【いらすとやクイズとは?】定番からマニアックな画像当てまで楽しめる理由

目次

いらすとやクイズとは、フリー素材サイト「いらすとや」に掲載されているイラストを使い、描かれた対象や状況、言葉の意味を推理する遊びです。単純な絵合わせだけでなく、複数の素材を組み合わせて熟語や慣用句、作品名などを連想する形式もあります。

素材を提供しているのは、イラストレーターのみふねたかし氏が運営する「いらすとや」です。公式サイトには、人物、食べ物、動物、職業、医療、学校、科学、インターネットなど、多彩なカテゴリーが用意されています。

このジャンルが面白いのは、誰もが知っているような親しみやすい絵柄と、題材の意外性にギャップがあることです。見た目は簡単でも、何を表現しているかを考え始めると、意外に答えが出てこない問題もあります。

いらすとやクイズにはどんな種類がある?

いらすとやクイズ

代表的な出題形式は、大きく分けて次の4種類です。

  • イラスト当てクイズ:1枚の絵を見て、描かれている物や人物、行動を当てる形式。
  • 組み合わせクイズ:複数のイラストから共通する言葉や意味を導き出す形式。
  • 言葉遊びクイズ:ことわざ、慣用句、熟語、ダジャレなどを絵から推理する形式。
  • 作品・タイトル当てクイズ:映画、アニメ、漫画、音楽などの特徴的な要素から作品名を当てる形式。

特に難易度が高いのは、絵をそのまま説明するのではなく、抽象的な意味を表現する問題です。例えば、白いハートのイラストから心の状態を連想するような問題では、絵の形だけでなく日本語の慣用表現を知っているかどうかも正解を左右します。

普通の画像クイズと何が違う?

一般的な画像クイズは、物の名前や種類を正確に認識することが中心です。一方、いらすとやクイズでは、イラストが何を象徴しているのか、なぜその構図になっているのかまで考える必要があります。

つまり、観察力に加えて語彙力、連想力、一般常識が試されるゲームです。子どもは身近な物の名前を覚える練習として、大人は言葉の知識を使う脳トレとして楽しめます。

【初級・中級・上級】いらすとやクイズの問題と答えに挑戦!

ここからは、難易度別に問題を紹介します。実際のイラスト画像を転載するのではなく、いらすとやの素材を使った画像当てクイズを想定した文章形式の出題例です。答えを見る前に、頭の中で絵を思い浮かべてみてください。

