アナザーアギトは木野薫なのか?ジオウ第31・32話の正体と増殖能力・撃破条件を徹底解説

目次

「仮面ライダージオウ」に登場するアナザーアギトは、2001年放送の「仮面ライダーアギト」に登場した木野薫のアナザーアギトと同じ存在なのか。この疑問を解く鍵は、2019年4月に放送された第31話・第32話にある。

実は、ジオウ版のアナザーアギトは木野薫本人ではない。タイムジャッカーのスウォルツがアナザーアギトウォッチを使って生み出した怪人であり、襲った人間を次々と同じ姿に変える増殖能力を持っている。G3ユニットを襲撃した理由や、津上翔一との関係、アギトの力を取り戻すための戦いにも注目したい。

この記事では、東映の「仮面ライダーWEB」公式エピソード解説と仮面ライダー図鑑の情報をもとに、ジオウ版と原作版の違い、変身者の正体、アナザーアギトウォッチの仕組み、そして撃破の鍵まで詳しく解説する。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

- アナザーアギトは第31話「2001: めざめろ、そのアギト!」で初登場し、第32話まで続くアギト編の中心的な敵として描かれた。
- ジオウ版はスウォルツが生み出した怪人で、木野薫とは別の存在。変身者は特定の一人ではなく、G3装着者や一般市民などが含まれる。
- 人間を襲って同じ姿に変える増殖能力を持ち、アナザーアギトの軍団を形成する。
- 増殖を止める鍵は、奪われたアギトの力を取り戻すこと。アギトライドウォッチの奪還が決戦の重要なポイントとなった。
- 津上翔一の再登場によって、2001年の「仮面ライダーアギト」と2019年の「仮面ライダージオウ」が物語上でつながった。

【1】ジオウのアナザーアギトは木野薫と同じ存在なのか?

アナザーアギトジオウ

最初に押さえておきたいのは、同じ「アナザーアギト」という名称でも、2001年の原作版と2019年のジオウ版では設定が異なるという点だ。

原作「仮面ライダーアギト」に登場する仮面ライダーアナザーアギトは、医師だった木野薫が変身する仮面ライダーである。一方、「仮面ライダージオウ」のアナザーアギトは、アナザーライダーと呼ばれる怪人の一種として登場する。

見た目や名前には明確なつながりがあるものの、変身者も誕生の経緯も異なる。

原作版は木野薫が変身する仮面ライダー

2001年放送の「仮面ライダーアギト」で木野薫が初登場したのは、第35話「謎の救世主」。仮面ライダーアナザーアギトとしての初登場は、第36話「4人目の男」である。

木野薫を演じたのは菊池隆則。

東映の仮面ライダー図鑑によると、木野は優秀な医師だったが、冬山での遭難によって右腕を失い、弟・木野雅人の右腕を移植された人物だ。

医師免許を失った後も、闇医者として患者を救い続けていた。しかし、アギトの力に目覚めたことで、その精神には大きな変化が生じる。

自分だけがアギトであればよいという考えに傾き、津上翔一や葦原涼らと対立するようになった。

つまり、原作版のアナザーアギトは、木野薫という一人の人間の葛藤や信念を背負ったライダーなのである。

ジオウ版はスウォルツが生み出した怪人

対してジオウ版は、木野薫が再び変身した姿ではない。

東映公式の仮面ライダー図鑑では、ジオウ版について「アナザーライダー」と分類され、変身者は不明とされている。G3装着者や一般市民などが変貌する仕組みだ。

さらに、東映公式の第32話振り返りでは、スウォルツがアナザーアギトウォッチによって生み出した怪人と説明されている。

ここが両者を区別する最大のポイントである。

原作版は木野薫という個人の物語を持つ仮面ライダー。ジオウ版は複数の人間を巻き込みながら増殖するアナザーライダーだ。

名前が同じだからといって、同一人物と判断することはできない。

【2】アナザーアギトの登場回は第31話・第32話!登場経緯を時系列で整理

ジオウ版のアナザーアギトが登場するのは、第31話と第32話の2話にまたがるアギト編である。

どちらもタイトルに「2001」が含まれており、2001年に放送された原作「仮面ライダーアギト」へのオマージュが込められている。

第31話「2001: めざめろ、そのアギト!」

放送日は2019年4月14日。

物語の発端は、警視庁の特殊部隊G3ユニットがアナザーアギトに襲撃される事件だった。

当時のソウゴは、オーマジオウに対抗するため、残る仮面ライダーのライドウォッチを集めようとしていた。

その調査の過程で、G3ユニットがアナザーライダーに襲われていることを知る。

現場に駆けつけたソウゴたちはアナザーアギトと戦うが、ここで予想外の能力が明らかになる。

アナザーアギトに攻撃されたG3の装着者が、別のアナザーアギトに変貌したのである。

さらに別の隊員も襲われ、次々と同じ姿の怪人が生まれていく。

その様子を見ていたスウォルツは、次の言葉を口にする。

「アギトはひとりじゃない」

この発言は、ジオウ版アナザーアギトの増殖能力を象徴するものだ。

また、第31話ではツクヨミの時間停止能力が初めて表面化する。スウォルツは彼女の異変にも注目しており、アナザーアギトによる襲撃事件は、単なるライドウォッチ争奪戦にとどまらない展開へと進んでいく。

