上方漫才大賞の歴代受賞者一覧【2026年最新】第1回から第61回まで徹底解説

目次

上方漫才大賞の歴代受賞者を振り返ると、かしまし娘、夢路いとし・喜味こいし、横山やすし・西川きよし、ダウンタウン、中川家、千鳥、笑い飯など、時代ごとの漫才界を代表するコンビが名を連ねています。1966年に始まった同賞は、2026年4月7日に第61回を迎え、大賞にザ・ぼんち、奨励賞に金属バット、新人賞にぐろうが選ばれました。

この記事では、ラジオ大阪の公式受賞者一覧を基礎に、第1回から第61回までの大賞・奨励賞・新人賞を年度順に整理します。さらに、ザ・ぼんちの45年ぶりの大賞受賞、金属バットとぐろうの躍進、銀シャリや笑い飯の受賞歴、賞の創設背景、上方漫才協会大賞との違いまで詳しく解説します。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 創設:1966年にラジオ大阪が設立した、上方演芸界で最も長い歴史を持つ漫才賞。
  • 2026年最新結果:第61回は大賞・ザ・ぼんち、奨励賞・金属バット、新人賞・ぐろう。
  • 歴代最多:オール阪神・巨人が大賞を4回受賞している。
  • 注目の記録:ザ・ぼんちは1981年以来45年ぶり、2度目の大賞を獲得。
  • 賞の違い:上方漫才大賞と上方漫才協会大賞は、主催者も選考の仕組みも異なる別の賞。

【上方漫才大賞とは】1966年創設から続く関西漫才界の伝統ある賞

上方漫才大賞歴代

上方漫才大賞は、関西を中心とする上方漫才の発展と、漫才師たちの功績を顕彰するために設けられた賞です。

第1回が開催されたのは1966年(昭和41年)。創設したのはラジオ大阪で、漫才の賞として長い歴史を持ちます。現在は関西テレビ放送とラジオ大阪が共同主催しています。

ラジオ大阪と関西テレビが主催するようになった経緯

創設当初はラジオ大阪が主催していましたが、1999年から関西テレビ放送との共同主催体制に移行しました。

さらに2005年からは、ラジオ大阪と関西テレビ放送による同時生放送を実施。ラジオとテレビの両方を通じて、関西の漫才文化を広く届けるイベントとして定着しました。

ラジオ大阪の公式ガイドブックでも、1966年の設立目的や1999年の共同主催への移行、2005年からの同時生放送について説明されています。

大賞・奨励賞・新人賞の3部門が基本

現在の上方漫才大賞では、主に3つの賞が設けられています。それぞれ評価する対象や意味合いが異なります。

  • 大賞:年度を通じて寄席、放送、舞台などで最も活躍した漫才師に贈られる最高賞。
  • 奨励賞:大賞に準ずる賞。実力を蓄え、活躍を続ける中堅クラスの漫才師が中心となる。
  • 新人賞:新しい才能を発掘し、将来の上方漫才を担う若手漫才師を評価する賞。

2026年の各賞の賞金は、大賞が200万円、奨励賞が150万円、新人賞が100万円です。

大賞は単純に当日のネタ対決で決まるものではありません。年間の活動や実績を評価する顕彰の側面が強く、奨励賞と新人賞ではノミネートされた芸人が当日に漫才を披露して競う形式が採用されています。

このように、ベテランの功績をたたえるだけでなく、中堅や若手の成長にも光を当てていることが、同賞の大きな特徴です。

【1966年~2026年】上方漫才大賞の歴代受賞者一覧!大賞・奨励賞・新人賞を全公開

ここでは、第1回から第61回までの受賞者を年度順に紹介します。

大賞と奨励賞だけでなく、新人賞についても掲載しました。なお、過去には新人奨励賞や優秀新人賞が設けられていた時期があるため、新人部門は当時の正式な賞名に沿って整理しています。

以下はラジオ大阪の公式受賞者一覧を中心にまとめた歴代記録です。

第1回~第20回(1966年~1985年)