初級編:まずは絵をそのまま読み取ろう

初級問題は、イラストに描かれた物や行動を素直に考えるのがポイントです。難しい知識は必要ありません。

第1問:雨の日に使う道具

ヒント:人が片手で持っています。開くと大きな布が広がり、雨から体を守ります。

答え:傘

解説:雨の日に使う代表的な道具です。人物が持っている物の形や用途を観察すれば、すぐに正解できます。

第2問:黄色くて酸っぱい果物

ヒント:黄色い皮を持ち、切ると断面に複数の房があります。飲み物や料理にも使われます。

答え:レモン

解説:色、形、食べ方の3つが判断材料です。果物のイラストでは、色だけでなく断面の特徴も確認しましょう。

第3問:仕事で文字を書く道具

ヒント:細長い形で、先端を紙に当てると文字や線が描けます。

答え:鉛筆

解説:ペンやマーカーと間違えやすい問題です。先端の形や消しゴムの有無など、細かな違いが見分け方になります。

中級編:複数のイラストから意味を推理する

中級からは、絵の組み合わせに注目します。1枚ずつの意味を考えるだけではなく、全体として成立する言葉を探すのがコツです。

第4問:猫と、たくさんの手が描かれたイラスト

ヒント:忙しくて人手が足りないときに使われる慣用句です。

答え:猫の手も借りたい

解説:猫は本来、仕事を手伝う動物ではありません。それでも手を借りたいほど忙しいという状況を表現しています。

第5問:木の上にいる猿と、落ちてしまった猿

ヒント:得意なことでも失敗する場合がある、という意味のことわざです。

答え:猿も木から落ちる

解説:その道の達人であっても、時には失敗することを表します。猿と木の関係を理解すれば答えにたどり着けます。

第6問:熱い石の上に座る人と、カレンダー

ヒント:物事を辛抱強く続けることの大切さを表すことわざです。

答え:石の上にも三年

解説:石の上に長く座り続ける様子から、忍耐や継続を連想する問題です。数字の3が描かれていれば、さらに分かりやすくなります。

上級編:比喩やマニアックな表現を見抜こう

上級問題では、絵に描かれた物をそのまま答えると不正解になることがあります。物の状態や人物の感情、言葉の裏側にある意味まで考える必要があります。

第7問:目の前に大きな鱗が落ちている人

ヒント:それまで分からなかったことが、突然理解できたときの表現です。

答え:目から鱗が落ちる

解説:実際に目から鱗が落ちるわけではありません。思い込みが解けて、物事の本質が分かることを表す慣用句です。

第8問:頭を隠しているのに、お尻が見えている動物

ヒント:自分では隠れたつもりでも、肝心な部分が見えてしまっています。

答え:頭隠して尻隠さず

解説:欠点や都合の悪い部分を隠そうとしても、隠しきれていない状態を表します。全体の構図が重要な問題です。

第9問:豆腐と、傷ついたように震えるハート

ヒント:精神的に傷つきやすい人を表す俗語です。

答え:豆腐メンタル

解説:豆腐の柔らかく崩れやすい性質と、心の弱さを結びつけています。食べ物の特徴を人の性格に置き換える発想がポイントです。

これらは記事用に構成した出題例です。実際の素材の組み合わせや構図によって、難易度は変わります。

【実際の難問を検証】QuizKnockも苦戦したいらすとやクイズの答え

いらすとやクイズの難しさを示す実例として知られるのが、クイズを専門とする知識集団「QuizKnock」の挑戦企画です。

BuzzFeed Japanが紹介したYouTube企画では、河村拓哉さんが司会を務め、伊沢拓司さん、こうちゃん、とむさん、須貝駿貴さんが参加。いらすとやのイラストを見て、その題材を当てる全20問のクイズに挑戦しました。

出題ルールには、漢字の文字数を三角形、ひらがな・カタカナの文字数を丸で示すヒントも使われていました。つまり、絵の意味だけでなく、答えの文字数まで手がかりにできる形式です。

QuizKnockの実例3問と正解一覧

紹介記事で取り上げられた3問は、どれもイラストの見た目から答えを推測するのが難しい問題でした。

問題 イラストの特徴 正解 難しさのポイント
第1問 透明な筒の中に二層の液体 水と油 液体が分離する性質を連想する
第2問 馬の周囲にお金を差し出す複数の手 一口馬主 競馬ではなく共同所有の仕組みを理解する
第3問 震えているような白いハート 豆腐メンタル 食べ物の性質を精神状態に置き換える

第1問では、須貝さんが「HIKAKINのかき氷」と回答した一方、伊沢さんととむさんは正解。こうちゃんは時間切れとなりました。正解は「水と油」です。

第2問では、馬の周囲に6本の手がお金を差し出すイラストが登場。伊沢さんは「一番人気」、須貝さんは「公営競技」と推測しましたが、どちらも不正解でした。ヒントとして示されたのは、大勢で少しずつ資金を出し合い、競走馬の持ち主になる仕組みです。正解は「一口馬主」でした。

第3問は、白いハートが震えているようなイラスト。須貝さんは「ガラスのハート」と答えましたが、正解は「豆腐メンタル」。こうちゃんととむさんも早々にパスを希望した問題でした。

この3問が示しているのは、イラストの見た目を説明するだけでは正解できないということです。第2問なら競馬の知識、第3問なら日本語の俗語を知っているかどうかが鍵になります。

紹介された動画は全20問で、須貝さんは正解数が17問を超えたらテレビに出たほうがいいという趣旨のコメントで締めくくっています。クイズの専門家でも簡単には解けないという点が、この企画の見どころです。

BuzzFeed Japanの記事では、視聴者からも難易度の高さやイラストのバリエーションを楽しむ反応が紹介されていました。単なる知識勝負ではなく、発想の意外性そのものが盛り上がりにつながっています。

この企画から分かるのは、マニアックなイラストほど、答えを知った後の納得感が強いということです。最初は全く分からなくても、正解を聞くと「確かにそう見える」と感じられる点が、いらすとやクイズの魅力です。