第32話「2001: アンノウンなキオク」

放送日は2019年4月21日。

第32話では、アギト本人である津上翔一が登場する。

G3ユニットの襲撃を知った翔一は、かつてともに戦った仲間たちを助けるため日本へ戻っていた。

ソウゴたちも翔一と接触し、アナザーアギトの事件に立ち向かっていく。

しかし、ここでスウォルツたちの本当の狙いが明らかになる。

それはアギトをおびき寄せ、仮面ライダーの力を奪うことだった。

ウールはアナザーアギトウォッチを使って翔一のアギトの力を吸収。さらに、変化したアギトライドウォッチをアナザーアギトに埋め込む。

すると、その個体は仮面ライダーアギトのグランドフォームと同じ姿へと変貌した。

その後、アギトの力を取り戻すため、ソウゴたちは増殖したアナザーアギトの軍団との決戦に挑むことになる。

第31話・第32話の時系列一覧

時期・話数 出来事 物語上の意味
2001年9月30日 原作第35話で木野薫が初登場 原作版の人物像が描かれる
2001年10月7日 原作第36話で仮面ライダーアナザーアギトが登場 木野薫の変身した姿が明らかになる
2019年4月14日 ジオウ第31話「2001: めざめろ、そのアギト!」 アナザーアギトがG3ユニットを襲撃し、増殖能力を披露
2019年4月14日 第31話後半 スウォルツの策略と翔一の帰国が描かれる
2019年4月21日 ジオウ第32話「2001: アンノウンなキオク」 アナザーアギトウォッチによるアギトの力の吸収
2019年4月21日 第32話終盤 アギトの力を取り戻し、アナザーアギト軍団を撃破

この2話は、原作の懐かしい登場人物を再登場させるだけでなく、アギトという作品のテーマをジオウの物語に組み込んだエピソードでもある。

【3】アナザーアギトの正体と変身者は誰?スウォルツとウールの関係

アナザーアギトの正体を考えるうえで重要なのが、スウォルツとウールの役割分担である。

スウォルツが生み出したアナザーライダー

スウォルツはタイムジャッカーの一人で、仮面ライダーの力を利用した計画を進めていた人物だ。

第31話ではアナザーアギトを使ってG3ユニットを襲撃し、翔一を戦いに引き込むための状況を作り出している。

第32話の公式振り返りでは、アナザーアギトはスウォルツがアナザーアギトウォッチで生み出した怪人と明記されている。

つまり、物語上の発生源はスウォルツにある。

ウールはウォッチを使ってアギトの力を奪う

一方、ウールは第32話でアナザーアギトウォッチを使い、翔一からアギトの力を吸収する役割を担った。

ここで重要なのは、アナザーアギトを生み出すことと、アギトの力を奪うことは、物語上で段階の異なる出来事だという点だ。

ウールがアギトの力を吸収すると、アナザーアギトウォッチはアギトライドウォッチへと変化する。

さらに、そのアギトライドウォッチをアナザーアギトに埋め込むことで、グランドフォームに似た姿の新たな強化個体が誕生した。

変身者は一人ではない

ジオウ版の変身者については、東映公式の仮面ライダー図鑑に明確な説明がある。

変身者は不明であり、G3装着者や一般市民などが対象となっている。

したがって、特定の人物がアナザーアギトの正体というわけではない。

第31話ではG3の隊員が攻撃されてアナザーアギトへ変貌し、第32話では一般市民も次々と同じ姿になっていく。

これは木野薫が一人で変身する原作版との決定的な違いである。

【4】アナザーアギトウォッチと増殖能力の仕組みを解説

ジオウ版のアナザーアギトが厄介な敵として描かれた理由は、通常のアナザーライダーとは異なる増殖能力にある。

アナザーアギトウォッチとは?

