【項翼の正体】読み方・所属・五千将という階級を整理
項翼の読み方は「こうよく」。楚国に所属する武将で、原作公式の人物紹介では「五千将」、異名は「雷轟」と紹介されています。
週刊ヤングジャンプの公式人物紹介が示す肩書きは、次のとおりです。
- 名前:項翼(こうよく)
- 所属:楚国
- 階級:五千将(公式人物紹介の表記)
- 異名:雷轟(らいごう)
- 武器:莫耶刀(ばくやとう)
- 特徴:剣技に優れた若き武人
- 同世代の人物:信・王賁・蒙恬・白麗など
特に注目したいのが、項翼の階級です。初登場時から現在まで同じ階級だったわけではありません。
初登場時は千人将、その後五千将へ

項翼が初めて登場するのは、原作24巻の253話末から254話付近です。254話のタイトルは「楚の同世代」。白麗とともに登場し、秦と楚の若い世代が対峙する構図を印象づけました。
当初は千人将でしたが、合従軍編の戦いを経て五千将へ昇進します。
集英社の公式コミックス29巻には、第307話「五千将・項翼」が収録されています。この話数のタイトルそのものが、項翼の昇進を示す重要な手掛かりです。
つまり、項翼の階級を調べる際には、初登場時・合従軍編後・什虎編の3段階を区別する必要があります。
【キングダム項翼の強さ】雷轟の異名と莫耶刀の実力
項翼の強さを語るうえで欠かせないのが、異名「雷轟」と愛刀「莫耶刀」です。
異名「雷轟」が示す戦闘スタイル
雷轟という異名は、項翼の豪快で攻撃的な戦闘スタイルと結びついています。
項翼は、相手の懐に踏み込み、強烈な剣撃で押し切る接近戦を得意とする武将です。
慎重に状況を分析してから動くタイプというより、持ち前の勢いと武力で戦場を切り開く人物として描かれています。
実写映画の公式キャラクター紹介でも、一騎打ちにおいて無類の強さを誇る若き楚将として説明されています。
莫耶刀(ばくやとう)はどんな武器?
項翼の愛刀として知られるのが、莫耶刀です。
原作26巻の第281話には「莫邪刀」というタイトルが付けられています。一般に「莫耶刀」とも表記される武器です。
莫耶という名前には、中国古代の伝説に登場する名剣「干将・莫耶」の由来があります。
この伝承では、干将と莫耶という二振りの剣が夫婦の名にちなんで名づけられています。
ただし、伝説上の剣に関する逸話と、漫画の項翼が使用する武器の設定は区別しておきたいところです。伝説に登場する剣と完全に同一の歴史的遺物であると断定できるわけではありません。
項翼は騰にも対抗できるほど強い?
項翼の実力を測るうえで重要なのが、騰との戦いです。
騰は王騎の副官を務めた実力者であり、王騎亡き後も秦軍を支える将軍です。
合従軍編では、項翼が騰と刃を交える場面があります。
項翼が単なる威勢のよい若武者ではなく、秦軍の歴戦の将軍を相手に渡り合える実力を持っていることが伝わる場面です。
ただし、ここで重要なのは、騰との戦いだけで項翼が騰と同格の将軍だと証明されたわけではない点です。
戦闘力と将軍としての総合能力は別の評価軸です。
項翼は剣による直接戦闘に強みを持つ一方、軍全体を動かす知略については、作中で十分な比較材料が示されていません。
項翼の評価は、軍略家としての能力よりも、前線で敵将と戦う武人としての力量に重点を置くのが適切です。
【白麗・信との関係】楚の若き武将が担うライバル構図
項翼を理解するうえで、白麗と信との関係は外せません。
白麗とは恋人?兄弟?それとも相棒?