創設期から1980年代前半にかけては、昭和の上方漫才を支えた名コンビが次々と大賞を受賞しました。横山やすし・西川きよし、Wヤング、オール阪神・巨人、ザ・ぼんちなど、現在も語り継がれる漫才師が並びます。

第21回~第40回(1986年~2005年)

1980年代後半から1990年代には、ダウンタウン、トミーズ、ハイヒール、ますだおかだ、中川家など、新しい世代の漫才師が台頭しました。

2000年代に入ると、フットボールアワーやメッセンジャー、横山ホットブラザーズなど、異なる個性を持つコンビやグループが受賞しています。

第41回~第61回(2006年~2026年)

2006年以降は、千鳥、笑い飯、ブラックマヨネーズ、かまいたち、ミルクボーイなど、現在のテレビや劇場でも広く知られるコンビが大賞を獲得しています。

2026年の第61回では、ザ・ぼんちが45年ぶりに大賞へ返り咲きました。

回・年度 大賞 奨励賞 新人部門(当時の賞名)
第1回・1966年かしまし娘島田洋之介・今喜多代新人賞:若井はんじ・けんじ
第2回・1967年海原お浜・小浜鳳啓助・京唄子新人賞:横山やすし・西川きよし
第3回・1968年中田ダイマル・ラケット漫画トリオ新人賞:若井ぼん・はやと
第4回・1969年夢路いとし・喜味こいしフラワーショウ新人賞:正司敏江・玲児
第5回・1970年横山やすし・西川きよし平和ラッパ・日佐丸新人賞:コメディーNo.1、鳳らん太・ゆう太
第6回・1971年島田洋介・今喜多代横山ホットブラザーズ新人賞:レツゴー三匹、中田カウス・ボタン
第7回・1972年宮川左近ショーチャンバラトリオ新人賞:浮世亭三吾・十吾
第8回・1973年レツゴー三匹Wヤング新人賞:はな寛太・いま寛大
第9回・1974年三人奴人生幸朗・生恵幸子新人賞:トリオ・ザ・ミミック
第10回・1975年Wヤング青芝フック・キック新人賞:海原かける・めぐる、若井小づえ・みどり
第11回・1976年チャンバラトリオ上方柳次・柳太新人賞:オール阪神・巨人
第12回・1977年横山やすし・西川きよし若井ぼん・はやと新人賞:浮世亭ジョージ・ケンジ
第13回・1978年WヤングB&B新人賞:青芝まさお・あきら/新人奨励賞:中田伸江・伸児
第14回・1979年コメディNo.1ちゃっきり娘新人賞:ザ・ぼんち/新人奨励賞:Wさくらんぼ
第15回・1980年横山やすし・西川きよし青芝フック・キック新人賞:島田紳助・松本竜介/新人奨励賞:青芝金太・紋太
第16回・1981年ザ・ぼんちオール阪神・巨人新人賞:春やすこ・けいこ/新人奨励賞:太平サブロー・シロー、海原さおり・しおり
第17回・1982年オール阪神・巨人今いくよ・くるよ新人賞:太平サブロー・シロー/新人奨励賞:ミヤ蝶美・蝶子
第18回・1983年オール阪神・巨人若井小づえ・みどり新人賞:ミヤ蝶美・蝶子/新人奨励賞:やすえ・やすよ
第19回・1984年今いくよ・くるよ西川のりお・上方よしお新人賞:宮川大助・花子/新人奨励賞:トミーズ
第20回・1985年オール阪神・巨人太平サブロー・シロー新人賞:ちゃらんぽらん、トミーズ/新人奨励賞:ハイヒール
第21回・1986年太平サブロー・シロー宮川大助・花子新人賞:パート2/新人奨励賞:ダウンタウン
第22回・1987年宮川大助・花子ダウンタウン、大木こだま・ひびき新人賞:非常階段/新人奨励賞:まるむし商店
第23回・1988年若井小づえ・みどりダウンタウン新人賞:清水圭・和泉修/新人奨励賞:ビッグブラザーズ
