として活動しながら、実際には公安警察やCIAの諜報員として任務を遂行している。
ライもFBIの潜入捜査官だった。
また、スコッチも公安警察の人間であり、組織の忠実な構成員ではなかった。
つまり、コードネームは組織内部での活動名であって、その人物の本当の所属や忠誠心まで保証するものではない。
【プロの結論】コードネームから読み解くべきは序列よりも人物関係
黒の組織のコードネームを理解するとき、最も重要なのは酒名の種類だけで人物の強さを判断しないことだ。
見るべきポイントは3つある。
1. 組織内の立場: ボス直属なのか、No.2なのか、実行部隊なのか。
2. 本当の所属: 組織側なのか、公安・FBI・CIAなどの潜入者なのか。
3. 現在の状態: 組織に残っているのか、離脱したのか、死亡しているのか。
この3点を区別すると、複雑な黒の組織の人物関係が格段に理解しやすくなる。
特にラム、バーボン、キール、ライ、スコッチの関係は、組織編全体を理解するうえで欠かせない。
黒の組織コードネームに関するよくある質問(FAQ)
Q1:黒の組織のコードネームは全部で何人ですか?
原作の主要なコードネーム持ちとしては14人を整理できる。さらに劇場版限定のアイリッシュ、キュラソー、スタウト、アクアビット、リースリング、ピンガなどがいる。コードネームのない構成員もいるため、組織全体の人数は別問題である。
Q2:黒の組織のコードネームはなぜお酒の名前なのですか?
作中では酒名がコードネームとして使われることが明らかになっている。男性には蒸留酒、女性にはワインやカクテルなどが多い傾向がある。ただし、酒名にした根本的な理由や、酒の強さと組織内の序列の関係は明確に説明されていない。
Q3:ラムの正体は誰ですか?
ラムの正体は、米花いろは寿司の板前・脇田兼則。原作100巻のFILE.1066「RUM」で読者に明かされ、108巻でコナン自身も正体を確信する。
Q4:バーボンと安室透、降谷零は同一人物ですか?
同一人物である。バーボンは組織内のコードネーム、安室透は探偵としての偽名、本名は公安警察の降谷零である。
Q5:キールの本名と所属は何ですか?
本名は本堂瑛海。表向きには水無怜奈というアナウンサーとして活動し、実際にはCIAの諜報員として黒の組織に潜入している。
Q6:シェリーは現在どうなっていますか?
シェリーの本名は宮野志保。APTX4869によって幼児化し、現在は灰原哀として生活している。組織からは離脱しており、コナンの協力者となっている。
Q7:ライとスコッチは同じ組織に所属していたのですか?
黒の組織に潜入していたという点では同じだが、所属先は異なる。ライはFBIの赤井秀一、スコッチは公安警察の諸伏景光である。スコッチは死亡し、ライは生存して組織を離脱している。
Q8:劇場版だけに登場するコードネームは何ですか?
代表的な人物はアイリッシュ、キュラソー、スタウト、アクアビット、リースリング、ピンガ。いずれも原作漫画とは別の劇場版オリジナルキャラクターである。
まとめ:黒の組織のコードネームは本名・所属・生死まで確認することが重要
2026年11月時点で、黒の組織のコードネームは、ジンやウォッカといった初期からの幹部だけでなく、ラム、バーボン、キール、シェリー、ライ、スコッチなど、物語の重要人物を理解するための手がかりになっている。
特に押さえておきたい人物は次のとおりだ。
- ラム=脇田兼則: 組織のNo.2。
- バーボン=降谷零(安室透): 公安警察の潜入捜査官。
- キール=本堂瑛海(水無怜奈): CIAの潜入捜査官。
- シェリー=宮野志保(灰原哀): 組織を離脱した元科学者。
- ライ=赤井秀一: 組織を離脱したFBI捜査官。
- スコッチ=諸伏景光: 公安警察の潜入捜査官で、故人。
また、劇場版限定のアイリッシュ、キュラソー、ピンガなどを原作メンバーと区別することで、現在の組織の実態も把握しやすくなる。
黒の組織のコードネームは、酒の名前を並べただけの設定ではない。組織の人間関係、潜入捜査、裏切り、そして人物それぞれの運命を読み解くための重要な要素だ。
原作の最新展開を追う際にも、名前だけでなく、その人物が誰の側に立ち、どのような経緯で組織と関わることになったのかを意識すると、『名探偵コナン』の組織編をより深く楽しめる。