白麗(はくれい)は、楚国に所属する弓の名手です。
週刊ヤングジャンプの公式人物紹介では、最年少の中華十弓の弓使いとして紹介されています。
項翼と白麗は、作中で行動をともにすることが多い人物です。
二人の関係を整理すると、次のようになります。
項翼:接近戦を担当する攻撃型の武将
剣を使って前線に飛び込み、敵将との直接対決を担います。攻撃的な性格も特徴です。
白麗:遠距離攻撃を担当する弓の名手
優れた弓術を武器に、離れた位置から敵を狙います。項翼とは異なる戦闘領域を担当します。
この役割分担が二人の大きな特徴です。
なお、二人が兄弟、恋人、夫婦であるという公式設定は示されていません。作中で確認できるのは、同じ楚軍に所属する仲間であり、互いに連携する関係だということです。
項翼と信はライバル関係なのか?
項翼と信は、敵国に所属する同世代の武将です。
信が秦国で将軍への道を進む一方、項翼は楚国の若き武人として成長していきます。
この対比が、二人をライバル候補として見る理由です。
ただし、公式に「信の宿命のライバル」といった固定的な関係が定義されているわけではありません。
二人の関係は、個人的な因縁よりも、秦と楚の次世代を代表する若い武将同士という構図で捉えると分かりやすくなります。
項翼には信と同様に、前線で自ら戦う武人としての魅力があります。
また、信には王賁や蒙恬という同世代の競争相手がいますが、項翼は敵国側から登場するため、国内の出世競争とは違った緊張感を生み出しています。
項翼を取り巻く人物関係一覧
以下に、項翼と関係の深い人物をまとめました。
【合従軍編から什虎編へ】項翼の成長と階級の変化
項翼の登場から昇進までを追うと、楚国が次世代の武将をどのように育てているのかが見えてきます。
項翼の登場年表
| 時期・巻数 | 出来事 | 項翼の立場 |
|---|---|---|
| 24巻 | 白麗とともに初登場 | 千人将 |
| 26巻 | 函谷関攻防戦に参加 | 楚軍の武将 |
| 29巻 | 第307話「五千将・項翼」 | 五千将 |
| 60巻 | 什虎編で楚軍の援軍として登場 | 将軍 |
| 2026年 | 原作は秦趙戦が進行 | 什虎編以降の新たな戦闘は未描写 |
※階級と戦歴は、原作の各時点での描写を整理したものです。
合従軍編での活躍
項翼の存在感が大きくなるのが、合従軍編です。
秦以外の六国が手を結び、秦国へ侵攻する大規模な戦いで、楚軍も重要な役割を担います。
項翼は楚軍の若い武将として参戦し、騰との戦闘などを通じて武力を示しました。
この戦いでは、項翼の上司にあたる臨武君も登場します。
臨武君は楚軍の豪腕の武将であり、騰との戦いで命を落とします。
その後、項翼は楚軍の戦力としてさらに重要な位置を占めるようになります。
また、媧燐の存在も見逃せません。
媧燐は楚国の軍略を担う人物であり、項翼のような若い武将を戦場でどう活用するかという視点でも重要な存在です。
什虎編で将軍に昇進!1万5000人を率いる
項翼の成長を示す大きな転換点が什虎編です。
什虎をめぐる戦いでは、秦と魏が同盟を組み、楚軍と激突します。
この戦いで、項翼と白麗はともに将軍へ昇進しており、それぞれ1万5000人の兵を率いる立場になっています。
二人の軍を合わせれば3万人です。
初登場時の千人将から考えると、大きな出世です。
特に注目すべきなのは、項翼が単に一騎打ちに強い武人として描かれる段階から、軍を率いる将軍へと立場を変えていることです。
将軍への昇進は、個人の戦闘力だけでなく、軍を任されるだけの実績と信頼を得たことを意味します。
什虎編は、項翼が楚国の次世代を担う武将として成長したことを示す重要なエピソードです。
【2026年最新】項翼は現在どうなっている?什虎編以降の動向
2026年11月1日時点で、『キングダム』の連載は第892話まで進んでいます。
直近の第892話「不思議な縁」は、2026年10月29日発売の週刊ヤングジャンプ掲載回です。物語の中心は趙の李牧とカイネに関する過去のエピソードで、項翼の新たな戦闘が中心となる展開ではありません。
什虎編以降の項翼の立場
什虎編で将軍となった項翼は、楚国の有力な若手武将として位置づけられています。
しかし、什虎編以降は秦と趙の戦いが物語の中心となり、項翼の個人的な戦歴や軍の詳細が継続的に描かれているわけではありません。
2026年時点で押さえておきたいのは、次の3点です。
- 什虎編で将軍に昇進している。
- 白麗とともに各1万5000人の軍を率いた実績がある。
- 最新の連載では、項翼を中心とした新たな戦闘や昇進は確認できない。
今後、信と項翼が本格的に戦う可能性は?