【難問を解くコツ】いらすとやクイズのヒントと見分け方5選

難しい問題に出会ったとき、やみくもに答えを考えてもなかなか正解にはたどり着けません。大切なのは、イラストをいくつかの要素に分解して考えることです。

1. まずは絵に描かれている物をすべて挙げる

最初に確認するのは、人物、動物、道具、背景、色、動作です。

例えば、馬のイラストなら、馬そのものだけを見るのではなく、周囲にいる人物の数、手に持っている物、馬との距離にも注目します。こうした細部が、競馬や乗馬、牧場といった複数の候補を絞り込む材料になります。

2. 人物の表情やポーズを見逃さない

同じ人物のイラストでも、笑っているのか、困っているのか、驚いているのかによって意味が変わります。

特に感情を表す問題では、顔の表情だけでなく、手の位置や体の向きも確認しましょう。頭を抱える人物なら悩みや失敗、胸に手を当てる人物なら感動や安心など、動作から意味を連想できます。

3. イラストを組み合わせて慣用句を探す

複数の素材が並んでいる場合、それぞれの名前を単純につなげるだけではなく、ことわざや慣用句として成立するかを考えます。

例えば、猫と手の組み合わせなら「猫の手も借りたい」、猿と木なら「猿も木から落ちる」という具合です。

絵に描かれた対象が、そのまま答えに使われるとは限りません。意味を置き換える発想が大切です。

4. 文字数のヒントを活用する

QuizKnockの企画でも使われたように、答えの文字数が分かる形式なら、候補をかなり絞り込めます。

例えば、漢字2文字とひらがな3文字のように区切られている場合、まず文字の構成から考える方法があります。

注意したいのは、漢字と読み仮名の数を混同しないことです。出題ルールを確認し、漢字表記なのか、読み方なのかを整理してから推理しましょう。

5. 正解を一つに決めつけず、別の解釈も考える

難問では、一つのイラストから複数の答えが浮かぶことがあります。

例えば、震えるハートを見たときに「ガラスのハート」と考えるのは自然です。しかし、豆腐の柔らかさや崩れやすさを連想すれば「豆腐メンタル」という別の答えも見えてきます。

最初の答えが合わなかったら、別の比喩表現や俗語、専門用語を考えてみましょう。正解を急ぐより、候補を広げてから絞る方が効果的です。

マニアックなイラストほど、知識の幅が試される

いらすとやには、日常生活の題材だけでなく、医療、科学、IT、仕事、社会制度などの専門的なカテゴリーもあります。

こうした素材を使った問題では、一般常識だけでは解けない場合があります。専門用語や業界特有の仕組みを知っている人ほど有利になることもあります。

難問を解く際は、絵の細部を観察する力と、幅広い言葉の知識を組み合わせることがポイントです。

【無料で作れる?】いらすとやクイズの作り方と著作権・利用規約

自分で問題を作って友人や家族と遊びたい場合、いらすとやの素材を使ってオリジナルクイズを構成する方法があります。

ただし、無料素材だからといって、どのような方法でも自由に配布・販売できるわけではありません。公式サイトの利用規定とよくある質問には、使用点数や商用利用、再配布について具体的な条件が記載されています。

いらすとやクイズを作る基本的な手順

STEP1:クイズのテーマを決める

最初に、何を当ててもらうのかを決めます。例えば、ことわざ、日用品、動物、食べ物、職業、映画のジャンルなどです。テーマを絞ると、問題の難易度を調整しやすくなります。

STEP2:公式サイトで素材を探す

テーマが決まったら、いらすとやのカテゴリーや検索機能を使って候補を探します。人物や動物だけでなく、道具、表情、背景なども組み合わせると、出題の幅が広がります。

STEP3:答えが成立する組み合わせを考える

素材を集めたら、第三者が見ても答えにたどり着けるかを確認します。出題者にしか分からない連想では、クイズとして成立しにくくなります。

例えば「猫の手も借りたい」を出題するなら、猫と手だけでなく、忙しそうな人物や仕事の場面を加えることで、答えの方向性を伝えられます。

STEP4:ヒントと難易度を設定する

初級なら答えに直結するヒントを用意し、上級なら少し抽象的なヒントにします。文字数を提示する方法も有効です。

STEP5:答え合わせ用の解説を用意する

正解の言葉だけでなく、なぜその答えになるのかを説明しましょう。特に慣用句や専門用語の問題では、言葉の意味まで紹介すると学びのあるクイズになります。

いらすとやの素材は本当に無料?