第24回・1989年ダウンタウントミーズ新人賞:ビッグブラザーズ/新人奨励賞:月亭かなめ・ぜんじろう
第25回・1990年宮川大助・花子中田カウス・ボタン新人賞:どんきほーて/新人奨励賞:ベイブルース
第26回・1991年中田カウス・ボタントミーズ新人賞:ティーアップ/新人奨励賞:ぴのっきお
第27回・1992年トミーズ大木こだま・ひびき新人賞:犬丸兄弟/新人奨励賞:よゐこ
第28回・1993年トミーズ横山たかし・ひろし新人賞:トゥナイト/新人奨励賞:雨上がり決死隊
第29回・1994年横山たかし・ひろし酒井くにお・とおる新人賞:千原兄弟/新人奨励賞:ますだおかだ
第30回・1995年ハイヒール里見まさと・亀山房代新人賞:中川家/新人奨励賞:海原やすよ・ともこ
第31回・1996年大木こだま・ひびきどんきほーて新人賞:ジャリズム/新人奨励賞:高僧・野々村
第32回・1997年酒井くにお・とおるおかけんた・ゆうた新人賞:海原やすよ・ともこ/新人奨励賞:こん松・せんべい
第33回・1998年里見まさと・亀山房代トゥナイト新人賞:ハリガネロック/新人奨励賞:2丁拳銃
第34回・1999年おかけんた・ゆうたちゃらんぽらん新人賞:アメリカザリガニ/新人奨励賞:りあるキッズ
第35回・2000年ちゃらんぽらん海原はるか・かなた新人賞:シンクタンク/新人奨励賞:スクラッチ
第36回・2001年中田カウス・ボタンますだおかだ優秀新人賞:COWCOW/新人賞:キングコング
第37回・2002年ますだおかだ受賞者なし優秀新人賞:フットボールアワー/新人賞:ブラックマヨネーズ
第38回・2003年横山ホットブラザーズアメリカザリガニ優秀新人賞:チョップリン/新人賞:笑い飯
第39回・2004年フットボールアワーティーアップ優秀新人賞:せんたくばさみ/新人賞:チュートリアル
第40回・2005年中田カウス・ボタンメッセンジャー優秀新人賞:南海キャンディーズ/新人賞:麒麟
第41回・2006年大木こだま・ひびき安田大サーカス優秀新人賞:NON STYLE/新人賞:アジアン
第42回・2007年メッセンジャー矢野・兵動優秀新人賞:なすなかにし/新人賞:のろし
第43回・2008年ティーアップ海原やすよ・ともこ優秀新人賞:ギャロップ/新人賞:鎌鼬
第44回・2009年矢野・兵動シンデレラエキスプレス優秀新人賞:ジャルジャル/新人賞:ダイアン
第45回・2010年中川家笑い飯新人賞:スマイル
第46回・2011年ブラックマヨネーズ千鳥新人賞:銀シャリ
第47回・2012年海原やすよ・ともこシャンプーハット新人賞:プラス・マイナス
第48回・2013年千鳥テンダラー新人賞:プリマ旦那
第49回・2014年笑い飯ダイアン新人賞:学天即
第50回・2015年テンダラー学天即新人賞:吉田たち
第51回・2016年オール阪神・巨人銀シャリ新人賞:コマンダンテ
第52回・2017年海原やすよ・ともこスーパーマラドーナ新人賞:トット
第53回・2018年ダイアン和牛新人賞:祇園
第54回・2019年中川家かまいたち新人賞:ミキ
第55回・2020年シャンプーハット選考中止選考中止
第56回・2021年かまいたちプラス・マイナス新人賞:ネイビーズアフロ
第57回・2022年ミルクボーイミキ新人賞:ニッポンの社長
第58回・2023年プラス・マイナス吉田たち新人賞:カベポスター
第59回・2024年笑い飯見取り図新人賞:天才ピアニスト
第60回・2025年銀シャリヘンダーソン新人賞:豪快キャプテン
第61回・2026年ザ・ぼんち金属バット新人賞:ぐろう