注目したいのは、秦と楚の本格的な対決です。
原作の歴史的背景を考えると、楚は秦にとって極めて大きな脅威となる国です。
そのため、楚軍の将軍となった項翼が今後の対秦戦で重要な役割を担う可能性は十分にあります。
特に信との関係は、今後の展開を考えるうえで興味深いポイントです。
信が秦軍の将軍として成長していくなら、楚の若き将軍である項翼もまた、敵国側の成長株として再登場する余地があります。
ただし、信との決着を描く一騎打ちや、項翼の最終的な運命が確定しているわけではありません。
【声優・実写映画】鈴木達央と結木滉星の配役を解説
項翼は漫画だけでなく、アニメや実写映画でも登場しています。
ここでは、声優と俳優を混同しないように整理します。
アニメ版の声優は鈴木達央
アニメ版で項翼を演じているのは、声優の
エイベックス・ピクチャーズが公開しているTVアニメ『キングダム』第3シリーズの公式キャスト一覧にも、項翼役として鈴木達央の名前が掲載されています。
同シリーズは合従軍編を描いた作品です。
項翼の攻撃的な性格や、戦場での勢いを表現するうえで、声の演技もキャラクターの印象を形作る要素になっています。
なお、白麗の声を担当しているのは上村祐翔です。
実写映画版は結木滉星が担当
実写映画版で項翼を演じるのは、俳優の
2026年3月31日、所属事務所のスターダストプロモーションが出演を正式発表しました。
出演作品はシリーズ第5作『
同作は2026年7月17日に公開され、原作でも大きな人気を持つ合従軍編を描いています。
結木滉星が演じる項翼について、所属事務所の公式発表では、次の特徴が紹介されています。
- 信と同年代の楚軍の若き武将
- 映画版では千人将
- 一騎打ちに強い
- 将来を期待される楚軍の猛者
ここで注意したいのが、原作と映画版の階級表記です。
| 比較項目 | 原作漫画 | 実写映画版 |
|---|---|---|
| 演者 | 漫画キャラクター | 結木滉星 |
| 階級 | 五千将、後に将軍 | 千人将として紹介 |
| 物語 | 合従軍編から什虎編以降 | 合従軍編 |
| 武器・戦闘 | 莫耶刀を使う剣士 | 一騎打ちに強い武将 |
映画版の千人将という紹介は、映画の描く時点・設定に基づくものです。原作でその後に昇進した階級と混同しないことが大切です。
【史実検証】項翼は実在した?項燕・項羽との関係
項翼を調べる読者が気になるのが、史実に実在した武将なのかという疑問です。
結論から言えば、項翼という名前の武将は、『史記』に登場する楚の主要人物として確認できません。
そのため、原作の項翼は史実に名前が残る武将というより、原泰久によって創作された人物として理解するのが適切です。
項燕は実在した楚の将軍
一方、項燕(こうえん)は史実に登場する人物です。
中国の歴史書『史記』の「項羽本紀」には、楚の将軍である項燕と、その子孫にあたる項梁・項羽の系譜が記されています。
項梁は項羽の叔父であり、項燕は項羽の祖父にあたる人物です。
つまり、項氏は楚国と深い関係を持つ一族として歴史に記録されています。
項翼は項燕の息子なのか?