公式サイトの「ご利用について」によると、掲載素材は規約の範囲内であれば、個人・法人、商用・非商用を問わず無料で利用できます。ただし、著作権は放棄されていません。著作権者はみふねたかし氏です。

特に注意したいのが商用利用の条件です。公式FAQでは、一般的な商用制作物について、1つの制作物につき20点まで無料と説明されています。21点以上を使う商用デザインは有償対応となり、公式サイトには1点につき1,100円(税込)の利用料目安が記載されています。

一方、非商用目的であれば点数制限なく利用できます。ただし、素材そのものをコンテンツの中心にして配布したり、素材集として再配布したりすることは認められていません。

クイズ動画やSNSへの投稿で注意すること

公式FAQでは、YouTube動画について、サムネイルを含めて1動画20点以内での利用が認められています。収益化していない非営利の投稿などには例外もあります。

また、SNSや画像投稿サイトについても、素材をそのまま配布するのではなく、サイトの紹介として2~3点をプレビュー掲載することは認められています。

したがって、クイズを作成して公開する場合には、画像の枚数だけでなく、広告や収益の有無、公開方法、コンテンツにおけるイラストの位置付けも確認する必要があります。

特に、いらすとやの画像を大量に並べた問題集を、そのまま素材集のように配布する形式は避けるべきです。商用メディアや広告付きのクイズサイトで利用する場合は、公式規約の該当条件を確認してから制作しましょう。

なお、公式サイトは規約が予告なく変更される場合があると案内しています。2026年に新しいクイズ企画を公開する場合も、制作時点の利用規定を確認することが大切です。

【よくある質問】いらすとやクイズの問題・答え・遊び方について

Q1:いらすとやクイズとは何ですか?
A1:いらすとやのイラストを見て、描かれた物や状況、ことわざ、慣用句などを当てる画像クイズです。1枚の絵を読み取る形式から、複数の絵を組み合わせる難問まであります。

Q2:いらすとやクイズの難問にはどんなものがありますか?
A2:比喩表現や専門用語を使った問題が代表的です。QuizKnockの企画では「水と油」「一口馬主」「豆腐メンタル」が出題され、クイズに詳しいメンバーも苦戦しました。

Q3:いらすとやクイズは無料で遊べますか?
A3:個人で楽しむためのクイズは、公式素材の利用規約を守れば無料で作成できます。ただし、商用利用には点数制限があり、素材の再配布や販売は認められていません。

Q4:いらすとやクイズの答えが分からないときはどうすればいいですか?
A4:まず人物の表情、持っている道具、背景、イラストの組み合わせを確認しましょう。ことわざや慣用句、専門用語を候補に加えると、意外な正解が見つかることがあります。

Q5:いらすとやクイズは自分でも作れますか?
A5:作れます。公式サイトから利用条件に合った素材を探し、テーマや答えを決めて組み合わせます。ヒントと解説を付けると、初級者から上級者まで楽しめる問題集になります。

まとめ:いらすとやクイズは観察力と発想力で楽しむ画像ゲーム

いらすとやクイズの魅力は、親しみやすいイラストの中に、意外な意味や発想が隠されていることです。簡単な物当てから、ことわざ、慣用句、専門用語を使った難問まで、幅広いレベルで楽しめます。

QuizKnockの挑戦企画で取り上げられた「水と油」「一口馬主」「豆腐メンタル」は、絵を見たときの第一印象だけでは正解にたどり着けない好例です。イラストを細かく観察し、言葉の意味や背景知識と結びつけることで、難問を解く面白さが生まれます。

初めて挑戦するなら、まずは日用品や動物などの初級問題から始め、慣れてきたら慣用句やマニアックな題材に進むのがおすすめです。友人や家族と答えを競い合えば、正解したときの達成感も大きくなります。

自分で問題を作る場合は、公式素材の利用規約を守りながら、誰でも推理できるヒントと納得できる答えを用意することが大切です。絵の見方を少し変えるだけで、いつものイラストが奥深いクイズに変わります。

参考資料: いらすとや公式「ご利用について」「よくあるご質問」、BuzzFeed Japan「クイズ王からの挑戦状! “いらすとや”の画像でクイズをしたら」。