一覧を見る際の注意点:1978年から2000年までは新人奨励賞、2001年から2009年までは優秀新人賞と新人賞という区分が存在しました。また、2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で奨励賞と新人賞の選考が中止され、大賞のみシャンプーハットが受賞しています。

このため、現在の3部門をそのまま過去に当てはめると、当時の賞の構成を正しく理解できません。歴代受賞者を調べる際は、各年代の賞名にも注目する必要があります。

【2026年最新結果】第61回はザ・ぼんち・金属バット・ぐろうが受賞

2026年4月7日に開催された第61回上方漫才大賞では、ベテランから若手まで、それぞれ異なる魅力を持つ3組が各賞を獲得しました。

大賞に選ばれたザ・ぼんちは、1981年の第16回以来、実に45年ぶり2度目の受賞です。奨励賞は金属バット、新人賞はぐろうに決定しました。

大賞:ザ・ぼんち|45年ぶり2度目の栄冠

ザ・ぼんちは、ぼんちおさむと里見まさとによる漫才コンビです。1972年に結成され、1980年代の漫才ブームを代表する存在として知られています。

上方漫才大賞では、1979年の第14回で新人賞を受賞。その後、1981年の第16回で初めて大賞を獲得しました。

1986年に一度解散しましたが、2002年に再結成。長い活動歴を経て、2026年に再び大賞を手にしました。

今回の受賞が特別なのは、単に45年という時間が経過したからだけではありません。コンビ再結成後に初めて獲得した大賞であり、異なる時代の漫才ファンから改めて評価された結果でもあります。

関西テレビの公式エンタメニュースによると、里見まさとは別コンビ「里見まさと・亀山房代」として1998年の第33回でも大賞を受賞しています。そのため、里見にとって個人としては3度目の大賞受賞となりました。

2025年には「THE SECOND」のグランプリファイナルにも進出。年齢やキャリアを重ねても新しい舞台に挑戦する姿勢が、今回の受賞を語るうえで欠かせないポイントです。

奨励賞:金属バット|独自の漫才スタイルが評価

2026年の奨励賞は、金属バットが受賞しました。

メンバーは小林圭輔と友保隼平。2007年に結成されたコンビで、独特の言葉選びや予測しにくい展開を持ち味としています。

今回の第61回では、カベポスター、金属バット、たくろう、ツートライブ、天才ピアニストの5組が奨励賞にノミネートされました。

金属バットは今回が初めてのノミネートで、その機会を受賞につなげました。

2025年の「THE SECOND」ではザ・ぼんちと同じ大会の舞台に立った両者が、翌年の上方漫才大賞で大賞と奨励賞をそれぞれ獲得したことも興味深い点です。

ベテランと中堅が異なる立場で評価される構図は、上方漫才の幅広さを象徴しています。

新人賞:ぐろう|3年連続ノミネートから悲願の受賞

新人賞を獲得したのは、家村涼太と高松巧によるコンビ、ぐろうです。

2026年時点で芸歴8年目。新人賞には愛凛冴、ぐろう、三遊間、生姜猫、例えば炎の5組がノミネートされていました。

ぐろうは3年連続のノミネートを経て、ついに新人賞を獲得。さらに、同年の第15回ytv漫才新人賞決定戦でも優勝しており、若手漫才師として着実に実績を積み重ねています。

新人賞は芸歴10年目までを対象とする部門です。単に知名度のある若手を選ぶのではなく、これから上方漫才界でどこまで成長していくかという期待も込められています。

第61回の結果と賞金

  • 大賞:ザ・ぼんち(賞金200万円)
  • 奨励賞:金属バット(賞金150万円)
  • 新人賞:ぐろう(賞金100万円)

第61回の番組は、4月7日午後6時30分からカンテレとラジオ大阪で生放送されました。公式発表では、過去の大賞受賞者であるブラックマヨネーズの吉田敬、フットボールアワーの岩尾望、銀シャリの橋本直も出演者として紹介されています。