ここは誤解が生じやすいポイントです。
項翼と項燕は同じ「項」という姓を持っています。
そのため、項翼が項燕の息子ではないか、あるいは項羽につながる一族なのではないかという考察が見られます。
しかし、原作で項翼と項燕の具体的な血縁関係が確定したわけではありません。
また、項翼が項羽の父親や叔父にあたるという公式設定も確認できません。
現段階では、項氏という歴史的な姓を共有していることと、作中で親族関係が確定していることは別問題です。
この区別を押さえておけば、史実と漫画の創作設定を混同せずに楽しめます。
【よくある質問】項翼キングダムに関するFAQ
Q1:キングダムの項翼は何と読みますか?
A1:項翼は「こうよく」と読みます。楚国の若き武将で、異名は「雷轟(らいごう)」です。
Q2:項翼の階級は五千将ですか?
A2:週刊ヤングジャンプ公式人物紹介では五千将とされています。ただし、原作の什虎編では将軍に昇進しており、各1万5000人の兵を率いています。
Q3:項翼の武器は何ですか?
A3:莫耶刀(ばくやとう)です。原作26巻の第281話「莫邪刀」にも登場する、項翼を象徴する武器です。
Q4:項翼と白麗は恋人ですか?
A4:恋人であるという公式設定はありません。同じ楚軍に所属し、剣と弓という異なる戦闘スタイルで連携する仲間です。
Q5:項翼は信のライバルですか?
A5:信と同世代の敵国武将であり、物語上の対抗軸として捉えられます。ただし、公式に宿命のライバルと確定されているわけではありません。
Q6:項翼の声優は誰ですか?
A6:アニメ版の声優は鈴木達央です。TVアニメ第3シリーズの公式キャスト情報で確認できます。
Q7:実写映画で項翼を演じるのは誰ですか?
A7:2026年公開の実写映画『キングダム 魂の決戦』では、結木滉星が項翼を演じています。映画は2026年7月17日に公開されました。
Q8:項翼は史実に実在した人物ですか?
A8:『史記』に項翼という楚の武将は確認できません。原作オリジナルの人物として扱われています。項燕や項羽との血縁も確定していません。
Q9:項翼は什虎編以降どうなっていますか?
A9:什虎編では将軍として登場します。その後、2026年11月時点の最新連載では秦趙戦が中心となっており、項翼の新たな戦歴は詳しく描かれていません。
まとめ:【プロの結論】項翼は楚の次世代を担う重要人物
項翼は、単なる剣の強い脇役ではありません。
初登場時の千人将から五千将へ、さらに什虎編では将軍へと昇進した、楚国の成長株です。
今回のポイントを整理すると、次のようになります。
- 読み方は「こうよく」。
- 異名は「雷轟」。
- 愛刀は「莫耶刀」。
- 初登場は原作24巻。
- 公式人物紹介では五千将。
- 什虎編では将軍に昇進し、1万5000人を率いる。
- 白麗とは戦場で連携する仲間。
- 信とは敵国に所属する同世代の武将。
- アニメ版の声優は鈴木達央。
- 2026年公開の実写映画版は結木滉星が担当。
- 史実上の項翼の実在や項燕との血縁は確認されていない。
項翼を評価する際の最大のポイントは、個人の武力と将軍としての成長を分けて考えることです。
雷轟の異名や莫耶刀によって象徴されるのは、前線で敵を圧倒する剣士としての強さです。一方、什虎編での将軍昇進は、個人の武力を超えて軍を率いる立場へ成長したことを示しています。
さらに、白麗との連携や信との世代的な対比によって、楚国の次世代を担う人物としての存在感も際立っています。
2026年現在、物語は秦と趙の戦いを中心に進んでいますが、秦と楚の本格的な対決が描かれる際には、項翼が再び重要な役割を担う可能性があります。
信が天下の大将軍を目指す物語において、楚の雷轟・項翼がどのような成長を遂げるのか。白麗との連携、そして将軍としての力量が今後どのように描かれるのかも、注目したいポイントです。