東映の仮面ライダー図鑑によると、アナザーアギトウォッチは「仮面ライダーアギト」の力を宿したアナザーウォッチだ。

使用者、あるいはウォッチを埋め込まれた対象者をアナザーアギトに変身させることができる。

主な使用対象として、G3装着者や一般市民などが挙げられている。

このアイテムの存在によって、アナザーアギトは特定の変身者に依存しない怪人として機能する。

人間を襲うことで増殖する

ジオウ版の最も特徴的な能力は、人間を襲い、自分と同じ姿に変えてしまうことだ。

その仕組みは第31話で具体的に描かれている。

1. アナザーアギトがG3ユニットの隊員を襲う。
2. 攻撃された隊員がアナザーアギトへ変貌する。
3. 新たな個体が別の人間を襲う。
4. 同じ姿のアナザーアギトが次々と増えていく。

第32話では一般市民も巻き込まれ、街中にアナザーアギトの集団が出現する。

単純に一体ずつ倒しても、新たな個体が生まれてしまうため、通常の戦闘では根本的な解決にならない。

原作版にはない集団戦という特徴

原作版のアナザーアギトは、木野薫という一人の人物が圧倒的な戦闘能力を発揮する存在だった。

それに対してジオウ版は、数を増やして相手を圧倒する集団型の怪人として設計されている。

東映公式の第32話振り返りでは、ジオウ版は仮面ライダーアギトのようなフォームチェンジはできないものの、フレイムセイバーやストームハルバート、シャイニングカリバーに相当する武器を生み出すことができると説明されている。

単に数が多いだけではなく、アギトを連想させる戦闘能力も備えているのだ。

【5】アナザーアギトの撃破条件は?第32話の決戦から読み解く攻略の鍵

アナザーアギトについて検索すると、「何度倒しても復活する」「どうすれば撃破できるのか」という疑問が多く見られる。

東映公式の怪人図鑑にも、一定の条件下で撃破しないかぎり何度でも復活するという特徴が記載されている。

では、その条件とは何なのか。

個体を倒すだけでは増殖を止められない

第32話では、ソウゴとゲイツがそれぞれ変身してアナザーアギトの軍団に対抗する。

しかし、いくら倒しても襲われた人間が新たなアナザーアギトへ変わってしまう。

つまり、目の前にいる個体を倒すだけでは、増殖の根本原因を取り除けない。

ここでソウゴたちがたどり着いた答えは、奪われたアギトの力を取り戻すことだった。

アギトライドウォッチの奪還が突破口になる

第32話の決戦では、ウールがアギトの力を利用してアナザーアギトを強化していた。

そのため、ソウゴたちはアギトの力を宿した個体を標的にする。

津上翔一はG3を装着して戦いに加わり、ツクヨミは時間停止能力で援護する。

さらに、ゲイツリバイブ疾風とウォズ フューチャーリングシノビが高速連携によって敵の軍団を突破する。

そして、ジオウⅡの必殺の一撃によって、アギトの力を宿した個体を撃破。

その個体からアギトライドウォッチが現れ、翔一が受け取ることで、失われていた仮面ライダーの力が戻る。

撃破のポイントは3段階で理解できる

第32話の展開を整理すると、攻略の鍵は次の3段階に分けられる。

第一段階:増殖の原因を把握する。

アナザーアギトは人間を襲って仲間を増やす。個体数だけに注目していては、戦いを終わらせられない。

第二段階:アギトの力を取り戻す。

ウールによって奪われたアギトの力がアナザーアギトの強化に利用されている。ここを突破する必要がある。

第三段階:アギトライドウォッチを取り戻す。

強化された個体を撃破し、アギトライドウォッチを回収することで翔一の力が復活する。その後、アギトとジオウたちが協力して残りの軍団を撃破していく。

なお、東映公式図鑑の「一定の条件下」という説明は、すべての個体に適用できる単純な一撃必殺の弱点を示したものではない。第32話で描かれたのは、アギトの力を奪い返すことで増殖を止め、戦局を逆転させる攻略方法である。