【歴代受賞者から見る漫才界の系譜】ザ・ぼんち・銀シャリ・笑い飯の功績

上方漫才大賞の歴代受賞者を追うと、単なる受賞記録以上のものが見えてきます。新人賞から奨励賞、そして大賞へと進むコンビもあれば、長いキャリアを経て再び最高賞を手にするコンビもあります。

ザ・ぼんち|新人賞から45年後の大賞再受賞

ザ・ぼんちは、上方漫才大賞のキャリアの変化を象徴するコンビです。

  • 1979年:第14回新人賞
  • 1981年:第16回大賞
  • 1986年:一度解散
  • 2002年:コンビ再結成
  • 2026年:第61回大賞

新人賞で注目され、そのわずか2年後に大賞へ到達。その後、活動休止期間を挟み、再結成後に再び頂点に立ちました。

一度獲得した栄誉を過去の実績にとどめず、現役の漫才師として新たな評価につなげた点に、今回の受賞の価値があります。

銀シャリ|新人賞・奨励賞・大賞の3部門を制覇

銀シャリは、上方漫才大賞の各賞を段階的に獲得した代表例です。

  • 2011年:第46回新人賞
  • 2016年:第51回奨励賞
  • 2025年:第60回大賞

2025年の大賞受賞によって、銀シャリは新人賞・奨励賞・大賞の3部門を制覇しました。

コンビ結成20周年という節目での大賞獲得でもあり、長年にわたって劇場やテレビで漫才を続けてきた実績が評価された結果です。

新人時代から中堅期、そして円熟期へ。賞の変遷を通じて、コンビの成長過程が分かりやすく表れています。

笑い飯|2003年の新人賞から2024年の大賞へ

笑い飯も、複数の部門で実績を残しているコンビです。

  • 2003年:第38回新人賞
  • 2010年:第45回奨励賞
  • 2014年:第49回大賞
  • 2024年:第59回大賞

新人賞を獲得した後、奨励賞を経て大賞に到達。さらに2024年には2度目の大賞を受賞しています。

2000年代以降の上方漫才を語る際に欠かせない存在であり、長い期間にわたって評価され続けていることが分かります。

オール阪神・巨人|歴代最多4回の大賞受賞

歴代の大賞受賞回数で注目したいのが、オール阪神・巨人です。

同コンビは1976年に新人賞を受賞し、その後1982年、1983年、1985年、2016年に大賞を獲得しています。

大賞受賞は合計4回で、歴代最多記録です。

新人時代から長期にわたって第一線で活躍し続けた実績は、同賞が単年度の人気だけではなく、漫才師の継続的な活動を評価する賞であることを示しています。

吉本興業の公式プロフィールにも、これらの上方漫才大賞の受賞歴が掲載されています。

歴代受賞者の関係性を整理

代表的なコンビの受賞歴を整理すると、各賞がどのようなキャリアの節目になっているのかが見えてきます。

  • ザ・ぼんち:新人賞から大賞へ進み、長い活動期間を経て大賞を再受賞。
  • 銀シャリ:新人賞、奨励賞、大賞を順番に獲得。
  • 笑い飯:新人賞、奨励賞を経て大賞を複数回受賞。
  • オール阪神・巨人:新人賞から大賞4回という歴代最多の実績。
  • ダウンタウン:1986年の新人奨励賞、1987年の奨励賞、1989年の大賞と、若手時代から段階的に評価を高めた。

このような受賞歴を見比べると、上方漫才大賞は一度の受賞だけでなく、長い芸歴の中で積み重ねられる評価を確認できる記録でもあります。

【賞の仕組みと違い】新人賞・奨励賞の選考方法と上方漫才協会大賞を比較

上方漫才大賞を調べると、賞の名称が似ている「上方漫才協会大賞」と混同するケースがあります。また、歴代受賞者一覧を読む際には、時代による選考方法の変更も知っておきたいところです。

上方漫才大賞の選考方法は時代によって変化

創設当初から現在まで、各賞の選考方法は一定ではありません。

特に大きな転換点となったのが、2015年の第50回です。それまでは新人賞を中心に当日のネタ披露による選考が行われていましたが、第50回からは奨励賞についてもノミネートされた芸人が当日に漫才を披露する方式へ変更されました。

2015年は奨励賞のノミネート制が導入された節目の年でもあり、一般投票なども取り入れられました。

2026年の第61回では、新人賞と奨励賞のそれぞれに5組がノミネートされ、当日の漫才披露を経て受賞者が決定しています。

2020年は新型コロナウイルスの影響で特別な開催形態に

歴代記録で注意したいのが、2020年の第55回です。

新型コロナウイルスの感染拡大により、予定されていた公開生放送が中止され、奨励賞と新人賞の選考も初めて取りやめとなりました。

ただし、大賞までなくなったわけではありません。大賞はシャンプーハットが受賞しています。

そのため、2020年の記録は「上方漫才大賞自体が完全中止」ではなく、「大賞は決定し、奨励賞と新人賞の選考が中止」と理解するのが正確です。

上方漫才大賞と上方漫才協会大賞の違い

名前が似ている2つの賞ですが、主催者や評価対象、開催目的は異なります。

上方漫才大賞は、ラジオ大阪と関西テレビ放送が主催する歴史ある賞です。一方、上方漫才協会大賞は、上方漫才協会と吉本興業が主催する賞で、劇場を中心とした若手漫才師の活動や成長を支援する性格を持っています。

  • 上方漫才大賞:1966年創設。上方漫才界全体の年間活動を顕彰する賞。
  • 上方漫才協会大賞:2016年に第1回を開催。若手漫才師や劇場での活動、上方漫才への貢献などを評価する賞。

2026年の開催結果を見ると、両者の違いがよく分かります。

1月12日に開催された第11回上方漫才協会大賞では、エバースが大賞を受賞しました。一方、4月7日の第61回上方漫才大賞ではザ・ぼんちが大賞に選ばれています。

つまり、同じ2026年に「大賞」という名称の賞を異なるコンビが受賞しているのです。これは矛盾ではなく、別々の主催団体が異なる基準で選考しているためです。

上方漫才協会の公式発表によると、2026年の協会大賞では大阪と東京の計47組が大賞候補に選出され、年間の活躍や上方漫才への貢献などを審査会で評価しました。

2つの賞を比較するときの判断基準

  • 歴史ある上方漫才の年間功績を調べたい:上方漫才大賞。
  • 若手芸人や劇場での活動を知りたい:上方漫才協会大賞。
  • 2026年の大賞受賞者を調べたい:どちらの賞なのか、開催回と主催者を確認する。

特に検索結果では「上方漫才大賞」と「上方漫才協会大賞」が近い位置に表示されることがあります。賞の正式名称を確認してから受賞歴を比較すると、情報を取り違えずに済みます。

【上方漫才大賞の歴史を読むポイント】歴代記録から分かる3つの特徴

1. ベテランと若手を同じ賞の枠組みで評価している

上方漫才大賞の特徴は、芸歴の長い漫才師と若手芸人が、同じ大会の中でそれぞれ評価されることです。

大賞では長年の活動や年間の実績が評価され、新人賞ではこれからの活躍が期待される芸人が選ばれます。

2026年のザ・ぼんち、金属バット、ぐろうという組み合わせは、この仕組みを象徴しています。

2. 受賞歴を追うと漫才師の成長が分かる

銀シャリや笑い飯のように、新人賞から奨励賞、大賞へと進んだコンビの記録は、受賞歴を時系列で見る面白さを教えてくれます。

一方、オール阪神・巨人のように、長年にわたって大賞を獲得するコンビもいます。

この違いは、同賞が若手の登竜門としてだけでなく、ベテランの実績をたたえる場としても機能していることを示しています。

3. 関西の漫才文化を記録する歴史資料でもある

1966年の第1回から2026年の第61回まで、受賞者の顔ぶれは時代とともに移り変わってきました。

昭和の名人芸から、1980年代の漫才ブーム、1990年代の新世代、2000年代以降のテレビ・劇場を横断する人気コンビ、そして現在の若手まで、上方漫才の変遷を受賞記録から読み取れます。