この区別が、アナザーアギトの撃破条件を理解するうえで重要になる。

【6】津上翔一とG3ユニットが物語に与えた意味

アギト編の魅力は、アナザーアギトという敵の設定だけではない。

津上翔一の再登場とG3ユニットの存在によって、原作「仮面ライダーアギト」の世界観がジオウの物語に自然に接続されている。

津上翔一はアギトの力を持つ本人

津上翔一を演じたのは、原作と同じ賀集利樹。

第31話では海外修行中だったが、G3ユニットの襲撃事件を知って帰国する。

第32話ではソウゴたちと行動をともにし、アナザーアギトの事件を解決するために協力した。

翔一は、ツクヨミが自身の記憶や能力に悩んでいることにも気づく。

かつて自分も記憶を失い、アギトの力を持つことに戸惑っていた経験があるからだ。

彼は過去にとらわれるのではなく、自分らしく生きることの大切さをツクヨミに伝える。

このエピソードでは、アギトの力を奪い返す戦いと並行して、ツクヨミが自分自身を受け入れていく過程も描かれている。

G3ユニットは原作との重要な接点

G3ユニットは、原作「仮面ライダーアギト」に登場した警察側の戦闘部隊である。

ジオウでも、そのG3ユニットがアナザーアギトの最初の標的になる。

原作で仮面ライダーアギトとともに戦った組織が、今度はアナザーアギトによって襲撃されるという構図には、シリーズの歴史を踏まえた面白さがある。

第31・32話には、津上翔一だけでなく風谷真魚や尾室隆弘も登場する。

原作キャラクターを単なるゲスト出演に終わらせず、事件の当事者として再び物語に参加させている点も見逃せない。

ジオウトリニティとアギト トリニティフォームの共演

第32話のクライマックスでは、ジオウトリニティとアギト トリニティフォームが並び立つ。

ジオウトリニティはソウゴ、ゲイツ、ウォズの力を結集した姿。

アギト トリニティフォームは、グランドフォーム、ストームフォーム、フレイムフォームの3つの力を融合した姿だ。

両者が同じ戦場で共闘する場面は、アギト編を象徴する見どころとなった。

翔一は最後にアギトライドウォッチをソウゴに託す。

この行動によって、アナザーアギトをめぐる事件は解決するだけでなく、ソウゴがライドウォッチを集める物語にもつながっていく。

【7】アナザーアギトに関するよくある質問(FAQ)

Q1:ジオウのアナザーアギトの正体は木野薫ですか?

A1:いいえ。ジオウ版は木野薫とは別の存在です。スウォルツがアナザーアギトウォッチを使って生み出した怪人であり、G3装着者や一般市民などが襲われて同じ姿に変貌します。

Q2:アナザーアギトの登場回は何話ですか?

A2:初登場は第31話「2001: めざめろ、そのアギト!」です。第32話「2001: アンノウンなキオク」まで続く2話構成のエピソードで、津上翔一との共演や増殖能力の秘密が描かれます。

Q3:アナザーアギトを生み出したのは誰ですか?

A3:東映公式の第32話振り返りでは、スウォルツがアナザーアギトウォッチを使って生み出した怪人と説明されています。ウールは第32話でそのウォッチを使用し、翔一からアギトの力を奪いました。

Q4:アナザーアギトの変身者は誰ですか?

A4:特定の一人ではありません。東映公式図鑑では変身者不明とされ、G3装着者や一般市民などが変貌する設定です。

Q5:アナザーアギトの増殖能力はどのような仕組みですか?

A5:人間を襲い、自分と同じ姿に変える能力です。第31話ではG3ユニットの隊員が襲われて変貌し、第32話では一般市民も巻き込まれて大規模な軍団が形成されました。

Q6:アナザーアギトを倒すには何が必要ですか?

A6:第32話では、奪われたアギトの力を取り戻すことが増殖を止める鍵として描かれました。強化された個体を撃破し、アギトライドウォッチを回収したことで翔一の力が復活し、残るアナザーアギトの軍団も撃破されていきます。

Q7:原作のアナザーアギトとジオウ版は何が違いますか?

A7:原作版は木野薫が変身する一人の仮面ライダーです。ジオウ版はスウォルツが生み出したアナザーライダーで、複数の人間を同じ姿に変える増殖能力を持っています。名前と外見は共通していますが、設定や物語上の役割は異なります。

まとめ:アナザーアギトは原作とジオウをつなぐ重要な敵

「仮面ライダージオウ」のアナザーアギトは、2001年の原作に登場した木野薫と同一人物ではない。

スウォルツが生み出したアナザーライダーであり、アナザーアギトウォッチによって人間を次々と同じ姿に変える能力を持つ。

第31話「2001: めざめろ、そのアギト!」ではG3ユニットへの襲撃と増殖能力が明らかになり、第32話「2001: アンノウンなキオク」では津上翔一が再登場。ウールによるアギトの力の奪取、アギトライドウォッチの生成、そして増殖した軍団との決戦へと物語が進んだ。

特に重要なのは、アナザーアギトを倒すためには個体を減らすだけでなく、奪われたアギトの力を取り戻す必要があったことだ。

原作版が木野薫という一人の人間の葛藤を描いた存在だったのに対し、ジオウ版はアギトの力を利用した大量増殖型の敵として登場した。

この違いを理解すると、同じ名前と外見を持つ2種類のアナザーアギトが、なぜ異なる役割を担っているのかが見えてくる。

アギト編は、過去作品へのリスペクトとジオウ独自のストーリーを両立させたエピソードだ。2026年に改めて振り返っても、木野薫とジオウ版アナザーアギトの違い、津上翔一の再登場、そしてG3ユニットとの関係を押さえることで、その物語の奥行きをより深く楽しめる。

主な根拠資料:東映「仮面ライダーWEB」公式エピソード振り返り・仮面ライダー図鑑