単にその年の受賞者を確認するだけでなく、どの世代がどのような順序で評価されたかを追うことで、関西のお笑い文化の流れを理解しやすくなります。

【上方漫才大賞の歴代】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:上方漫才大賞の第1回はいつ開催されましたか?
A1:1966年です。ラジオ大阪が上方漫才の育成と顕彰を目的に創設しました。2026年には第61回を迎えています。

Q2:上方漫才大賞の歴代で最も多く大賞を受賞したのは誰ですか?
A2:オール阪神・巨人です。1982年、1983年、1985年、2016年の合計4回、大賞を受賞しています。

Q3:2026年の第61回上方漫才大賞の受賞者は誰ですか?
A3:大賞はザ・ぼんち、奨励賞は金属バット、新人賞はぐろうです。2026年4月7日に発表されました。

Q4:ザ・ぼんちは何年ぶりに大賞を受賞しましたか?
A4:45年ぶりです。1981年の第16回で初めて大賞を受賞し、2026年の第61回で2度目の大賞を獲得しました。1979年には新人賞も受賞しています。

Q5:上方漫才大賞の新人賞は芸歴何年までが対象ですか?
A5:2026年の新人賞は芸歴10年目までが対象です。第61回では愛凛冴、ぐろう、三遊間、生姜猫、例えば炎の5組がノミネートされました。

Q6:2025年の上方漫才大賞は誰が受賞しましたか?
A6:第60回の大賞は銀シャリ、奨励賞はヘンダーソン、新人賞は豪快キャプテンです。銀シャリは2011年の新人賞、2016年の奨励賞に続く大賞獲得で、3部門を制覇しました。

Q7:2024年の上方漫才大賞は誰が受賞しましたか?
A7:第59回の大賞は笑い飯、奨励賞は見取り図、新人賞は天才ピアニストです。笑い飯は2014年に続いて2度目の大賞受賞となりました。

Q8:上方漫才大賞と上方漫才協会大賞は同じ賞ですか?
A8:別の賞です。上方漫才大賞はラジオ大阪と関西テレビ放送が主催し、1966年に創設されました。上方漫才協会大賞は上方漫才協会と吉本興業が主催し、若手漫才師や劇場での活動などに重点を置いています。

まとめ:上方漫才大賞の歴代受賞者から見る関西漫才の現在と未来

上方漫才大賞は、1966年の第1回から2026年の第61回まで、長きにわたって関西の漫才文化を支えてきた歴史ある賞です。

歴代大賞には、かしまし娘、夢路いとし・喜味こいし、横山やすし・西川きよし、ダウンタウン、オール阪神・巨人、中川家、千鳥、笑い飯など、時代を代表する漫才師が名を連ねています。

2026年の最新結果では、ザ・ぼんちが45年ぶり2度目の大賞を受賞。金属バットが奨励賞、ぐろうが新人賞を獲得しました。ベテランの再評価と、新しい世代の台頭が同時に実現した大会となりました。

また、銀シャリの3部門制覇や笑い飯の複数回受賞、オール阪神・巨人の大賞4回という記録からは、上方漫才大賞が一時的な人気だけでなく、継続的な芸の研鑽や活動を評価してきたことが分かります。

今後の受賞者を追う際には、大賞だけでなく奨励賞や新人賞にも注目すると、次世代のスター候補を早い段階で見つけられます。第62回以降、どのコンビが歴史に新たな名前を刻むのか。上方漫才の伝統と進化を映し出す賞として、これからの展開にも期待が集まります。

【プロの結論】上方漫才大賞の歴代記録を理解するうえで大切なのは、受賞者の名前だけでなく、新人賞から奨励賞、大賞へと続く評価の流れを見ることです。過去の名コンビの実績を知り、現在の若手の受賞を追うことで、関西漫才の歴史と未来を一緒に楽しめます。